No.16 本INDEX >>
[設立者] ENo.16 文箭

コミュニティイラスト
本を読むのが好き!
本を蒐集するのが好き!
本を学問的に見るのが好き!
装丁や形が好き!
本というものが、とにかく大好き!
自キャラが本好き。ていうか本。

以上に一つでも当てはまったならば、是非ご参加下さい。
当コミュニティでは、本が好きな方を募集しております。
本のみならず、書物全般(巻物や帖のもの)、また非書物(手紙、古筆切、他)なども範囲に含みます。

条件に当てはまれば、PL、キャラクター問いません。お気軽にお越し下さい。
主張用としても御利用下さいませ。
(発言は、PL発言でもキャラクター発言でも、どちらでも構いません)

なお、大抵コミュ主が本の歴史や装丁、紙や墨に至るまで他、本にまつわったりまつわらなかったりな話をだらだらと喋っています。



参加者からのメッセージ

文箭(16) からのメッセージ >>
文箭 >>
度々すみません。
2週間、ほとんどを床の中で過ごしていたために、間に合いませんでした……。
文箭 >>
御蔭で、いっぱい本は読めましたけどね。
今回は、その紹介を代わりに持って来ました。
文箭 >>
今回読んでいた中で面白かったのは、以下の5つです。
小説ばかりなので、難しい話にはなりません。
文箭 >>
同じ作家のものが3つになりますね。
・笹沢佐保
 双葉文庫『文政 八州廻り秘録』
 角川文庫『軍師 竹中半兵衛』(上下)

『文政(省略)』…時代は文政(1800年中頃、ほぼ幕末です)時代。
無法地帯と化している関東一円を取り締まる、八州廻りという、いわゆる国境を越えられる警察達が主人公です。
短編形式ですが、その短い間にも、推理小説家として名高い笹沢ワールドが展開されています。

タイトルにはそれぞれ「○○(人名)仕事控」などと書いてあり、ある八州廻りの男達が主人公に据えられます。
男達は、ある者は八州廻りの仕事に精を出していたり、ある者はやる気が無かったり、ある者は金に困っていたり——など、様々な性格を持った人々が出てきます。

実は一度読み終えているのですが、あまりに暇なもので、もう一度読み直してました。

彼らは、仕事として接する事件の中で、避けられなかった運命に出会ってしまいます。
『木枯らし紋次郎』シリーズでも“無情”が描かれていた笹沢世界ですが、こちらも同様の感覚を味わう事ができます。
人によっては「後味が悪い」かもしれませんが、それだけではなく、噛み締める読了感があります。
文箭 >>
同作家の『軍師 竹中半兵衛』(上下)は、最近新装として売られていたものなのですね。僕は病院の、乱雑な本棚から買ったものですから、その辺りは知りませんでした。

タイトルにもある通り、戦乱の世を生き抜いた奇才の軍師、竹中半兵衛の半生を描いたものになります。
上下にわたる力作で、戦国ものが苦手な方でもすんなり読めると思います。
僕自身、戦国時代(室町〜安土桃山時代)には、あまり興味が無かったのですが、これを読んでから興味が湧いたものです。

こちらは上記の本とは違い、実在の人物を扱った歴史もののためか、無情さはあまりありません。
どちらかと言えば、半兵衛とその周辺の人々の数奇な運命、そしてまさに「半兵衛という男の生き様」を賞味する事ができます。

竹中半兵衛というと、どうも陰に隠れがちな人物なのですが……この半兵衛像は、本当に格好良いです。
奇才の軍師としても格好良いのですが、何よりも、最終章の「孤影去る」というタイトルには、胸を打たれるものがありました。
文箭 >>
さて、作家は変わって。

次に御紹介致しますのは『時雨みち』。こちらは藤沢周平作で、新潮文庫より出ています。
同作家は長編大作時代小説が有名ですが、『時雨みち』は短編オムニバスです。

『時雨みち』の魅力は、短編としての秀逸さにあると言えましょう。
例えば小説を書く時、人はほとんどの場合「終わり」を求めるのですが……。
藤沢周平の短編は、「この先どうなるか」までを書き切っていません。そこに読者の想像力が委ねられています。
この人達は助かるのか?この二人は今後上手くやれるのか?——それらは書かれていないのです。それがなんとも良い味になっています。

また、同作者短編集『驟り雨』もそうですが、登場人物はありふれた町人達で、市井の中に身をおいています。
最も小規模な話では、『驟り雨』の中には、ある長屋の中だけで済まされている話すらあります。
御城など無縁の畑なのです。
江戸時代という文化にありながら、どこか身近に感じられる——。そういった世界が、ここにはあります。

余談ですが、僕の好みなのは「飛べ、佐五郎」「おばさん」「亭主の仲間」「おさんが呼ぶ」——あれ、いっぱいあった。
文箭 >>
さて、時代小説ばかりが続きましたが、最後は現代小説です。
中公文庫より、『国境事変』。この作家は今をときめく誉田哲也です。
『ジウ』、『ストロベリーナイト』の姫川シリーズなどで有名ですね。

上記にピンと来た方もおられるでしょうが、この作品は警察小説です。
当作は、『ジウ』に出てくる東という男がほとんど主役を担っていて、いわゆるスピンオフにあたるそうですが、僕はまだ『ジウ』を読んでいないので……。

誉田作品というと映像化が多いので、小説に触れた事が無い方もいらっしゃると思います。
複雑な事件、多彩なキャラクター、時には壮大なスケール——こういう作品だと手が出しづらいのですけれども、大変意外な事に、他作品もそうですが、「すごく読み易い」のです。

舞台は日本、ある会社の社長が変死を遂げた事から話は動き出します。
国境事変とある通り、在日朝鮮人との問題が大きく取り上げられる力作です。
文箭 >>
……と、申し訳ない、時間がきてしまったので、ここで終了です……。
『国境事変』については、次回冒頭で触れますね。すみません。


フィーナ(159) からのメッセージ >>
フィーナ >>
最近新刊の情報を新聞の広告欄で得ることが多いのだけれど
新聞によって載る広告が違うから面白く
ほしいな、と思う本が大体高いのよね、ぐぬぬ。

>>文箭さん
とりあえずは、よかった。こじらせると本気できついから、無理だけはしないようにね
さて、今回はその厄介な部分のお話。かしらん

ドルチェ(160) からのメッセージ >>
ドルチェ >>
漫画を買うことが増えました。
小説でなく漫画を買っている以上、やはり絵のタッチとかそういうところを重視してしまいますね
ドルチェ >>
ストーリーが良くても絵柄が好みでないものなどは、やっぱり読み返す回数が少ないですし…
ドルチェ >>
好きな絵柄の作家さんを探すうちに、どんどんマニアックな方面にのめり込んでしまってますけどね♪
ドルチェ >>
紙については、蔡倫の話以外は知らないので興味があります。
ドルチェ >>
話は変わりますが、以前名刺を作る時に紙見本などをいろいろ見て、これはなかなか奥が深いなーと。
材質や手触りとかも全然違いますし、活版やエンボスなどの加工方法もバリエーションがあってとても面白いです。

レネ(442) からのメッセージ >>
レネ >>
本は本でも最近資料ばっかり読んでる気がするよ。いや、興味のあることについて調べてるから、楽しいものではあるんだけどね。
>シトロンさん
レネ >>
キルデスビジネスは買ってみた。システム的な話はTRPGコミュでやるとして、本として話をするとあれは電車の中とかでは読んじゃいけないタイプの本だよね、絶対。
レネ >>
段ボールでの本整理はそこが問題なんだよね。そのまま詰めるんじゃなくて、缶ジュースとかが入ってる細いタイプの段ボールもらってきて簡易本棚作るとかの方がいいかも。
レネ >>
これもう領域が日曜大工に入りかけてるね。
>鹿子さんのケット・シー
レネ >>
僕の場合は丁度、隣に番号順になってる「灼眼のシャナ」があったから尚更わからなかった。内容に違和感を感じつつ、結局読み終わってから今までのシリーズ紹介のところを見てどうも一巻目じゃないらしいと気付いたよ。

カルス(492) からのメッセージ >>
カルス >>
>フィーナさん
『ふたりの距離の概算』以降、古典部シリーズも出てませんからねぇ…(涙)。
『古典部』も『小市民』も『犬どこ』も続きが気になります。

森博嗣先生は個人的には大好きなんですが、知人には「内容が難しい」と不評です(涙)。
まあ、「理系ミステリ」と評されるあの文章は好みが分かれますわな(苦笑)。
カルス >>
>ミフネさん
よし、布教完了!(笑)
カルス >>
児童文学ですが、つい最近、偶然立ち寄った図書館で『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズの新刊が出てることを知りました。
その時は借りられなかったのですが、一刻も早く読めるよう時間を作ろうと思います(笑)。

ジャンポール(522) からのメッセージ >>
ジャンポール >>
TRPG書籍か…確かに高い、と言えるかもしれないな。
だが、専門書だと思えば安い部類に入ろう。
比べるのも無意味な話だが、大学の教科書の値段を思い浮かべると、な。
…それに拙僧の時代はBOXルールがメインだったものだ…(遠い目)
俺は時折、本棚から見繕って再読をするのだが、存外内容を覚えていないものだな。
まぁ中にも再読するのも億劫という本もあるが…。
今日は『人間失格』太宰治を久しぶりに読んだのだが、初めて読むかのように面白みを感じた。
俺も人生経験をかつてよりは得、また違う視点を得ることができた、ということやもしれぬな。
段ボールにしろ、本棚にしろ、本の整理や置き場所は考えた方が良い。
…木造家屋二階に本を置きすぎたところ、下の部屋からは天井がたゆんで見えた、
というのもあながち笑い話でないやもしれぬぞ、フッ。

シトロン(556) からのメッセージ >>
シトロン >>
ゲームの攻略本って1000円で済むのと2000円もかかるのと2種類あるけど…
某ファ○通もといエン○ー○レインのは後者パターンが多いわ…

>>フィーナ(159)さん
シトロン >>
高いわよねぇ。4000円が吹っ飛ぶのもあるわ。

>>レネ(442)さん
シトロン >>
え…?マジ…?(絶版だらけ

アウロ(684) からのメッセージ >>
アウロ >>
すっかり秋の風だねぇ。籠もって読書に御誂えの日和が増えて嬉しい限り。

>文箭
お帰り! また舞い戻らない様に、ゆっくり、ね。
まさかのリサイクル起源。
エコだ何だで肩身が狭いけど、元々はこっちのがエコだったんじゃんねぇ。
『厄介』な話は気になるところ。

へぇ、研修所かぁ。
イメージだけど、そういう所にはいつか誰かがこれしかない!って思って入れた本とかが残ってそう。
自分と同じ趣味の人かもって思うと、入れてくれた人に会ってみたくなるね。



参加キャラクター : 75名

ENo.16 文箭句外
ENo.5 ポポロ・ダンドリオン上谷七人
ENo.26 メメント=M=ブラックウォーターJAKE
ENo.34 グラスグラス・ノスタルジアrkm
ENo.35 「ええじゃないか」ええじゃないか
ENo.86 四辻
ENo.111 マサリカ有柄莉衣
ENo.131 カラスクロリ
ENo.159 フィーナ・タルムードえうぐ
ENo.160 ドルチェ P. ソアーヴェ瑞樹
ENo.187 樋渡 案山子まもり
ENo.193 フタツアシ鴉瓜
ENo.204 アシェラッド=ウィアド・ケーナズisana
ENo.241 和尚ノルン
ENo.299 薄荷老酒ラサツバサ
ENo.313 人形と少女骨軒
ENo.314 ユベール東風
ENo.421 アブジーニャ大宇宙F意思
ENo.438 けせらんけせらん
ENo.442 レナート・フィウメリオP
ENo.444 首無しの馬オキハラ
ENo.447 伊賦夜魅月斬華
ENo.464 鳴瀬 御舟空路(そらみち)
ENo.492 カルス=ガーラントEins
ENo.522 ジャン=ポール・ギnafu
ENo.542 CVああさあ
ENo.556 シトロン=アンブランシュエクス
ENo.595 ビス・デアス・ノナウムスBis
ENo.661 内藤Darkness内藤
ENo.668 イコンsen_wired
ENo.684 オーレリウス・ゴイーシャリョウ
ENo.714 クルスタロ雪神
ENo.785 皆手鹿子クロ
ENo.788 ロア=ユーサネイジア氷雨
ENo.876 ルシウス・キキ友人K
ENo.968 黒羽 麻音968.
ENo.970 ジャック・ザ・ブックワームKonezumi
ENo.979 レンツ・ドゥ=フェイカー
ENo.1014 クリストファー・シュタイネックsizu
ENo.1131 マリア=G=ヴァレンタインMaria
ENo.1143 RO=C11A.T.
ENo.1159 下柘植 桃Henry
ENo.1193 ファースティア・A・ラフェニールDさん
ENo.1204 ヤドランカ・プピンうにこ。
ENo.1236 グレイナード・F・ノイエンKTN
ENo.1253 スラント・J・フォックスアルディン
ENo.1290 セロ・プランシーplancy
ENo.1313 現原 せつなS.A
ENo.1315 ぷいぷい@ぷいぷい@
ENo.1329 百日紅羽柴清香
ENo.1337 くろねこ白毛玉
ENo.1347 菅原 レクシーダういろう
ENo.1397 一路ましろ
ENo.1405 ロッシ大きい猫
ENo.1430 ”手紙喰らい”ラト=エテルぎるやま
ENo.1452 スチュアート・ノット雨酒
ENo.1469 エルザ・フォン・アーレンベルクレナーテ
ENo.1495 オルガ・オルガノールKRNG
ENo.1499 ラザラス・パース松子
ENo.1524 ユリア・イノセンティアzare
ENo.1558 エレン・ファルトリア三日月銃士
ENo.1598 幸砂輝
ENo.1655 百名の野良
ENo.1675 ナターシャ・クドリャフツェワのらうさぎ
ENo.1691 アシュレイ・シングレッドてらしあ
ENo.1733 曲辻 ア華ネ花麒麟
ENo.1746 リブ・アルベシオルリオ
ENo.1781 ベロシマNuxx
ENo.1853 荒耶 薙
ENo.1870 宝島六二三十拳ハイヤ@17
ENo.1958 享楽深淵
ENo.2002 サミア・キッルネザーランドドワーフ
ENo.2185 クワン・ロー平治
ENo.2250 レーベンTurkis
ENo.2294 ティンバー・ハーヴェストコリンLos