今回はオコジョを捕まえに山岳にやってきました。

……なんだか何処かで噂されている気がしますね？
（13日目グレンの日記の最後参照）

オコジョ探索隊の隊員を募集した所、チャットさんとイメリさんとシトロンさんが応募してくれました。
満員御礼で嬉しいですね。

いえ、可愛いんですけれど。
可愛いから良いかなぁ……応募してくれたチャットさんももふもふだし……。
チャットさんと契約できないでしょうか。なんか、こうミニっぽい感じでも良いので。
うーん、お願いしてみようかな。（？）

勿論何もかもを忘れて刹那に生きていればそれも楽なんでしょうね。
でも、それはやめようって決めたんです。

今は———ただ槍の穂先を鋭くするのみ。

鎖は微笑む少女の髪の毛が変化して黒い鎖となっているのが見て解る。
つまり、この少女こそが鎖そのモノである。
受け入れられた鎖はレクシーダの胸へと入り込む。服を、皮膚を貫通——透過して内部へと

ライアーは表情には出さずにそのように思う。
何故ならば真の解脱とは存在を自ら完全拒絶することであり、それは過去になる——死に他ならない。
つまり、解脱して何者にも操られず仕組まれず生きると言うことが不可能であると理解していない。
どんな境遇であれ、楽しめないのなら仕方がない。
実際この少女は壊れる寸前であったのであろう。ならば、そのベクトルを変えてやるだけだ。
救うのではなく『壊れてしまえばいい』。

少女の中に入り込んだ鎖は少女に『設定』されている情報を読み解く。
相手の心を悟るように、記憶を閲覧するように。

そう思考を〆ると少女と入り続ける鎖をその手に取り、鎖を引きちぎる。
鎖は少女の中へと溶けこむように入り込む。
少女の中へと入り込んだ鎖は、決して解脱のものではない。
ある意味では、そうとも言えるだろうがこの鎖は支配するモノだ。
この鎖の支配は肉体も可能だが、最たるは精神の支配、感情の完全操作にある。

そのフィーリの言霊を合図として、少女の中に入り込んだ鎖がチカラを現し始めるだろう。

男は少女の言葉を受け、微かに表情を変えた

その表情も僅かな時で消え

少女の態度にフォローが必要だと思ったのか、男は言葉を続けた