“彼ら”はメルンテーゼに住まう民族の中でも、やや特殊な体質と信仰を持っていた。

“彼ら”は契約によってもエンブリオを使役することはなく、その力の一部を取り込むことで自身を強化した。
“彼ら”はいまだ古代の野蛮な信仰を捨て去らず、神の加護のもとに戦い、血と名声の見返りを求めた。
“彼ら”は決して死を恐れず、戦いの中で死ぬことをこそ、至高の美徳とした。
“彼ら”は時に他民族と、時に同族と、時には身内と、常に戦い続け、死を振り撒いた。

その異常性から“彼ら”は【Berserkr】と呼ばれ、恐れられていた。
だが一方で“彼ら”は詩と音楽を好む民族でもあった。

“彼ら”の謡う英雄譚は難解であり、広く一般的なものではなかったが、芸術的にも価値があるものとされていた。
“彼ら”は楽器の扱いに長けていただけでなく、独自の発声法により様々な声を作り出した。
“彼ら”の歌は時に心を奪われるほど美しく、時に心を掻き乱されるほど不快だった。
“彼ら”は情緒的な民族で、詩や歌に自らの思いを託し、自らの歴史を綴った。


“彼ら”は王城より遥か北方の地に住まう、辺境の民。

あれ、何見てるんですかウィトサーレさん？

視線が猫じゃらしに釘付けですよウィトサーレさん！！
戻るならしっかりこっちの世界に戻ってきてくださいウィトサーレさん！！

ウィトさんの顔をチラ見。もちろん宿を出たら消えるのだけど…。
でもやっぱり想像で落書きした顔を復元してしまう。

猫じゃらしをぶるぶるさせながらにやけ顔。

セットされたものの割には、器用すぎるほど耳部分が動いている
すごい気になる　気になってしまうよ　闇豹さん

どうする？という眼をにゃとさーれへ向けた

＞馬鹿正直に、真正面にあなたの詩に答える機械仕掛けの女性は
　会話にならないという現状を苦にする事も無く、その一語一句に
　驚きと感銘のようなものを受けているようだ。しっかりと言葉は地に根ざされる。

＞差し出された手を取るアエレア。
　この後どうするかは、それはあなた次第だ。ただ忠告はしておく。
　目の前の彼女は機械仕掛けである。引き摺りこもうとするならば
　大変な事になる。大変な事になるぞ。
　それを踏まえた上で行うあなたの選択は、全てに於いて自由が確約されている。

困惑はしているけども、自分に害はないし、
何より幸せそうなウィトサーレさん。
レイの性分的に、怒るということは出来ないのです。

とりあえず、軽く彼の頭を撫でて、宥めるようにしてみよう。
逆効果かもしれない！