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探索78日目 基本行動の宣言を確認しました。 |
Diary |
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〜Die Person, die das Schicksal verandert 終〜 (※この話は、http://nakonako.blog.shinobi.jp/Entry/122/ に掲載した前半の続きです。) 「いいだろう。お前達が運命を超えられるかどうか、俺が直々に試してやろうじゃないか。」 地上に降りた堕天使は、闇色の鎌を構える。 私達は無言のまま頷くと、左右に散り技を繰り出すべく集中した。 一呼吸早くラルグが動く。 「喰らいやがれ!シャイニングウィザー……」 「ちょっと待ちなさいよ!この島で同じ技を同時に出したらどうなるか分かっているの!?」 注意を促すも、私も出しかけた技を止める事は出来ない。 結果、同時に同じ技を相手にぶつける事になり――正体不明の負荷が私達に圧し掛かった。 「……馬鹿か?お前等は。」 勿論これがルクルーゼに当たる筈はなく、涼風を流すように堕天使は移動した。 「何やってるのよ!?アンタ、私の使う技くらい把握しなさいよね!?」 「お前こそ空気読めよ!つか同じ技とかありえねぇだろ!?ペナルティくださいって言ってるもんじゃねーか。」 そうなのだ。 この島が再構築されて出来た新しいルール、『被っちゃやーよ』。 ふざけたネーミングだが技能や戦闘時の技が被った場合の力の減衰具合は半端ない。 無意味な言いあいをしていた私達に、堕天使の影が忍び寄る。 「どうやら俺の杞憂だったようだな。早くラクにしてやるよ。」 ルクルーゼが地を蹴った。辺りを取り巻いている風が砂埃に舞う。 気付いた時にはすでに射程距離内まで詰められていた。 「俺には技というものがなくてな、味気ないだろうが一発で終わらせてやる。」 そう言って鎌を一閃。 思いのほか、早い。刃が脇腹を裂き、それからまだ先に旋風が伸びる。 そして空を舞う、躰。 「ちょっ……正面から斬られてどうするのよ!?アンタ避けるのだけが取り柄でしょう!?」 地を転がりながら私は叫ぶ。 鎌の攻撃を正面から受けたラルグは、背中から砂地に落下した。 そして倒れたまま、ピクリとも動かない。 「ハッ!『干渉者』とやらもこの程度か。獲物より先に倒れてどうする。」 ルクルーゼはラルグの躰を面白くなさそうに蹴って転がす。 砂まみれだが、傷口から血が出ているのが遠目からでも分かった。 「……さて。邪魔者が居なくなった所でそろそろ仕事といこうか。」 堕天使がこちらを向く。 私は体制を立て直し、武器を構えた。 「もう少し楽しませてくれると思ったが、お前の最期もあっけないものだったな。」 「それはどうだろうなぁ?」 声は堕天使の後ろからだ。その刹那、相手の背後に炎が上がる。 私は眼を見開いた。見覚えのある人間がその場に居たからだ。 「く……貴様、何故……!?」 「俺?これは鏡面世界っつーてな、さっきお前が斬ったのは俺の分身。つまりコピー。 馬鹿だねぇ、コピーなんて斬られても痛くもなんにもねーのにさ。」 そう言いつつラルグがニヤリと笑う。 ラルグが掴んだ相手の腕は炎上し、じりじりと躰を覆った。 「さて、ここからが本番だ。おっ始めようぜぇ!」 手始めに背後に数発拳を打ち込む。完全に背後を取られているので、そのまま敵に直撃した。 相手が怯んだのを見定めて、私も地を蹴る。 「私も負けてはいられないわね、この島で得た力をその身で知るがいいわ!!」 ルクルーゼは躰にとりまいた炎を振り払い返す刃でラルグを薙ぎ払おうとするが、ラルグは紙一重でかわす。 その隙に私は、自分の持つ最大級の技を叩きこんだ。流石の堕天使も足が震えている。 「少し奇襲に成功したからって、調子に乗るなっ!!」 少し切ったらしい唇から血を滲ませ、堕天使は宙に浮いた。そのまま空に向かって少し距離を取る。 私も少なからず傷を負っていたが、神器に宿る紅い珠が私の傷を癒した。 「おっと、空に逃げたからって安全だと思うなよ?こっちにだって飛び道具はあるんだ。」 言ってラルグは大きく構えた。確かこの技は……。 「ヘッ、この巨大手裏剣を喰らいやがれ!!」 大きな気弾のようなものが空に向かって一閃。捉えられれば戦局は大きく動くだろう。 しかし。 「見くびるなよ、そんな大振りの技が当たるものか!」 堕天使は軽く気弾を避け、そのまま上からラルグめがけて高速で降りてゆく。 ラルグはまだ技を繰り出したモーションから抜け出していない。 そして今度こそ、闇色の鎌はラルグの躰を深く抉った。 目の前で血飛沫が飛ぶ。私は、悲鳴すら上げる間もなかった。 返す刃で今度はラルグを横に薙いだ。これで十字に斬られた形となる。 ラルグは私の目の前で、ゆっくりと倒れて行った。 「……運命とやらはこの程度か。」 ルクルーゼは私を一瞥して呟いた。顔にはラルグの血を大量に浴びている。 「まだ……まだ、終わっていないわ。」 私は再び武器を構えた。ここで終わらせたりはしない。 二度、三度と堕天使に斬りかかる。半分くらいは当たっていたが、何故か私の与えた傷はきれいに消えてしまう。 「無駄だ。お前がスペクトラルソウルの運命の下にある以上、俺に傷を負わせる事は不可能なんだよ。」 腕が痺れるほど攻撃した後、私は息を整えるために距離を取った。 「……無駄な足掻きはよせ。すぐに楽にしてやるさ。」 そう言ってルクルーゼは最初に倒したラルグの『分身』に近づいて行く。 倒れたままの『分身』の胸倉をつかみ、無理矢理持ちあげた。 「残念だったなぁ。こんな小細工まで用意していたのに何の役にも立たなくて。」 「それはどうかしらね。」 私は低い声で答え、口に笑みを乗せる。 私の言葉を理解する前に、『それ』は動いた。 「紅獅子・\xFCK天山鉾!!」 至近距離で撃たれた拳は、そのまま堕天使の心臓のあたりに直撃する。 「き、さ、ま……こ、れ、は……?」 今度こそ大量の血を喀血しながら、ルクルーゼが声を絞り出す。 離された腕から放たれた躰は、そのまま何事もなく着地した。 「残念だったな。『分身』が殺られてもこっちは何の痛みも感じねぇからよ。」 「……『分身』……だと……?」 さっきの一撃がそうとう効いたらしい。堕天使は幾度となく血を吐きながら膝をついている。 ただ片目だけ眼を血走らせ、見開いていた。 「お前が滅茶苦茶に斬ったのは俺の『分身』。本体は最初からお前の目の前に居たんだよ。」 「最初から……?しかしあれは最初に斬った筈……。」 「確かにちーっとは痛かったぜ。だけどな、直撃は避けたし傷も少しずつだが回復してたしな。」 得意そうに言うラルグを、ルクルーゼは信じられないというように睨みつける。 「……これが、私が島で得た力。私がアンタに何度攻撃したと思う? その都度攻撃した分の何割かの回復力が、ラルグに飛んでいたのよ。」 そう、私が島で得た『モンク』の力が。 「フッ……これが真の『干渉者』……運命を動かす力か、悪くない……。」 それだけ言い残し、ルクルーゼはその場に倒れた。 ★★★ 「それにしても何なの?あの分身の技は。せめて当たる技使いなさいよ!」 「仕方ねーだろ!?『アイツ』は実戦なんてやった事ねーんだし!! 分身の中に入って身代わりやってくれただけ有難いと思え!!」 そうなのだ。 普段なら自分の作った『分身』をあんなに巧妙に操れるわけじゃない。 だから私達は助っ人を頼んでおいたのだ。正確には、『助っ人』の方が今回の作戦を考えたのだが。 それにしても、死んでないだろうかコレ。瞳孔開いているし。 元々精神体というか、実体は別場所にあるらしいのでまぁ平気だろうけど。 こうして私達は、多少の知恵と大部分の運で敵を退けた。 その時は気付きもしなかった。 本当の試練は、こんなもんじゃなかったという事に――。 To be continued?
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Message |
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【パーティメッセージ】 腹ペコおたく少女☆ミフィリア(213)「みんなここまで一緒に来てくれてありがとうね。色々と穴のある戦略だったりして迷惑かけたし。」
腹ペコおたく少女☆ミフィリア(213)「んーそういえばナコ様とラルグさんで何かやってるみたいですけれど私は干渉しませんから安心してくださいね♪」
むがみ「当たり前だろ! つうかこれまでサンザやられっパララだったんだ、ニコヤカに行けってのが無理な話だっての!」
むがみ「島の物語とヤラは一件落着大岡裁きといったようだけど、ソッチはどうなのかね?ちひひ。
むがみ「さって、そんじゃ…… また会おうぜ、ナコ、碧、カンナ!」
メルト(465)からのメッセージ:
メルト「マナの影響が薄れて、天使的には視認できない存在になりつつあるだけなのです。」
(駄天使が何かを言っているが、最後まで聴きとることは出来なかった。姿は薄れ、やがて光も見えなくなってくる)
バレット(492)からのメッセージ:
バレット「よぉ、ナコちゃん、カンナちゃん。挨拶周りにきたぜ。いや、びっくりだな。突然海になるんだから。」
バレット「今日でお別れだな。俺達はまだまだ旅続行だが、君達はどうするんだ?」
バレット「帰るにしろ冒険するにせよ、道中は気をつけろよ。んじゃな。」
エク「(ぺこっと頭を下げた)」
りあな(1575)からのメッセージ:
蓮(2053)からのメッセージ:
蓮「あの島については、よくわかんなかったが……まあお前の料理が多少……多少な!! マシになったのは、あの島での俺の料理教室のおかげだろ。感謝しろよ」
蓮「まあ、また他の場所で会うことがあったら声かけろや。そん時ゃ、もうちょっと料理上手くなってるよーにな!」
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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生産特化師の旗印 |
リリ(18)が話しかけた: リリ「これで終わりか。皆最後までよく走り抜けたものだな。個人的な敢闘賞はセスの効果装着Lv79とリーゼの防具Lv99だな。今回で1ずつ上がっているだろうか。 わたしは結局100まで到達できなかった……思っていたよりも随分といけたけどな」
リリ「ひとまず我々は完走したのだろう。自分でもよくやったと思う。皆は楽しめただろうか。どうか自分をお疲れ様と労ってやってくれ」
リリ「何をするわけでもない場所だったが、付き合ってくれてありがとう。またいつか、どこかで出会えることを祈っている」
ひぃちゃん(170)からのメッセージ:
セス様(827)の声が腐乱の右目の辺りから聞こえる…:
セス様「まあ、好きなことを好きなようにやれました。それだけは言えますね」
リーゼ(2060)からのメッセージ:
リーゼ「最後にぎりぎりで防具Lv100に到達ですわ♪ 重鎧Lv73のほうは、ここまで鍛えるとは思っていませんでしたが…とりあえず防具はやりつくしたという気はします、とりあえず来期は未定 それでは縁がありましたらどこかで〜」
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長編日記倶楽部 |
琵姫(19)からのメッセージ: 琵姫「ついに来たぞ、念願の最終回が! このコミュ的には今回が本番といっても過言ではない。」
琵姫「ちゃんと広げた風呂敷は畳めたか? チキレに負けて白紙だったりしてないか?」
琵姫「それぞれの思惑もあるだろうが、最後の日記コミュを始める。」
琵姫「なお、うちは最終回も即興で考えることになってしまった。 このタイミングで終わるのは想定外すぎたよ。」
琵姫「いきなり最終回になってしまったが大丈夫かな? 暖めておいたラストがあるならいいのだけど・・・期待している。<魅月さん」
琵姫「次のキャラを考えたくなる時期ではあるが、まずは今期をビシッと締めないとね。 いい最後になる事を願ってるよ。<九郎さん」
琵姫「日数的には延期で二日分だったな・・・今日一日で上手に畳めるか? ともあれ、いい日記が書けた事を祈るよ。<むしさん」
琵姫「そんなことを言ってたら『僕達の夏はこれからだEND』ときたもんだ。 物書き泣かせなタイミングだね。<サクラさん」
琵姫「おや、お久しぶり。 噂をすればエンディングだ、ネタがやってきたようだね。 最後の日記、楽しみにしているよ。<照夜さん」
魅月(259)からのメッセージ:
魅月「>琵姫さん
九郎(304)からのメッセージ:
エル(371)からのメッセージ:
むし(389)からのメッセージ:
むし「>琵姫さん
ヴェル(533)からのメッセージ:
ヴェル「ずーーーっと気になってたんだケド、入る機会を逸しちゃって。
ルチル(704)からのメッセージ:
ラピス(952)からのメッセージ:
ラピス「とはいえ、今まで10年弱の全栗鼠ゲの設定を(たった2回で)終わらせたわけだから、感慨深いわ……逆にホッとするけれど」
ラピス「それじゃあ、みんなの日記を見ながら、次期に日記を書くかどうか考えるとしようかしらね」
ラピス「おつかれさま、ペンを置く暇はなさそうだけれどね」
竜騎士サクラ(1161)からの手紙をアルルが運んできました:
竜騎士サクラ「それでも、ラストにSSもエピローグを書くことができました。皆様、今までありがとう。偽島4期にご縁がありましたら、またよろしくお願いしますね」
マコト(1578)からのメッセージ:
ミオ(2098)からのメッセージ:
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突撃メッセ委員会 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
NANDEMO許可! |
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レンタル宣言 |
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文章が好き! |
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Main |
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技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。 ストレートパンチ に技回数を 12 振り分けました! エキサイト に技回数を 13 振り分けました! ボロウライフ に技回数を 12 振り分けました! ディム に技回数を 4 振り分けました!
ラ・フランスのシャーベット を食べました。
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訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 25 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 26 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 27 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 28 ) 訓練により 幻術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 29 ) 訓練により 器用 が 34 上昇しました!(能力CP - 70 ) 訓練により 器用 が 35 上昇しました!(能力CP - 73 ) 訓練により 魅力 が 10 上昇しました!(能力CP - 8 )
訓練により 命術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 25 )
上位技能 神術 を修得しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
「・・・・・・というわけでこの話はこれで終わりだッ!!
次作は9月中に公開予定だそうだから この場所はそれまでは残しておいてやる、ありがたく思うんだなッ! 宣言画面もすみかも普通に使える状態だ。
次作の情報はトップページにぼちぼち現れるらしい。 どうせ奴の気まぐれで頻度はアテにならねぇがな。
・・・さて、伝えることは伝えた。お前の夢の中にでも戻るとしよう。 ハハハッ!!しばらくは良い夢ばかりだなァおいぃッ!!」
「いやぁ実に長かったなぁ諸君。予定より1.5倍も長くなってしまった。 とりあえずお疲れ様といったところか。
そして長丁場へのお付き合い、とてもとても感謝している。 次の世界はこれほど長くならぬようにするつもりだが、 どうせ奴の気まぐれだ、アテにはならないかもしれんな。」
「そんなわけで次作も時間あったら参加しちゃえばいいと思うよーっ!! 時間あったらだからねー?そこおねーさんとの約束だぁっ!!
最後まで参加してくれてほんとありがとぉーっ!!」
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Data (第77回 第79回) |
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ENo.980 桜庭撫子 |
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ENo.213 フィリア・ファリス ENo.1774 ラルグ・ローデル |
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[PL] セツナ |
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