ストーリー（おとさない）＞絵日記（描くのがラク）＞戦闘＞コミュ（出来る範囲で）＞メッセ（無理しない）　くらい



（過去編早めにやっちまいたいなな気分でかきたまってたぶんまきまき/先週の更新空きぶんも）
----------------------------------------------------------------------------------------------------
ストーリーにはエロやグロに類するものもあるかもしれません・人によってはキツい/キモい表現が含まれるかもしれません。
ご興味持ってくださる方は自己判断の上あらかじめ了承してご覧下さい。

　　　 　　<表>16.krkrr　piece of perfect peace　　　——『むかしむかしありふれた世界は…。』
　　　　　 http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/o16.html

　　　　　<表>17.krkrr　piece of perfect peace　　　——『怪物。暗闇に生きる生物。汚れた白い肌と髪。』
　　　　　 http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/o17.html

　　　 　　<表>18.krkrr　piece of perfect peace　　　——『太陽がなきゃ、目は見えてないのと一緒だろ？ミーニーがいなきゃあ、俺だって何も見えやしないんだから』
　　　　　 http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/o18.html


　　　 　　<裏>15.wiminoiweave　euthanasia　　　——『だれかに助けてもらえる日は、きっと人生で一度きりだって思った』
　　　　 　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/u15.html

　　　 　　<裏>16.wiminoiweave　euthanasia　　　——『あんた、誰？』
　　　　 　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/u16.html

　　　 　　<裏>17.wiminoiweave　euthanasia　　　——『こんなクソみてーな人生無い方がマシだ』
　　　　 　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/u17.html



*　裏はここから時系列が大体一揆に追いつくのでオシマイ（本結果によりけり）！　*
　　　 　　<裏>18.Melntese　Pray hard　　　——『逃げ延びてくれ、ダッヘマ！』
　　　　 　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/u18.html



これまでのまとめ　http://dolch.bitter.jp/sub/colorkrr/story/flyhigh.html
----------------------------------------------------------------------------------------------------

現在までのピース：17

A=Art（機巧画）　　　　　　B=Betrayer（裏切り者）　　　　 　　C=??　　　　　　　　　　　D=Downfall（崩壊）　　　E=Engulf（のみこむ）
F=Fate（運命）　　　　　 　G=??　　　　　　　　　　　　　　　 　　H=Hell（地獄）　　　　　　I=??　 　　　　　　　　　　J=??
K=??　　　　　　　　　 　　　L=Live（生きる）　　　　　　　　　　　M=Monster（怪物）　　N=Note(手紙)　 　　　　　O=??
P=??　　　　　　　　　　　　 Q=Quiz（クイズ）　　　　　　　　　　　R=??　　　　　　　　　　　S=Switch（スイッチ）　 　T=Tale（御話）
U=Unrestrained（自由）　V=??　　　　　　　　　　　　　　　　 　W=World（世界）　　　　X=Xeno（外国人）　　　 Y=Yes（賛同）
Z=Zoo（怪物生息地区）　　




＿World＿を＿Engulf＿ほど巨大な＿Art＿『＿＿G＿＿の肖像』についての＿Tale＿

＿＿K＿＿の＿＿P＿＿は調和の中に＿Live＿。
心根の良いものばかりが、自分の仕事を愛し、互いに思いやり、幸福を知っていた。
豊かさと平和の中　＿＿K＿＿に溢れた愛と美しさ『＿＿J＿＿』は
それがまさしく一つの＿Art＿であるからに他ならなかった。
＿Art＿の＿＿P＿＿は、争う訳が無い。
全ての＿＿P＿_には、それぞれに＿Fate＿とも呼べるなすべき仕事がある。
役割があるからこそ＿＿P＿＿は存在する。＿＿G＿＿は役割なき＿＿P＿＿を産み出しはしない。


＿＿K＿＿の＿＿J＿＿を完成されたものにするのは＿＿G＿＿の代行者＿Switch＿達。
＿＿G＿＿の力の使用権は部位ごとに役割分担され、それぞれ
肖像の右手にあたる部位、＿＿P＿＿の＿Fate＿を管理する器官の使用をホルベイニが許可されている。
同様に、鼻のサクラが＿＿K＿＿の自然の力の流れを
下腹のウィンジアが、出生の采配を
耳のコルアートが心を
頭のシュミンキが記憶を
首のターナが病やケガを
腹のデーラウニーが毒素を管理し
左足のターレンスが物と自然の負荷を感知し
右足のニューティアがエネルギーを作り出し
目のレンブランツが全てを監視する。
口のニューセリカは＿＿K＿＿中に声を届ける。
左手のヴィトレールは＿Monster＿を退ける。
もしもの時には胸のミンコウスキーが1000年に一度どんな＿＿R＿＿もかなえてくれる。

＿＿G＿＿という＿Art＿を構成する＿＿P＿＿は＿Switch＿に常に＿Yes＿。
＿＿P＿＿にとって＿＿G＿＿を実感させる＿Switch＿は＿＿G＿＿と同一の存在だった。
誰もが望まぬ＿Fate＿を避け、制御して貰うことができる。
一度学んだ知恵を失うことも無ければ、貧しさや寂しさを感じることも無い。
＿＿K＿＿には、＿＿V＿＿が産まれ得ない。＿＿G＿＿が不要と判断した＿＿V＿＿は存在し得ない。
悪事は消え、悪意は消え、＿＿V＿＿であったことも、忘れさせてもらえる。
＿＿K＿＿の＿＿V＿＿は、今も昔もこれからも、＿Monster＿だけだ。

昔、＿＿K＿＿には＿Monster＿がいた。＿Engulf＿た全ての中で＿Live＿た＿Xeno＿達。
＿＿G＿＿は＿＿P＿＿以外の＿Xeno＿達に＿Hell＿を見せた。
＿＿G＿＿の＿＿P＿＿ではなく、異物である＿Monster＿は、＿＿G＿＿の恩恵を受けられない。
＿Monster＿は＿＿G＿＿にも＿Switch＿にも決して＿Yes＿しない。
＿Monster＿は不幸でありながら、＿Unrestrained＿だった。
けれどもその＿Monster＿も、もういない。
ヴィトレールの朝道騎士団が、＿Live＿た＿Monster＿を退け、
＿Zoo＿へと追いやり、勇猛に＿Zoo＿に踏み込んで、＿＿K＿＿を＿＿J＿＿姿にしていった。

＿Switch＿は全て＿＿O＿＿のものだ。
＿Art＿を一つの方向から、＿＿J＿＿姿で見るべき為の＿＿P＿＿。
けれど＿＿G＿＿に内面と言うものがあるのならば、それは＿Engulf＿だものではなかったろうか。
＿＿P＿＿が＿Zoo＿と呼ぶもの。例えそれが目に認められなかったとしても
＿＿G＿＿の肖像が＿Art＿である以上、完成された姿は＿＿O＿＿だけの筈が無い。
そこには必ず＿Tale＿がある。そうでなければそもそも、＿Art＿が完成に到る事は無いのだから。


カラー暦4000年、＿＿K＿＿は＿Downfall＿した。
あるはずの無い＿Fate＿は、夢が覚めたみたいに姿を現した。
思えば＿Note＿の中に既に＿＿C＿＿が居た。
＿Downfall＿する＿＿K＿＿を見詰めながら、ホルベイニは彼の言葉を思い出す。


『＿Switch＿に＿Betrayer＿でもいない限り、＿＿K＿＿のバランスが＿Downfall＿することはありえない。』


この＿Tale＿は、たった一つの武器　即ち＿＿I＿＿による、知恵と勇気の＿＿C＿＿の物語。
あるいは、＿＿C＿＿からの＿Quiz＿。

---------------------------------------------------------------------------------------









　　　　　（↑コインの裏18話からのつづきですよ）
　











WANTED petshop【http://ikki.x0.com/r/c/c31.html】

ビブリオバベルはなんの警戒もなく、
怪訝な顔をして顔を近づけ———

………デコを抑えてうずくまった。

ちょろちょろとうるさいのは諦めたのか、
生来の藪にらみを投げかけはしても文句は言わず、
オークション会場になる路地裏の方へ歩く。

頑張るを連呼するフライバイに視線を向けてから、
逆、と言われて先を促すように首を傾ぐ。

そうしてから、続きの話に頷いた。

言って、軽く肩を竦めて、視線を流す。

移った話題にふぅン？と相槌ひとつ、続く誘いに軽く眉を上げた。

いくらか考えに沈んでから、頷きを零す。

それでいいか？と視界を動き回るフライバイに目線を向けた。

無言で巨大な中華包丁を握っている……。

薄く血の付いた包丁を振り払う。

二つの手で象られた猫箱がゆっくりと開かれ、
その下から運命の行く末を定める標が姿を現す

＜メルンストゥーラ＞は輝く。
山吹。橙。茜。琥珀。
その輝きが増して広がるにつれて、それは日頃親しんだ色味を帯びていく。
日暮れ刻。
太陽の残り香が、空を染める色。

その光に、その色彩に揺り起こされるように。
昆虫にも似た、けれどそれに非ざる巨躯を持った何かがその目を緩やかに開く。
閉ざされていた十三の瞳は、そのどれもが輝石の光と同じ輝きを窶していた。

開かれたコインの裏。
つい舌打ちが、漏れた。

十三の瞳が、目覚める。
放つ金色の光は旧き黄金郷の記憶だろうか。
運命の糸に絡め取られた者達の刻が、今、動き始める。

それは他の者達と同様に、女の体へも変革をもたらす。

相手が狂乱していく様子を、女は冷めた目で見ていた。
相手の大きさに脅かされた少年は、小刻みに震えていた。

目前の変化が終わる。見えるは武装した匪徒の姿。

少年の震えが止まる。左手の甲をかざし、呪文詠唱を始めた——。

少年の声に震えもなく、瞳に迷いはない。
女の口元が少し緩んだ。

女は手早くマシンピストルに銃弾を装填する。
怯えた様子も見せず、眉一つ動かさない。

女が銃を構える。ここから引く気など、微塵もないようだ。

剣呑な雰囲気に触れ，閉じられていたものが開かれようとし始める．