パロロコン >>
これが貴方の望んだ結果ですか・・・？




— いいえ

違う





パロロコン >>
これが貴方の望んだ結果ですか・・・？




— いいえ

・・・違う






パロロコン >>
これが貴方の望んだ結果ですか・・・？




— いいえ

・・・・・・違う






マキガイ >>
精進するが良い・・・・・

・・・・・・・・・私には≪力が≫足りない。

ずっと俯いたまま、物思いにふけたまま、小川の傍の道を歩いていた。

そして少年は気付く。自分の足音がひとつでは無いことを。聞き馴染みのない物音に勘付き、後ろを振り返る。

＼ きゃー　せんさまったら　いやーん　ですのー ♡ ／

・・・・どっか行っちゃったよ。

——数刻の後、あなたを含む三人は食事も提供する大衆酒場へとやって来ていた。

気取らない雰囲気…といえば聞こえは良いが、要は随分と賑やかしく、騒がしい場である。
未だ日が沈んでからそう長い時間は経っていないのに、
店内には既にすっかり 『出来上がっている』 酔っ払いの姿もちらほらとあり、
そのような場に馴染みのないであろうあなたは、おそらくはとても驚いたことであろうが
しかしブラックとジャックの二人は別段気にかける風でもなく、
慣れた様子で次々と酒や料理を注文していく。

そうしてあなたの目の前には、さまざまな食べ物が堆く積み上がることとなった。

そう言って分厚い肉の塊を食いちぎりながら、あなたにもそれを勧めてくるのはジャックだ。
ずいと差し出された皿の上には、見事なまでに肉、肉、肉……
見事なまでの肉の山が築かれている。

さらりと怖いことを言ってくすくすと笑うのはブラックの方で、
それでもこちらはまだ若干気の効く方であるのか、
あなたが無理なく食べられる程度の量を皿に取り分けると、それを目の前に置いた。

そう言って琥珀色の蒸留酒が満たされたグラスを傾ける。
そこでふと何かを思い出したようにあなたの方を見ると、
少しからかいの色を含んだ、いたずらっぽい笑みを浮かべた。

好奇の目が合わせて二組、じっとあなたに注がれた。

（「それもまた、『強さ』であろうな」と。ちらりと覗かせたどこか寂しげな顔に向け、
忍は静かに、そよぐ草鳴りに乗せてただ静かに言葉を紡いだ）

（「あ。」——不意に上がった声に目を向ければ、程なく目の前に魚籠が差し出され）

（瞬時に、ごく自然に、川の水が流れるが如く忍の口から調理計画が滑り出した！
あまり手の込んだものは出来ぬが、と前置いて、何か要望はあるかとたつきに尋ねる）

——どれくらい経ったであろうか。
一人道を逸れた龍貴の元へ、それは何処からかふわりと現れた。

どうしよう・・・どうしよう・・・逃げられない・・・！
私一人でだなんて無理だよ・・・！戦えないよ・・・！勝てっこないよ・・・！

わからない。私には、決める覚悟が。何かを守る力がない。不安しかないんだ。

でも・・・。

そのまま現実を受け入れたくない。自分の人生に抗っていけない事なんてない。
このまま人知れず、巻き込まず散る身であれば、ここで全身全霊を懸けて散ろう。


龍貴は、鞘を付けたまま竹光刀・月夜見（ツクヨミ）を構えた。

・・・・・行こう。
今ならまだ、間に合う。巳南さんと大楠様が近くにいるはずだ。