街にある使われていなかった元・廃屋。
どうやら、そこが卍人の世界とメルンテーゼが繋がってしまった場所らしい。
ちなみに原因は不明。
まぁ、誰も使っていないし荒れに荒れていた空き家だったので手入れして使うことにしているのだけれど。
そして、この元廃屋のどこに繋がったかと言うと。
収納用の備え付けクローゼット。
そこが繋がった場所である。
クローゼットを開けたら、現代日本の風景が広がっているとか中々にシュールではあるけれど。
今はもう少しシュール具合が増えている。
そこからコードが二本延びているのだ。
地面を這って、間に合わせに置いたテーブルへ。
そこから、ファンタジー世界には不釣合いなノートＰＣへと。
「さて、電源とか入ってくれるとありがたいんだけどな……。
　まぁ、テーブルと椅子は間に合わせだけれど仕方ないよね。
　……ニトリとかで買っても大変だし」
値段とか、ね。
なんて独り言を零しながら、セッティングを重ねていく。
コードは自室から引っ張ってきたＬＡＮケーブルと電源コードである。
つまりは、メルンテーゼ内でネットに接続できないか　という実験でもあるのだが。
「女の子を招くには少し殺風景だけど、まぁ　それも仕方ないよね。
　何せ快適レベルを上げてあるとはいえ、元廃屋だし。
　……知り合いにもらった畳とか座布団は、奥の方に用意はしてあるけれど、ソファーとか、入れたいよなぁ」
まぁ、そういう事だったりする。
多少なりとも下心はあるものだ、うん。
ちなみに、光源はキャンプ用のカンテラ型ランプ（電池式）である……無駄に明るい。

「さて、動くかな……？」
ぽちっとなと、電源を入れる……モニターに光が灯る。
「よし、電気は来てる……って、事は！！」
はい、スタートページのグーグルさんにつながりました。
「よし、実験は成功だ……これで喜んでもらえるかな」
マウスとか用意してないけどね。

「問題は、冬とかなんだよなぁ……　寒いよなぁ、ここ」
どうやら……もっと環境を整えないといけないみたいで。

こいつ、気がついてないっ！！

＞ガルさん

>ティシア＆エレアナ

*さらさら滑る様にエレアナの髪を梳いていく*

*小さい声とは裏腹でこの子目が本気だわ*

*こそっと小さく耳打つ。年頃の子の悩みを打ち明けるには、男性を交えるこの場はやや相応しくない。せめて一旦彼女が落ち着ける場を作ろうかと声をかけた*

微妙に泥臭い話だ。

そういって、バサァとごみの山を広げる。
まとめとはいったい。

ぽそっと小さくなにかを呟く隼人君だった。

ついに抱っこしてしまった
堪能しすぎである

マタタビで酔いやすくなったとか無い？と首をかしげる
その間も、アルフォンスをもふもふもふもふ…

*何かを発見して嬉しそうだ*