あれ…集合場所、ここで合ってますよね…？
(あたりをきょろきょろと見回しているようだ)

私のクローバーは…実はこれなのです。

七つ葉のクローバー…っていうとちょっと違うのかもしれないけど、私はそう呼んでるの。
特に幸運とかそうゆうのがあるわけじゃないけど…思い入れがあってこれはお守りみたいなものなのです。

ソルさんにも無くせないものがあるみたいですけど…聞いても大丈夫です？

そんなに目をぱちくりさせないでも。十二分に紳士的だと思うのです。紳士道…というか、上司…？お師匠さんとかいらっしゃるんですねっ

若いうちは調子にのっていいんすよ。
むしろ調子にのりつつもそれを上手いことネタに消化できるハートが大事っす。

俺っちの方が世慣れてるってのはありがたい話っすねー。
そんな風にほめられたのははじめてっすよ。

まあ、まだまだではあるが、そう見えるのであればこの部隊で鍛え上げてきたのもあるからだろうな。

まー、そういうことにしておきましょい。
ちなみに女性との距離感、近づきすぎることで失敗することはソルさんにはなさそうっすね。

どっちかというとらっくんに近いタイプだから好きな子と手をつなぐのすら恥ずかしいんじゃないすかほらほら。

頬ずりまではできるがそれ以上の行為になると臆する男がよく言うものだ。

うわ、なんかいた！

と、それはそうとソルさんチョコレートが好きっすか。
なんならフロワラちゃんにぶどうジュースあげてみたらどうっすか？
あの子のおねえさんであるミリーさんが、チョコの木を品種改良して作ってくれるかもしれないっすよ。

まあ、私としてはもっと淡白な薬っぽい味のものが良いと思うのだがね…。

まさか引き分けるとはねえ……ソルティ君の作戦勝ちってところかな？
幸運に助けられたとしても、あのタイミングは見事だったよ。僕も精進しないとね。

そうだねえ。単純な暴力だけで生きていけるのは、同じように暴力が全てを制するところだけだよ。
人間の社会だとなかなかそうはいかないからね。いろいろ世渡りの術も身につけないといけない。

はは、そういうもんさ。過去に行ったことの結果が現在なんだから。
……でも、そこで良いことだったかもって思えるのは長所だよ。前向きなのはいいことさ。

いやいや、いや。もうちょっと為になるお話とか出来る人に頼みなさいね、そういうのは。
僕は所詮流れ草、世間に紛れられない流れ者だよ。
見聞を広めるために話を聞こうってのは良いことだけど、見習うのはあんまりよろしくないよ？

右腕か。そういえばけっこう厳つい小手を着けてるよね、ソルティ君。
ちょっと騎士団の支給品らしくはない感じだけど、何かいわくでもあるのかい？

思ってたより人に近しい存在だよねえ、エンブリオ達って。だいたい人語を解するし。
はじめに話を聞いたときはこう、アレ、精霊みたいな、純粋なエネルギー体に近いものかと考えてたんだけど。
どっちかというと妖精や小人、妖怪とかの類が近いのかな。竜種までいるから幻想種かな？
樹精や人形の化身とかもいるみたいだし、もっともっと幅広く考えた方が適切かもしれないか……

……あ、ごめんごめん。独り言になっちゃってたね。

…………うん、まあ……大変そうなのは分かったよ。彼女らの努力が実ると、いいね。

…い、いさな、参ります…っ！

ぽぽぽぴぽぴゅる？

（目を瞑ると体内から水の音がゴポゴポと響く）ひい、ふう、みい…今日はこれくらい貯めておくですよ。

引く気はない、か

食べてみる・・・？・・・私の手料理。

おらに刃向かうやづぁ、ぶっ叩くど。

食べてみる・・・？・・・私の手料理。

や、やった…おわ…った？

お、おんなのこに襲い掛かってくるからですよ、このケダモノ！

命が惜しいなら、今の内に帰るんだな

これ、なんでしょう…？

……？…？？

なんだ、これ

…い、いさな、参ります…っ！

ぽぽぽぴぽぴゅる？

（目を閉じて深呼吸、徐々に呼吸が深くなり、最後に息を静かに吐くと、その目には『野生』の赤が宿り、その両手は『牙』を形作っていた）

お手合わせ宜しくお願いします

今日はよろしくおねがいしまーす！
一生懸命やらせてもらいますね

鶉さんこんにちわ☆　キュートな瞳だね〜♪

焼いても茹でても…そこは煮るじゃないのかなっ？

よろしく頼むぞ。肩の力を抜いて戦ってくれ。その方が楽になる。