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探索78日目 基本行動の宣言を確認しました。 「対集団メッセ」の宣言を確認しました。 「コミュニティ」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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So always. It is this world that breaks off the flag of the thorn. ******* それが起こったのは砂で出来た螺旋階段を下り切った時だった。 ただでさえ悪い足場が突如、崩れるように抜ける。 その一瞬後の奇妙な浮遊感には心当たりがあった…以前、小島に飛ばされた時のそれだ。 「キアロ!真似がまだだ!」 崩れた砂を掴み、半ば体制を崩しながらリリが自分の元へ降りてくる。 見上げると真似とぜくたは螺旋階段を下りる前だったのだろう…姿は見えるが、かなり上空にあった。 尾の先からマナの刃を伸ばすもあと少し届かないのを見てか、ぜくたが“こっちは大丈夫だ”という身振りを返す。 直後、ふっと視界の先の二人が消えた。 「…キアロ。」 「前と同じなら、また同じ場所に出るはずです。…大丈夫、信じましょう。」 近くに引き寄せたリリからどこか不安そうな声が零れる。 不安、という感情。リリが取り戻した心は確実に彼女の物となっていた。 それを宥める様に、男も言葉を返していた。 * ** *** ******* 「しばしの間、流れるプールをご堪能くださいませッ!!」 榊が叫ぶと同時に津波が押し寄せた。 足元を水が攫い、呆れる間もなく深さは背より高くなっていく。 水着と浮き輪など申し訳にもならない。そもそも獣の姿の自分にはそんなものは付いておらず、身体は水中へと簡単に引きずり込まれていた。 眼前が透明な青で埋め尽くされる。 見れば先程まで足をつけていたあの島が、もう朧げな程に遠く深い。 “この島から出られたのか?”そんな考えが一瞬浮かぶ。 あまりに馬鹿馬鹿しい脱出法ではあったが、脱出できた事に変わりない。 この身体も、マナも、島で作製された装備達も……そしてこの記憶と感情もすべて、ここにある。 後は生きて陸に戻る、そして…… 水中で視線が彷徨う。 波で泡立ち、視界の利かない海中で伸ばされる腕が見えた。 自分より赤い肌と腕に奔る刺青の線はリリのそれだ。 反射的にその、自らの腕を伸ばす。 けれど、伸ばした腕は…銀の獣毛が生えた“前足” 水中に見えるその手に“前足”は届かない。二度、三度と波に翻弄される。 ごぼりと口の端から空気の泡を吐く。息苦しい。早く、あの手を取って海面へ…。 何故この腕は未だに獣のままなのか。 伸ばしても、届かない。その手を取る事が…握り返す事が出来ない。 ふと、唐突に、いつかこの島で思った事が浮かび上がった。 * それは、大事な事だった筈だ。 とても、とても大事な事。 けれど、此処では取るに足らぬ事。 何故か? 此処ならどんな姿になったとしても、誰も意に介さぬ事だからだ。 此処で前に進む為には、戦う事には不利になるからだ。 獣の足の方が、速い 獣の感覚の方が、鋭い 姿形を気に留めぬ者ばかりなら 動くに易い姿のほうが有利であるなんて、当然の事だ。 人の形は 必要か? * 過去の自分に、嗤う。 必要だとも。 その姿でないと、誰かの手を引く事も、抱きしめることも出来やしない。 * 神さまもどきは笑う 「目を閉じろ、形を疑え、オマエの形が“どんな”だったか考えろ。 オマエは“そう”であったのか、“そうでなかったのか”それをオマエ自身が決めてもいいんだぜ?」 * もしそうなら、そうであるなら。 君を抱きしめる為に、その手を取る為に人の姿を取ろう。 君を護る為に、その姿を追う為に獣の姿を取ろう。 どちらかの姿で、ではなく。 どちらの姿も、元から僕の姿だったじゃないか。 元から、僕は人であったはずじゃないか。 もう一度、腕を伸ばす。 そしてそれは届き、赤い肌の掌を握り返す。 閉じかけた視界の中。 伸びた腕は、確かに人の形をしていた。 ******* 一体どれ位気を失っていただろう。 海面に浮かぶ荷物 ―丈夫な皮袋が浮き輪代わりになっていた― に身体を預けた状態で目が覚めた。 背に感じる重みは、リリが僕の毛皮にしっかりと手を回して乗っている所為だ。 自身の手を見る…あの一瞬見えた人の手はそこには無く、元通りの獣の前足がある。 失望交じりの短い溜息に背中が揺れる、と、リリが小さく声を上げた。 「大丈夫ですか?」 「…ん、ああ。大丈夫だ。」 リリが小さく舌を出し、塩辛いと呟く。 二人とも波に揉まれる間に相当海水を飲んだのだろう、喉がちりちりと痛んだ。 全く酷い目にあったものだ。 思い返すも相当雑で馬鹿馬鹿しい脱出、けれどその胸には島から何の異常も無く出る事のできた実感が戻りつつあった。 見渡せば他にも浮き輪や荷物に掴まって流されてきた探索者が居るらしい。 「クロエ達も無事だろうか。」 「あの方達なら、きっと上手くやっていますよ。」 確証は無い、しかしそうだと思わせる何かがそこにはあった。 彼等が要領よく、どんな状況でもしぶといのは良く知っている。 「一度体勢を立て直して探さなければいけませんね」と呟くと、「ん」と短い返事がかえった。 兎に角どこか足の着く場所に行かねばと、見えている北の陸地へと足を動かし泳ぎ始める。 馬鹿みたいにただ蒼く、空は晴れ渡っていた。 「…。」 「……外、出られたな。」 「………そうですね。」 短い沈黙。 それを破ったのはリリの方だった。 ふふ、と小さな笑い声が零れ、口元が自然と緩む。 抑えていた感情が、じわじわと身体を満たしていく。 それは紛れも無く幸福という名前で、そして歓喜だった。 どちらからとも無く、二人は声を上げて笑った。 * * 「…好きですよ。リリ。」 「えっ。」 不意打ち気味に呟いた言葉で、リリが調子外れな声を上げた。 毛皮越しにもその掌の温度が上がるのが判り、小さく笑う。 「以前、“島を出る時に聞かせてください”と。そう言った言葉があったじゃないですか。 僕の勝手な予想ですが…もし当たっていたら、女性から言わせてしまうのは男らしくないなあって思ったので。」 「え、いや、その、そうじゃ なくて!」 「…予想、外れてました?」 「ちが、そうじゃない……」 ぎゅう、とリリの手に力が篭った。 海水で湿った被毛に顔を埋め、そのまま首に腕を回して胸元に僕の顔を引き寄せる。 耳を立て、その身体にぴたりと押し当てると…どくどくと早鐘のような心音が聞こえた。 言葉の無い、僅かな時間。 「…聴こえるか?わたしの体がこんなにも脈うっている。」 「…ええ。」 「キアロ、お前はあの時待っていてはくれないかと言った。 …待っていたって良かったんだ。お前がいつかそう言ってくれるのを信じて一人待つのなら、苦じゃないだろうと思えた。」 「……。」 「でも、そうじゃない。そうじゃないんだ。」 その胸の鼓動ごと、息を吐き出すように言葉が紡がれる。 そして、その手の力が僅かに緩み…こつりと互いの額が触れ合った。 近すぎる距離で、彼女の表情は読み取れない。 「待っていろなんて言うな。たとえその姿のままだったとしても、一分だって、一秒だってお前の傍に居たいと思う。」 けれど、その口元だけははっきりと緩やかに微笑んでいる。 「心があるから感じられる。わたしは今……すごく、うれしいんだ。」 「…リリ。」 「これが……恋するってことなんだな。」
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Message |
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【つぶやき】 「…で、なんで私までこの格好なのよ。」 大きめのフロートに、水着の少女が寝転がっている。 …しかし何故か腰にガンベルトと銃が二丁下がっていた。
ユーグレ(夕暮)(832)からのメッセージ:
ユーグレ(夕暮)「なんてな。…帰る前にもっかい会っておきたいなって思って来たんだ。
ユーグレ(夕暮)「葉っぱ隊の時はどうなるかと思ったけど、兄ちゃんのおかげで考え方の幅というか選択肢っていうのかな。そういうのが広がって前より大分気持ちに余裕が持てるようになったんだ。 だから何とか乗り切れたんだと思う。 まさか最後に自分が葉っぱ隊みたいな格好になるとは考えてなかったけど。」
ユーグレ(夕暮)「キトさんにもらったペンダントも大活躍だったんだぜ!
ユーグレ(夕暮)「じゃあ、俺、そろそろ行くっす!
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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居待月 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
衣装の樹 -民族衣装コミュ- |
キアロ(159)からのメッセージ: 3day:189pt 残り:0pt その樹は水底へ沈んでいく それは島に住むもので、島と運命を共にするものだから けれど…島の全てが過去になりきれなかったように ぼんやりと光を放つその樹もまた、その過去の島から少しだけ枝葉を伸ばし始める
ほーりーそんぐえんちゃん(926)からのメッセージ:
リーチャ(1379)からのメッセージ:
スヴェルナとシク(2082)からのメッセージ:
「そういえば、結局あの・・・あおざいって言う服、着れなかったわね。
「きっとまたこの樹も、誰かの役に立つのかしらね。・・・元気でね。」
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剣コミュ「帯剣抜刀」 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
自キャラが絶対言わない事を言わせるコミュ |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
NANDEMO許可! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
レンタル宣言 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
実戦心理学研究所 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
NoAH商会(PK支援) |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。 ハッシュ に技回数を 12 振り分けました! スラッシュ に技回数を 13 振り分けました! エキサイト に技回数を 11 振り分けました! ディム に技回数を 6 振り分けました!
もちもちメープルスコーン を食べました。
武具に 【刀剣】トゥー・フイー・エゴ・エリス を装備!
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訓練により 敏捷 が 53 上昇しました!(能力CP - 104 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 10 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 11 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 12 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 13 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 14 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 15 ) 訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 16 )
訓練により 異種共有 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 17 )
上位技能 怪盗 を修得できそうでしたが脳みそがいっぱいいっぱいでした。
技No.31 生きることの喜び を訓練しました。
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
「・・・・・・というわけでこの話はこれで終わりだッ!!
次作は9月中に公開予定だそうだから この場所はそれまでは残しておいてやる、ありがたく思うんだなッ! 宣言画面もすみかも普通に使える状態だ。
次作の情報はトップページにぼちぼち現れるらしい。 どうせ奴の気まぐれで頻度はアテにならねぇがな。
・・・さて、伝えることは伝えた。お前の夢の中にでも戻るとしよう。 ハハハッ!!しばらくは良い夢ばかりだなァおいぃッ!!」
「いやぁ実に長かったなぁ諸君。予定より1.5倍も長くなってしまった。 とりあえずお疲れ様といったところか。
そして長丁場へのお付き合い、とてもとても感謝している。 次の世界はこれほど長くならぬようにするつもりだが、 どうせ奴の気まぐれだ、アテにはならないかもしれんな。」
「そんなわけで次作も時間あったら参加しちゃえばいいと思うよーっ!! 時間あったらだからねー?そこおねーさんとの約束だぁっ!!
最後まで参加してくれてほんとありがとぉーっ!!」
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Data (第77回 第79回) |
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ENo.159 グリス・キアロ |
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ENo.18 リリ ENo.1674 富律 真似 |
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[PL] sen |
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