よろしくお願いします。

よろしくですー！

無理言ってごめんね。流石にキスは冗談、ですから。…ならなでなでとかぎゅーとかする時は、誰にも見られないところだけで、にしよ？　まぁさせてくれるのはかなり遠い先みたいですけど。

他ならぬアズさんからのお願いですから、ちゃんと聞きますよ。あ、いたずらとかセクハラとかもしませんからね。

？　アズさんもすごく可愛いですから、好きなのって、変？

すごいっ。お金のために作ったということは、売り物になるようなものを作れた、ということですものね。

ああ、うん、なんとなくわかる気がします。
自分ではできるんだけど、それを人に説明すると上手くできない、というか。
自分ではごく自然にやっているから、それを１つずつ説明しようとすると難しいんですよね。

例えば私も、『どうやって歩いているの？』を説明しろと言われてもできないと思いますし。

うーん、今使っているものを何度も直して使うというのはとても大事なことだと思います。
私も旅の多い生活をしていますから、服や色々な道具は、何度も直してもらっていますし。
自分ではできないことが多いので、道具屋さんや仕立屋さんで直してもらったりしていますが。

でも、直すより新しく買った方がいいんじゃないか、というところまでいってしまったものってありますよね。
もしアズさんの雪靴がそうなら……ただ、あまり落ちてはいないんじゃないかなぁ。
思い切って買ってしまうのもいいかもしれませんよ。

雪うさぎ、いいですね。
実物もすごくかわいいですもんね。
うんうん、きっとありますよ。
雪うさぎの置物とか、イヤリングとか、針金細工とか、ぬいぐるみとか。

何もできないこと、認められないこと、置いていかれること……そう言ったことが怖い気持ちって、わかる気がします。
冒険の途中で、自分が役に立たないときって、そう感じますもの。
パーティというのは役割分担だから、常に何かができなくてもいいのだとはわかっていますけれど、やっぱり無力感を覚えるときはありますよね。

逆に言えば、何かひとつでもできることがあれば、何もできないわけではないということで……

砂漠は苦手です…
ただでさえ少ない体力がどんどん奪われる感じがして…

温度だけならエンブリオさんの力で何とかなりますけど…
ずっとエンブリオさんのお力を借りるわけにもいきませんしね。

くらげは…刺されたら…痛いです…

んあー…刃物を使わなくても作れる料理はある、ってトコだなぁ。
料理の幅が広がる以前に、使えて当たり前ってところがあるしよ。

使わねー料理となるとォ……やっぱりおにぎりか。
炊いたコメを手で握って形を整え、作る……ライスボールって言ったら解るか？

まァ絶賛一揆中ってだけにコメを入手すンのは一苦労かもしんねーけど、
調理自体の難易度は低いし携帯食にゃもってこいだよな。具を変えればバリエーションも増えるから、食うほうも楽しいだろ。

……って、手で握る……？
シャルの、手でおにぎり……？！

うむっ！そーだぜっ！
おにぎりなら誰が作っても失敗しねェし、むしろ形のいびつさが手作り感を引き立てる！ザ・初心者の手料理！
そうそう、知ってるかシャル？おにぎりってのはな、絶対素手で握らなくッちゃダメなんだぜ？
特に基本中の基本である塩むすびは調味料である塩じゃない、手汗の塩分で味付けするっつー究極の手料理って言われてンだ！いやーあんなシンプルな外見をしてンのに、考え抜かれた先人の知恵と、人類には早すぎるぐらい斬新な発想の上で生まれた料理なんだなァ！！

いや……そんな、オオゲサな。
あ、あぁ。確かにちょっと、ヨワネっぽいことを言ったもんな、俺。あはは、ははは。

そーいや俺、自分のことをちゃんと話してなかったよな。
ジツはちっとめんどくせー病気を抱えててサ、この世界を救うついでに、その治療法も探してンだ。

あぁ！けど病気っつってもそんなひでーもんじゃねーからよ！
ただちょっと、身体が上手く動かねー程度で……それにまだ治療のアテも見つかってないんだけどな。

でもこの世界に来て悪いことばかりじゃァないぜ！
たとえば、そう。……記憶のこととかな！

それがなんと、少しずつだけど、思い出しはじめたんだよ！
思い出した記憶も全部が全部繋がってるワケじゃねーんだけどさ。なんだろうな、スキマが埋まっていく感じ？それに、昔の俺を知ってるヤツにも出会って……、

出会って、よ……

……「俺は誰なんだ」って、ますますわかんなくなっちまった。

記憶を取り戻して、元の自分が見付かって……それじゃぁ今までの俺は、一体誰だったんだろうな。

この世界の人を助けたいって気持ちも、
シャルのことが好きで好きでたまらない気持ちも、

すべて、かりそめだったのかな。

俺は……俺は——っ、

俺はまだ、レンツなのかな——？

・・・奴がいつか幸せな家庭を築いたら、心置きなく練習死合をするって約束したっけね。向こうがよぼよぼのお爺ちゃんになってても手加減無しで。

・・・良いのよ、この前優しくしたし。
膝枕とか他人にしたの何時以来かしらね・・・。

——っと。比較的優しくしなきゃいけないのは目の前に居たわね。
成程。貴女の過去に何が有ったかは判ってあげられないけれど・・・。

そうね。粗方の事に決着が付いて、貴女の横に大事な人が居てくれるようになるまで。希望を持って、待ちなさいな。
自分を許容できるのは、最終的には自分しか居ないのだから。
ならば、そうなることを許してくれる誰かと居られるように、頑張るしかない。

ま、兎も角。了解よ。
こう見えて内緒にするのは、得意だからね。

……お、おっきい。

さてと、それじゃあ一つ、状況開始と行って見ましょう♪

さて。始めましょうか。

ヘカトンさんお留守なんです？

……こ、怖かった。

ふ〜、状況終了っと…
みんなお疲れ様〜

ふぅ。お疲れ様でした。

勝利ッ！

さて進みましょうか。

使える……かな？

おや。何か見つけました。

……はう。

さてと、それじゃあ一つ、状況開始と行って見ましょう♪

さて。始めましょうか。

いくよ！

よろしくおねがいします…？

まあ、宜しく頼む

全軍突撃ー！ あ、ちょっと言ってみたかっただけですっ！

ヨロシク、ね。