はいはい、シシカさんちゃんと合流できたんだから安心しておきましょうねー。

む、まだ途中なのだが。

俺っちツッコミはスピネルの分に集中したいんすから、はいはい。

……。

レオさんどーどー。なの。

…まーしかたないっす。この部隊で一番常識人なのは俺っちなんすから……。

……orz

あ、マリナさん。
マリナさんもこの一揆に来てたんだね、練習試合で見るまで気付かなかったよ

ふふ、ボクのこと覚えてるかな。姿は変わっちゃったけど…

うふふ、ふふ。
慌てなくとも、わたくしは逃げたり消えたりいたしませんのよ？
まずは順を追ってお話をいたしますわね。

名前と、外見と、そしてメルンテーゼに至る前の来歴。
確証とするにはお互い、伝聞情報しか当てになるものがないとはいえ——、
どうやら、わたくしの出会った“アヤノ”さんは、貴女の探し人で間違いなさそうですのね。

とはいえ、残念ながら、彼女の『今の居所』はわたくしにもわかりませんわ。
わたくしがアヤノさんと最後に逢ったのは優に一ヶ月は前のことになりますのよ。
それまでの間も、それほど頻繁に連絡を取り合っていたという程ではありませんし……

そうですわ、思い出しました！
アヤノさんには最初の頃、少々『お説教』をいただいてしまったのですけれど——くふふ。
そのあと、『反省と仲直り』のしるしに、特別な“人形”を交換し合いましたの。

わたくしが戴いた『子』は、何故かわたくしには“操れなくて”、大切にしまってあるのですけれど……

『わたくし用』ではない、ということは。もしかしたら……
同じ“魔術師”のマリナさんにならば、何か伝わることがあるかもしれませんわねぇ？

なるほどその手があったか…しかしえる君にまあゆ君は猫の姿だったり実体だったりした方が楽だとかはないかね？
車の利点はその乗り心地でリラックスすると言う面もあるから、楽な姿勢で乗れるといいのだが。

えるおねーさんがねこになったら、フロワラのおひさでおねんねしてもいいのよー。
そのときだけはフロワラがおねえさんなの、えっへん。

みゃうっ、なんかくすぐったいきがするの。けどだいじょうぶなの、いいこにしてれば、ぐったりすることはないの、なの。

んー…それなら、ちからさぎょうがひつようだから、すりつぶしたやくぞうをカプセルにまとめるやく、たのんでいいんだな？もじぐはのみやずぐする「えきじょうゼリー」あたりをづぐってもらうとか。

マリナさんがつくったおくすりなら、がんばってのむのー。

……まるでおでがつくるとのみたくないみたいな

そ、そんなことないの！

ん、わがってるんだな、あんしんするんだなフロワラ。
……さくせんりつあんか。んだな、どちらかというとせんとうりつあんのほうがとくいだったりはするんだけども、しんこうもけっこうさんこうになるいけんがおおいんだな。

なにせ私が突っ切ろうとするから、レッド君はそういう意味でもセーブをかける役割なのだよな。

ふむふむ…ああ、ラクベル君は元気にしているぞ。現在も異世界についての情報をやり取りしているところだ。
忙しいと言えば忙しいのだが……その。うん。部隊を率いる面では心配はないのだがな……。

あー、今話中なのだが。

あ、そうでしたか、いえなんか綺麗な人と話をしているような気がして。

うん、そういう直感はとりあえずおいておいてくれ。

らじゃー。

……ああうん、ラクベル君だ。この通信機は私たちの能力を変換して通信できるように作られているからお金は一切かからないが、ちょっとまあうん。うん。

…ふむ、「魔法」と「魔術」に違いがあるわけか…。
そしてあくまでも、「魔術師」であって、「魔法使い」ではない。
違いの分からぬ者からはどちらでもよさそうな気はするが…その違いに拘るあたり学者肌、といったところだな…。

しかしその扱いでは、魔法というものはあくまでも学問で、火を出したり海を割ったりと実際に変化させるものはすべて魔術、ということになるのだろうか。

……ほう。なるほど、フィールドワークを主としていたのか。なるほど、学者肌な雰囲気の割りに戦闘勘も鋭いと思っていたらそういうことか。
……異端ゆえに組織とそりがあわなかったと言うところだろうか…私がその、魔術統制なんとかと言う機構の上司なら、多少異端なくらいでは別方向から物事を見れる者として、手放したくはないものだが……うーむ…。

…そういえば。える君はどこかで聞いたことある気がするな。える君の主と言う者も。
……マジカルガーデン、とやらは初耳だが……まあ追々思い出した時にまた頼むとするか。

驚きましたわね…

うおー！すごいッスね！
オイラとおじょー様の会話だけでスイソクできるッスか！

まるで、えっと…「メイタンテー」みたいッス！

気に入りましたわ。貴女に少し興味がわきました。

そう…貴女は元々この世界の人…ではありませんのね。
その科学技術というのはどんなものかしら？

錬金術…と近いものでしたら、是非教えていただきたいですわね。

機械…というのは耳にはしますわね。
異世界での、魔法道具のようなもの…という知識ですけれど。

この世界でも動かすことは出来るのかしら…。

へええ。オイラみたいなヒトはいない世界なんスか……

あ！じゃあ、オイラがそっちの世界に遊びにいっちゃったら、
デンセツの生き物としてヒーローになれたりするんスかねっ？

いやー、そんなことになったら、オイラ照れちゃうッスね！！

…まったく、何を言っているのやら…

…でも、貴女の世界に興味があるのは、私も同じですわ。

　　魔法回路駆動
《 Entrainement Magic circuit.
　　魔力変換術式、正常稼動
　 Intervention chirurgicale de transformation magique, le fonctionnement normal. 》

マリナ、がんばるの。

やたらと多いが……ここは一つ『回避力下がる』効果をこっちで活かすってのはどうだ？

そうか貴様らが民を苦しめる敵か……。

ネイキッド・ブレイブ第三部隊隊長、シシカバブ・ダイバード、参る！！

このきゅうり、簡単に得られると思うなよ・・・？

このきゅうり、簡単に得られると思うなよ・・・？

いざ、尋常に勝負せよ・・・・・

貴方が望むのならば・・・・・

ふぅ、なんとか勝てたかな。みんな、怪我はない？

けがしてるひとはなおすの。

私の魅力に堪えられるわけがないだろう。甘いな……

ん？

悪は滅びる……いや、滅ぼさねばならぬのだ！！

先に行くぞ、……っと、良い感じの枝はっけ〜ん

あーはいはい行ってらっしゃい

来てよ！？

何かあるね。使えるものかな？

サテサテ、こいつは……

ごまだれー

ほう、役に立つものだといいが。

あれ、蓮華！？　キミもメルンテーゼに来てたんだ。

おっと、積もる話はあるけど後にしよう。まずは練習試合、だね。

　　魔法回路駆動
《 Entrainement Magic circuit.
　　魔力変換術式、正常稼動
　 Intervention chirurgicale de transformation magique, le fonctionnement normal. 》

……しりあいなの？

男は淡々と技を試すものさ

女だから女だから

流石に一揆をする仲間をガンガン轢いて行くわけにはいくまい、スピネル君きたまえ。

はいはーい。

私が呼んだのはスピネル君だ、君は下がっていたまえ。たまには他の者にも経験をつませねばな。

そんなー、いやまあ楽できるからいいっすけど。

なんだ茶番は終わったのか。ではいくとしよう。む。銃か。いまだ扱いに慣れぬが…。

操作は簡単、引き金を引くだけっす。

…。

どしたっす？

アウトじゃないかなと思うのだサガフ…

わーわーわー！！

さてさてー……
それじゃ、頑張ってみよー！

さ、早く終わらせてお昼寝だよ

さ、頑張ろっか！

さて、始めようか。