ライチちゃんがお休みしたいみたいだから、私達も少し自由行動になったよ。
移動するのも大変だし、このまま森で営業活動しようかな？って思ってたんだけど…
いい場所を探してたら、森の十字路でばったり男の人と男の子と女の子に会ったの。
そしたらそこに、いきなりモンスターが…！
ライチちゃんも頼花ちゃんもいないのにどうしよう〜！
ベルちゃんと２人で勝てるの…？



って思ってたら、さっき会った人達が一緒に戦ってくれるみたい、良かった！
私はいつも通り応援してるから、みんな頑張ってねっ！

エレノアさんに振り向き、声を掛ける。

そう適当なことを言い放つと、武器を構えて敵を見据えた

貴女が市街地、もしくはその近辺を移動している際に少し離れたところから声をかけられる。

声に振り向くと煙草をくわえ、ジャケットを羽織った170cmほどの女性がこちらへ歩いてくる。
どうやら、彼女が声をかけてきたようだ。

「ほら、これ。」　そういって彼女から胸元から取り出されたのは写真の切り抜きだった。
写真集からか、それとも雑誌からか。　そこには笑顔の貴方の顔が映っている。

切れ長の瞳、そして燃える様な赤い瞳はややキツイ印象を受けるが、
どうやら貴方のファンの一人らしい。どこか嬉しそうに話すと小さな包みを差し出す。

軽くでも包みを開ければ、中身がフィッシュサンドのようなものだと判るだろう。
雑誌で知ったのだろうか、玉葱は抜いてあるようだ。

ファンとは、何だろうか
確かにおっぱいは好きだけれど、このヒトのことは良く知らない

知識の中に、アイドルやファンという言葉が無かった
触ることをファンというのかしらと、首をかしげた

そういうと包みを押し付けてくる。

ミストが触手さんの頭に乗ると、触手さんが頭を勢いよく上下させる。
その反動でミストが宙に浮き、さながらトランポリンのように触手さんの上に着地する。
絶妙なコンビネーションである。

CDに早速興味を示した様子で。

そう言いながら、タブレットをあなたに差し出すとそこにはスケジュール表が敷き詰めて書き込まれていた。
内容としては、プロモーションビデオの作製や新曲の発表。ファッション雑誌の新規モデルとしての撮影など様々である。

「あ、ちなみにPVと撮影をもしもするならいつなら空いてる？」等とそのまま他の仕事に関する確認やスケジュール合わせについても色々と聞きながらタブレットに予定を書き直しているようだった。