《十五通目の手紙》


ここ数回の攻城戦で、いくつかの理由から別の場所で戦っていた皆さんと合流しました。


場所を別にしても、戦いで腕を磨いていたのは同じです。

わたしは新しい戦い方にも慣れて、以前よりは、体をうまく動かせるようになりました。


そんなこともあって自信をつけたわたしは、かねてよりもう一度、と思っていた、ルアさんとの手合わせをお願いすることにしました。

以前は、触れることすらできない始末でしたが、今度は、ちゃんと相手できるのではないかという、期待があったからです。




結論を書いてしまうと、わたしの考えは、甘すぎるものでした。

わたしが強さを磨いている間に、ルアさんは、さらに鋭く、強く腕を磨いていたのです。



ルアさんとわたしの、力量の差に、決して近づけないような、大きな隔たりを感じました。

わたしの直感は、はじめてルアさんを《きけんなもの》と認識したんです。



メルンテーゼでは、エンブリオたちとの契約が、契約者のもつ能力を飛躍的に、爆発的なまでに高めていきます。

それほどまでの早さで強くなる肉体に、精神はついていけるのでしょうか。

手合わせが終わると、ルアさんはすぐにいつもの優しい物腰に戻ってくれたけれど、わたしはどうしても不安を拭えませんでした。

淡々と親子の不仲を話すアムネジアに、オルガが気遣わしげな視線を向けている。

妙に人間型の男女のことに詳しいオルガである。

ひょっとしたら、その昔の自分という存在に嫉妬しているのかもしれません。

それならば、と気を取り直し。

すごい剣戟だった。わたしは基本ぶっ放しだからなーと自嘲気味に

おなじくみかんを食べながら緑茶を飲んで
みかんの皮がタワーのように積まれていっています

わたしも何か貯蔵できる物作って入れておくね。と
冷凍炎で高野豆腐とか作ってくるかも

ちびちびとおいしそうに呑むアムルちゃんの姿に惹かれたようです。
足下から全身ぽかぽか。

ノノから漂うカレーのニオイにつられてやってきたようです。

どうやら本気で褒めていたと思っていたようだ

出されたビーフカレーを頬張る。
…あっと言う間に食べ終わってしまった。

『異端』という言葉を聞き、首を振る。

そこで暫し考え込んでしまった。

　そういう事ではない（ぇ

薬じゃないけどねと、冗談とも真面目とも取れる口調で言うとにっこり笑い。

いまのいままで、ただのかわいらしい人間の女の子だとおもっていたようです。

ちょっと驚いてる様子でしたが、なんかアムルを見る目が変わった気がします。

男性との経験はありそうだが、さすがに出産とかはないらしい。

どうやら新鮮お野菜いくらでも分けてくれそうです、野菜ならなんでもあるよ！！

アムルちゃんだけくいくいと引き寄せて、ノノには聞こえないようにヒソヒソと耳に話します。

エシャロットのパーティは基本セイロンが食事を担当しておりカレーばかりらしい。
要約すると、なんかおいしいご飯作ってください。
カレー以外で。カレー以外で。大事なことなので二回なので。
ということである。

ネビュラは、かわいい親戚の子を見るような目つきになっている。

モノが何か言おうとしていたが、ネビュラに遮られた。

会話している春眠の輪郭が不意にぼやけ、ザザッとノイズが走る。
そして一瞬消えた……と思うと、数秒後にまた現れ、見た目もくっきりと元に戻る。