あ、いえ……。
突然あなたの雰囲気というか、
しゃべり方というか……変化したような気がして。

でもそんなわけないですもんね。
きっと、気のせいです。

矛盾はしてませんよ。あなたのおっしゃる通りです。
私は、私の両親から、あまり愛情を感じずに育ちました。
それを寂しく、思っています。

ですから……あなたに、
愛情に満ちた両親ないし家族が居たのであれば……
それを悲しませるようなことだけは、
絶対にしてほしくない。そう思ったんです。

私には無いものだから……ということも、あるし。

………。

ところで、そろそろ……
あなたのお名前を教えて貰えませんか？
そろそろ、あなたと呼び続けるのもなんだか……。

一度お願いしたのにスルーされちゃったので、
もしかしたら教えたくないのかもしれませんけど。
それであればそう言ってもらえるとありがたいです。
もう無理に聞き出そうとは、しませんから……。

機械的・合理的な考え方、か……。
その機械的・合理的な考え方は、
生物の本能に動かされたものではないのかい？
だとすると、君のそれはどこからやってきたのだろうね。

私達生物が執り行う行動の一つ一つに対し、
どれが本能に動かされたもので、
どれが本能ではなく理性で行っているものか……

そんな分類は、あんまり意味を為さないと僕は思うのだけれど。

ふむ。
抑止力としての戦力を高めるため、
戦いの練度を上げている……か。

それは少し説得力があるけど、
その論理を認めると、
君は永遠に戦いの中から抜け出せない気がするのだけれど……。

僕は戦いに参加してないんだけどね。
ビブリ君は、新王に独占されている
メルンテーゼの鉱床のために、戦っている。
あと、困っているメルンテーゼの人達のために。

へえ……。
エンブリオが見えるけど、何を言っているのかわからない。
不思議なケースもあるんですね。

昔、この世界のような場所でつけた力……。
メルンテーゼ以外にも、こういう、
戦乱の地があったのですか？　そして、あなたはそこからきた……

あ、いえ、私のこの左眼は、
先天的なものです。流星眼といって……。
母親から受け継いだんです。

出会い頭は・・・その通りですね。
幼い言動、行動でした。
わたしが、この世界を目にして、浮かれていたせいです。

わたし自身、いまだ精神的には幼いので・・・。
意識的に抑制しなければ、つい、そのように振舞ってしまいます。

わたしは、人に対して悪意を持ちません。

・・・わたしは、蜘蛛と、人の魂とのハーフです。

蜘蛛であるお母さまが、わたしを産んだのは、異種族との交流で種族を繁栄させるためです。
そして、わたしは人であるお父さまから、人の善悪の概念というものを、教えられました。

わたしの考え方が、不気味に思えるのは、わたしの出自のせいでしょう。

わたしはまだ、生まれて一年と少しの経験しか持ちません。

・・・ですが、母から知識と記憶を受け継いでいます。
それは、わたしのお母さまを産んだ、蜘蛛の神の知識と記憶です。

わたしの心の器は、人と同じものですから、その全てを理解することはできませんでした。

ですが、その影響は少なからず受けていると思います。

人や個の存在に、価値を見いだすことができなかったり・・・。
自分が、そうした個人の一人であることを忘れるような、全能感にとらわれたり・・・。

それは、人と交流する上では、どれも、よくないものです。
不気味と感じられても、しかたありません。

・・・ですが、そうした価値観のちがいも、悪意から生まれたものではありません。

すべて、なにもかもお話した、わけではありませんが、嘘はついていません。
・・・・・・これで、回答になったでしょうか？

そうです、見ての通り天使なんですよ。

わたし以外にも会ったことあるんですか。
服の雰囲気が違うという話しだけでは
どこの方かちょっと判断できませんね。

この世界が分割されてるように、天界も色々ありますからね。
別の天界だと結構雰囲気も違うんですよ。

服のズレは危険・・・？
というよりかっこ悪いじゃないですか。

服ってファッションで着る物ですし。

でもこちらの世界ではマナーとかそういう意味もあるんですよね。
なんでしたっけ・・・ティーピーオー？

ここでは布地の面積とか気にされるんでしょうか。
女性は上半身も裸じゃダメとかは知っているのですが・・・

あっ、こっちの服はズレるから面積の広い服で何とかしてるんですね！
それならわたしの服が珍しく映るのも納得です。

挨拶にもふもふはダメですか・・・
しかたありませんね。ガマンします（うずうず

あらあらーしっぽまで可愛らしいですねぇ〜

さてぇー、私はなんでしょう？　正解は……ヒミツですよぉ〜

うふふ　自分でもよくわかってないっていうのもあるんですけどぉ
大きい分類ならアヤカシとかそのあたりですかね〜？

うふふ〜ちょっと大げさに言っちゃいましたけど
そんなたいそうなものじゃなくて、旅行みたいなものですよぉ
なのでぇ　現地民ともちがうんですよぉ

エンブリオってこの世界で初めて見たんですけど、もっと知りたいな〜って
一揆っていう大義名分にも乗っかれましたしねぇ

あらあら〜　たまコちゃんは
地にしっかり足がついた考え方をしてるんですねぇ

幻滅なんてしませんよぉ〜
生きる為に武器を取る、シンプルでわかりやすいですねぇ
世界を移動してるっていうのは、なにか探し物でもあるのかなぁ？

自分の力でがんばろうって　とても良い事ですよぉ
でも　ずっと気が張ってると…ときには疲れちゃいませんー？

協力関係の今くらいは　少しくらい寄りかかっていいですからねー
そういうときに支えてあげるのが　大人の役目ですからぁ

う……まあ、そりゃ……あまり普通ではないのは自覚してるけど……
って、あれ？その耳……
わぁ、可愛いなー！

……って、え？
別の世界から来たの？
そっか。大人さんって感じなのもそのせいなのかな？

あはは……まあ、ついちょっと前までおじいちゃんと山暮らしだったからね。
たまに来るお客さんとは少しくらいお話したことはあったけれど、
まあだいたい同じ人しか来なかったから……

そうね。多分、おねえさんってくらいの歳だと思う。
あはは、性格に問題ないって思ってもらえるなら嬉しいな。
わざわざ嘘つくような子じゃなさそうだし……ふふ、ありがとね。

まあ、そうだよね。
一揆やってるなら、エンブリオのこと知ってないとおかしいもんね。
それで、まあ……うん、そのエンブリオなんだけど……
契約するときに、なんだか失敗しちゃったらしくて……それで、こんななの。

う。
あなた意外と、冗談とか好きだったりする？
あー、まあ自業自得だし、うん……確認できたって思える時まで待つね……

あ。ら……しっぽまで……
んー……それって元から、なのかな……？
まあ、私みたいなのは珍しいんだとは思うけど……

あら……意外とつれないのね☆
フードを脱いだら性格が変わるタイプ？

それにしてもフードの装飾ってわけじゃなくてホントに獣耳だったのね☆
獣人？でいいのかしら♪

その時は悔しがりながら死ぬんじゃないかしらね☆
警戒した上で付き合ってるから大丈夫よ♪

ある程度の理解を示してくれるだけでも私は嬉しいけどね♪

話しても良いヒトに分類してくれるなら有り難いわね☆
折角だし、名前教えて貰ってもいいかしら？

差支えがないように、でいいけど❤

そうねぇ……笑顔で直ぐに警戒を解くようなヒトよりは……
警戒してくれるヒトの方が楽しいヒトは多いかな☆

笑顔イコール善意なんて甘い子よりは、ね♪

邪な楽しい理由を詳しく？
そうね……。

他者を食い物にする判別をしてる笑顔、かしら。
それがメインではあるわね♪

あ、でも最近はそれだけじゃないわ♪
今までにそれが多かったからそう見えるのは仕方ないけどね☆

ほほう、多重人格〜、そういう人には出会ったことあるけど〜ここまでわかりやすいのは初めて見たですの〜

えーっと、じゃあまた別の？えっとー？

まぁー性格は変わっても記憶はあるっぽいし〜、なんら問題なさそうですの〜♪

あっ、じゃあやっぱり変わってないんだ！

ん〜、本当にお酒だめというか〜、臭いそのものがだめな感じですの〜

んじゃ〜、次合う時はお酒はなんとか飲まないようにしとくですの〜♪

んー、戦火については終わったようで終わってないような…もうその悪魔に『滅ぼされて』何も残っていない世界ですの

…もはや取り返す意味もない…そう思うかもしれないけど、それでも、あたしが愛した世界だから…あたしの住んでた、たった一つの故郷だから…

……あっ、なんかこういう真面目な話はやめやめですの〜、つまりのところ悪魔許せんってだけですの〜♪

それに〜、せっかく天使様に授かったこの力、無駄にするわけにはいかないですの！

うん！むしろここは平和なくらいでびっくりするよ？話しかけて襲われないほうが珍しかったんだから！

警戒心とか、よくわかんない。襲ってきたなら敵だし、そうじゃないなら友達になれるかもって…

あっ、すごーい！エシャロットと同じこと言ってる！なんでわかったのー？

確かに〜、一時期はイグニちゃんのためにもと思うと同時に〜、もうお酒は必要ないと心から思えた時がきたんですの！だがしかし！！

お酒飲まないと、うん、調子がでないというか、震えるというか……もう酒が血あり燃料みたいな、飲まないと力がでない感じで？

まぁ〜、本気だせばお酒やめようと思えばやめれるんだろうけど〜、今はそこに本気ださなくてもいいんじゃないかな〜って〜♪えはは〜♪

んじゃまぁ〜、このままお酒の臭い漂わせて会話するのもなんだし〜、一度出直すことにするですの〜♪

わかったー、それじゃ〜またね〜！えっとー…？ねこのひとー？

ま〜たですの〜♪ねこピンクの人〜♪

またね〜ねこピンク〜！

そうそう　あなたの事よ

あっ　構えなくても大丈夫よ？　
別にあなたに危害を加えようというわけではないの

そう、お話　
あら。迷子と思って声をかけたなら、お話できない？
とは言わないと思いますよ？

容姿もそうだけれど、その背丈で重厚そうな斧を持ってて気になったの

ほら、私も一応斧使いなの

もっとも、私の斧は可変式で、槍になったりするんですけど

私はあまり武器の扱いに慣れてなくて、
それで、同じ斧を使っているあなたに色々聞こうかなと思って

そんな感じなのだけれど、お時間いいかしら？

油断は禁物です、気をつけて下さい

よ〜し、頑張っちゃうよぉ♪

さあ、気を引き締めていこうか

戦闘開始、標的を排除します

・・・・・ちょうど、暇してたところだ。

今日、良い日やな。そう思わん？

今日、良い日やな。そう思わん？

ふう……勝てましたね…

ふぃ〜お疲れ様っ♪　御飯にしよ〜♪

お疲れ様。甘いモノでも食べながら少し休憩しようか

戦闘終了、私たちの勝利です

それじゃあ先に進も〜♪

これ…何かに使うことができるでしょうか…？

わっ♪　なんだろう、いいものかな〜？

何か見つけたよ、これは…

お手合わせ、宜しくお願いします

わっ♪　よろしくね〜♪

さて、怪我しないように気をつけようね

戦闘開始、お手柔らかにお願いしますね

おてやわらかにー

練習って響きがどうもねぇ。や、適度に適当にやり合おうか

よろしくおねがいしまーす♪