……おかしいと思っていたんだ。
タケミカヅチなら雷を操る筈だからな…。

・・・っく！目的のエンブリオ居ないなら用は無いねっ！

……今回の敵も食べられそうな見た目の奴が殆どだな…。
…あれは喰ったら美味いのだろうか…。

…いかん、最近海産物を食べる事が少なかったからか、思考が食に直結してきているぞ、俺…。

……所で、いつまで周りを飛んでいる。
俺はともかく、いつでも燃えているお前が居ると他の人達が暑いだろう…。

？ いや、あれを焼いて食せないかと思ってな(敵方を指差し)

敵を焼く前に、恐らく味方が蒸されるから此処では実体を出すな。

……同じ事を考えていたとは、不覚…。

ボク的にはミフネさんは十分に安定してるけどなぁ。
まぁ、ボクはブラッディファングっていう攻撃兼回復の技覚えたから、多少は安定するといいなぁ。しばらくの問題はSPの補給路なんだけどね。ギフトかなんかで補えればいいんだけどさ。

やっぱり刀で切り捨てるっていうスタイルはかっこいいと思うよ。
いや、刀って武器自体がロマンに溢れてるのかもしれないね。
槍は無骨っぽい感じだからなぁ。

一揆が目的じゃないってことなんだ。でも、この大人数の中から特定の人を探すのも大変だろうね。

ボクで良かったら手を貸すよ？なんでも言ってね。

愛着と言うか、ただ使ってる武器の種類が特殊なだけで、その武器じゃないと自身の最大の力を発揮できない・・・てことかな？
どういう敵が出てくるかわからない以上、自身の持つ最大の技術で最強の武器を扱うのが最良の選択肢だと思わない？
それが通じない敵が出たら、別の方法を考えるしか無いけどさ。

っていうのがボクの持ち論。そしてそれを実行する以上は自身に掛かる負荷が大きくなっちゃうのが欠点ではあるけどね。
まぁ、幸いいろんな世界のアイテムが売ってて揃ってるから武器の補強には問題ないかな。

ミフネさんに作ってもらったこの服も自己流にアレンジしてみたんだよ。この各部についた宝玉は、音を反射してボクの奏でる争音の力を高めてくれるんだ。
元々のデザインが素敵だから、もっと素敵になっちゃった！

死神かぁ。こっちでは触れてはならない禁忌の神の一人だったなぁ。
ほら、ボクの国の属性って聖なわけだから、闇っていうのは悪になるんだよね。だから、子供の頃に夜更かしすると死神さんが迎えに来るぞー的なお化けと同じ扱いだったよ。
禁忌の神をお化け扱いっていうのはどの国でもやってるよね？

意識の持つ武器・防具は使用者を選ぶ。フィフルさんの持っている魔銃もそんな感じだったね。使い手の魂を戦闘能力に変えるってやつ。
まぁ、ボクの武器も普通の人が扱ったらただの軽い槍だけどさ。

槍‥・・といえばディアボロスの喰槍っていうのがあるんだ。
ボクが部隊を率いてとある山に行った時の話。その任務が威力偵察でね（簡易戦闘しながらも敵陣深くまで偵察すること）。
水場まで来たから部隊を休憩させて休んでいた時、ふと向こうの山の山頂に槍みたいなのが刺さってるのが見えたんだ。
まぁ、元々山頂まで登って偵察するために行く予定の山だったわけだし部隊の副隊長と相談してせっかくなのであの槍のようなものも調査してみようとなって向かったんだ。

その槍は光を吸い込むような真っ黒な素材で、何の鉱物を使っているかわからなかった。もっと異様なのが、その大きさ。巨人が使うんじゃないか？ってサイズの三叉の槍が地面をえぐるように刺さっていてね。
興味を持った兵士が触ったとたん・・・・槍から黒い液体が兵士を包み込んで、文字通り槍に飲み込まれちゃったんだよ。
それを見た兵士が言ったんだ。
「ディアブロスの喰槍」だと。

その槍は生きていて、近づいてくる生物を喰らうらしい。そして、一定数の生贄を食うと、巨人の肉体を呼び出して槍を引き上げ、そして遠くまで飛ばすんだってさ。飛んだ先でまた肉を喰らい続ける。なんでそういう事をしているのかはわからない。
わからないけれども、キャパシティを超えて肉を得た槍は悪魔へと変貌するんじゃないか？っていうのがもっぱらの噂。まぁ、ボクもそこで見ただけだったからよくわからないけど。

なんとも奇妙な感じのお話だったね。
ちなみに、この槍は使える者が存在しないということから、伝説レベルの能力を持っているけれども、四大魔装武具には属していないんだよ。
武具っていうのは装備しなきゃ意味が無いからね！

それじゃ、やろう。言っておくけど、負けるとしてもただじゃ負けてあげないからね？

……では、始めるか…。

それじゃあ、始めよっか

多岐野祥子、いざ、参ります！

今日、良い日やな。そう思わん？

今日、良い日やな。そう思わん？

毎回この程度なら…問題ないんだけどね。

さて、では焼いて喰えるか試してみるか？

いや、待てカヅチ。 早まるな、追い討ちを掛けるな。

それじゃあ、始めよっか

うまくいきましたね！

どうやら先へ行けるみたいだね。進んでみる？

さて、この先は何があるのだろうな？

あとは行くのみ

なんだろうこれ。良いものなのかな？

…ん、悪くない…。

値打ちものかな

それじゃ、やろう。言っておくけど、負けるとしてもただじゃ負けてあげないからね？

……取り敢えず…宜しく頼む。

それじゃあ、始めよっか

多岐野祥子、いざ、参ります！

うう…こんな暑い所で動くのはイヤです…

…

もう意識が朦朧としてきました…

アロア・アロルア！
展開っ、ジェムクリエイション！

……。敵、発見。
………行くよ。