ちえり。ちえり。ちゃんとしゃきっとしてくれ

四人という同数の相手に練習試合で勝ったわ。皆私を褒めなさい

戦前、全前衛だったにもかかわらず、本来後衛の二人だけ生き残ってるのが気にかかったチュン

よっしゃーーー！！！
勝ったわよ！！！ついに！！！

この調子でこれからは連勝を突き通していくわよ！！

え？カカシとスズメはどっか行くの？
ああ……そう……。

天に賜り地に生まれ、人に育まれし我が名、天地神明すべての者に、在りし我が身の響きをもって、汝が胸に伝えんことを！
……私、パリルード・ブラウダリヤ・メリルクシュラっていいます。偽名と魔法名なのでホントは言いません。でも今は言います。気軽にパリルドが一番文字数的に言いやすいと思うんで呼んでください。私が思うに気にするなと言っても気になると思うけど口調は気にしないでもらえるとありがたいかなって感じで。一応。ほら、挨拶は基本だと思うので。

「………。」

『遵って我々はここに！』

『異論があればこの時この場で聞くものとし、以降は受け付けないものとする！！』

ん。大丈夫大丈夫。
言いたいことを言えずにキミがキミでいられなくなるより、ずっと良いよ

……

ん、キミが思っていたことと違うかな……ごめんね。
でも、私の一番の願いは、これなんだ

いつか死ぬ日まで、生き続ける、ってね。
……キミの力があれば、百人力だよ

わかった。カーキアスって呼ぶことにする。

んー、やっぱり核みたいなものがあるんだなー。
うん、それなら分かった。
僕にもそんな感じのがあるらしいし。石か何かだっけ？

マスターにきいた時、そういうものがあるって言ってたらしい。
こっちに来る前に別のと変えたから、あんまり動けないんだってさー。
よくわからないんだけど、何しても取れないようにしてあるから話してもいいって。

文字を書けるくらい器用なんですから、修理もできたかもしれま……。

腕の長さは大丈夫なんだろうかこれ。
足りない気がするなぁ。

でも、大丈夫ならよかったです……けど。
的の件は本当にごめんなさい。

えっとえっと、

えー、これどうしたらいいかなあ……。

身から出た錆と契約っていうと、どういうことだい？

ありがたいね。私も君らパーティーメンバーのために死力を尽くすよ
とって言っても、私は戦闘妖精族だから、戦いしか真価は発揮できないけどさ

あんまり人と話したがらないけど、もう一人の連れの妖精は、
料理が得意だから、そっちでも役に立つと思うよ

おお、流石はカーキアス殿！農夫オーラを感じられるとは、案山子ぢからに満ち溢れているでありますな！

…むむ、確かに少々心許ない感もあるでありますが、身軽に機敏な勤めをこなせる、わいるどな魅力も醸し出しておりますぞ！

なるほど、その様な深い意味を持った言葉だったのでありますか！
確かに、自分達本来は生を持たぬ物の魂は、他の方々よりも不安定かもしれないでありますな

だからこそ、この限られた生の中の一瞬一瞬を悔いのないよう精一杯生きようと、そのような心構えをカーキアス殿は持たれているのでありますね！

なるほど。
自己の存在を確立するため、確認するためにも、
探求を止められないということか

……因業なものだな

……しかし、なんというか……
……生半可な人間よりも根性があるように見えるな、お前は。
見上げたものだ

……そもそも、人間などと比較すること自体失礼なのか？
案山子の知り合いは今までにいなかったから、
どういう態度を取るのが正しいやら悩ましいな……

……戦う。戦うよ

わかったわ。戦いましょう？

うむ？

缶が落ちてるじゃない、誰だか知らないけどちゃんと捨てなさいよねー。
え？違う？

錬金術師の苦悩とは！　水銀と硫黄の融ける大釜、他者は墓場と呼ぶ極地。ミーダスの腕は天国を地獄に変える。我が神と私の力さえあれば、どんな事でも乗り越えられる！

「………。」

『我等が理想に対し、異を唱える危険思想と思しき輩を発見。断固としてこれを是とせず、撃破とする』

今日、良い日やな。そう思わん？

今日、良い日やな。そう思わん？

今日、良い日やな。そう思わん？

……嗚呼

余裕！

得るものなく、手にする栄光のない勝利を彼は掴む。黒色太陽欺くことなく、彼の道に悪業はなし。私の……勝ちだ！　です！

「………。」

さぁ、進発して夢を追うチュンよ

美食の道か。私とは、違う道だ

さあ、こんな所で留まっていないで、さっさと進むわよ。

ほう、これはありがたいチュン

まあ、こんなものでも何かに使えるかもしれないものね。

メリルクシュラの名において、美の時を眠る四つの玉座を詩人が占める。緑色の嫌忌。なんかあるんですけど、なんかちょっと怖げ。

「♪」

『明日への活力である』

ユパック殿におかれましては。二度目ということで……

我が新たな実力を凌駕せしめるや否や

期待しておるチュン

あとそこの控えめな身長のお兄さんは……何か会ったことがある気がするチュン

まあ多分前世は我が食べてしまった芋虫かなんかチュンね

……我の方が若いなり？はて。これは奇怪……。

あら、そっちにも銃使いがいるのね。
負けないわよ？

滅ぼすダーリパルフス、復讐する貴族の腕を剥がし、悶えもがく獣の大群をいなす怒号をぎょろりと睨む。なんか柔らかーい感じでお手柔らかにお願いしたいです。私普通の一般軍人ですし。

「………。」

『時は満ちた』

『繰り返す。時は満ちた』

よろしくお願いします。

災厄を振りまいて、
不幸のどん底に叩き落してやるぞー！

よろしくお願いいたします

あの身なり、私の銃で心許なさそうですね
今回はサポートに徹しましょう