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一揆参戦 6日目! - Diary |
<< 第5回 第7回 >> |
「ただいま!」 「……おかえり」 砂埃に汚れたルカの顔は、嬉しそうに見えた。 聞けば、新たにエンブリオと契約を交わすことが出来たようだが、此間のマーメイドと同じように、契約した途端、その姿は赤い花弁に飲み込まれるようにして、消えてしまったらしい。 それから、ルカが夢の中でエンブリオと話したことも聞いた。 ルカの話が本当なら、(共に砂地を進んだ二人から聞いたらしいが)“ザントマン”と呼ばれるエンブリオは恐らく、ルカが“レーヴ”と呼ぶ夢の中のウサギに力を奪われたから、消えたのだと思う。 「……名前、聞いたか?」 「多分、レーヴなら知ってる」 「……またそれか」 まるで、その“レーヴ”なら、何でも知っているかのように聞こえる。 一方、ルカは何も知らないのだと改めて気付かされる。 ルカ自身、何も知らないことは自覚しているようで、そう言って返した俺に対し、苦く笑って、頭を掻いた。 「レーヴと、シズが話せたらいいのにな」 「……お前、自分が一番知らなきゃならないって分かってるか?」 「分かってるけどさ。 オレが気付けないようなこと、シズなら気付けると思うんだ」 お前、頭良いから。と、頼りなく笑う。 「……お前が馬鹿なんだよ」 そう言ってやっても、ルカは困ったように笑っていた。 いつからだろうと考えて、思い出そうとして、止めた。 自分の知る限り、ルカは、いつだって笑っている。 少なくとも、人前では。 いつから、だったか。 「そう言えば、シズに言われたこと、レーヴにも言われたんだ」 「……何の話だ、それ」 「ほら、シズ、前に言ったろ。 レーヴ、アリシアのこと、“菫の子”って呼んでて、」 「──菫?」 「“アリシアから目を放すな”って」 嫌な予感がした。 「……ルカ、話がある」 「話? ……何の?」 「アリシアのことだ」 * * * 何でも無い筈なんかないのだと気付かされた。 顔色が悪いのに、何でも無い筈なんかなくて、だからそうだ、アリシアは強がりを言ったのだと思う。 きっと、この世界に迷い込んでから今までのも全部、そうだったのだと思う。 此間、戦っている時に、フラついたって何も言わなかったのも、痺れた手が震えているのだって、全部。 シズは最初から気付いていて、アリシアが自分達に迷惑を掛けまいと強がっているのだと気付いていて、でも、何も言わなかった。 言えば、余計にアリシアが無理をするからだと、そう言っていたけれど、そうではなく、シズは、シズには言えなかったのかも知れない。 アリシアは、シズのこと、きっと、自分よりもずっと気に掛けている。 それはシズ自身が一番分かっていることだったし、自分が見ても分かるくらい、アリシアはシズのこと、心配していた。 砂地に行った時もそうだ。 アリシア、少し、元気無かった。 気に掛けられていること、シズは知っていたから、分かっていたから、アリシアに言えなかったのかも知れない。 だけど、シズがアリシアを気に掛けていたのだって見て分かったし、なのにどうして支え合ったり、出来なかったんだろう。 お互いが、お互い、頼ることをしないからだろうか。 強がって、そうやって自分にまで嘘を吐いて、ひとりで。 (一緒に居るのに、ずっと一緒に居るのに、なんでだろ、) 答えはすぐに思い当たった。 アリシアが迷惑を掛けまいと強がって自分にまで嘘を吐いて無理をして無理を突き通そうとして嘘を突き通そうとしていたのは、きっと、自分が頼りないからだ。 その上、(馬鹿だし、)信用が無いからだ。 アリシアはシズが自分の強がりに気付いているって気付いていたんだ、きっと。 だから言えなかったのかも知れないし、そうでなくても自分が気に掛けて心配している相手に気遣われたりなんかしたくなかったんだ、だから、だから。 「……ちょっと、だけ」 そう言って、肩に顔を埋めて、離すまいとするように、縋るように。 小さく零れたのは、何かを堪えるように、絞り出すような、辛そうな、苦しそうな、声だった。 それをずっと、今の今までずっと、ずっと、我慢してきたのか。 自分やシズに知られないように、気付かれないように、自分一人で抱え込んでいたのかと。 気付かされてしまった後では、すこしこわいくらい、その声の色が、ハッキリと分かる。 これも全部、自分が頼りないからで、自分が信用無いからだ。 アリシアにとって自分がもう少し頼れる存在であれたなら、一人で抱え込んだりなんてしなかったのかも知れない。 アリシアにとって、自分がもっと信用出来る相手だったなら、こんなことには、ならなかったのかな。 だからって、信用してくれなんて言うのは、おかしな話だと思った。 そんなこと言ったってアリシアを困らせるだけだ。 そもそも、信用が無いのではなく、失くしたのかも知れない。 自分も、アリシアも、ずっと幼かったあの頃は、今よりもきっと。 「……ごめん、」 くぐもった声、だった。 「……迷惑掛けて、ごめん」 どうしたって辛そうな声だった。 離れようとしたアリシアの頭を、空いた手で撫でる。ことで、離れるのを阻止、した。 アリシアの肩が跳ねる。 「迷惑なんて掛かってねーよ、アリシアが謝ることなんて、無いしさ」 ごめんなさいは、こっちの台詞だ。 「ッ、でも、──」 「アリシア、あのな、」 撥ねた肩を掴んで、アリシアの顔を、目を見て、言おうとした。 けれど、その瞬間に目を、顔を逸らされてしまって、俯いた菫色を覗き込んだ。 菫の子だなんて呼び方、何だかすごく、嫌な響きだ。 アリシアにはアリシアって名前があって、特別なものなのに、菫の子なんて名前は名前じゃないし、そんな呼び方、誰のことか分からない。 「……あのな、アリシア」 アリシアの目は綺麗な色をしている。 この色を菫色と言うのだとしても、アリシアはアリシアだ。 「オレさ、アリシアのこと好きだ」 「────っ、へ、」 アリシアの色だ。 丸くなった目、驚いた、声。 「好きだし、オレ、アリシアに迷惑なんて掛けられたこと無えよ?」 笑う。 「オレ、シズみたいに、こう、……カッコ良いこと言えねーけど、」 笑う。 「オレ達、三人ずっと一緒だしさ。 困った時は、お互い様だろ?」 (笑ってほしい。) 「……うん」 「な。 具合悪い時はさ、悪いって言っていいんだ」 いくらかマシになった、顔色。 申し訳無さそうな、顔。声。 少しだけ寂しくなって、その頬を両手で摘まんで、軽く引っ張って、 ──やろうとして、包み込むだけに終わる。 不思議そうな、顔。 きれいな、むらさきいろ。 「……ルカ?」 「……おやすみ、アリシア」 笑った。 包み込んだ頬を、ぱっと解放して、アリシアの分も笑った。 静かに扉を閉めて、逃げるみたいに、自分の部屋に飛び込んだ。 何を言っても押し付けがましくて、お互い様だなんて都合の良いこと押し付けて、頼ってもらおうとか、考えているのかも知れない。 汚い。信用とか、そういうものは、自分の気持ちを押し付けて得るものではない筈なのに、だ。 ついさっきまで、アリシアの傍に居る時は笑えていた筈なのに。 一人になった途端だ。 自分が今、どんな顔をしているのか、分からない。 「……馬鹿だ、オレ」 (今更だろって、笑う声。) |
Message |
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アリシア(860) >>
花冠(986) からのメッセージ >>
配慮も遠慮も容赦もない問いだった。 自分こそ関係の不明瞭な同行人を連れているというに、少しも臆する様子を見せないで。
ミハウ(1195) からのメッセージ >>
少年の仕草と気遣いに左右に首を振ると、ゆるく微笑み。
少年が指し示した方向に目をやって、一瞬、意味を理解できずにきょとんと、目を瞬かせ。 ほんの少しの間をおいて、少年と自分との認識に齟齬があることに気付くも、なんとなく訂正できずに頷いて。
いつの間にかミハウの手から逃れていたイェジがぼそりと突っ込むも、苦笑いを浮かべるだけに留め。 イェジは呆れたようにミハウを見やっていたが、不意にじぃ、と少年を見て。
コトカと話しているもう一人の少年を目で示して、首をかしげた。
どうやら、二人で旅をしているのだと思ったらしい。 コトカ(1196) からのメッセージ >>
そうやって返す彼女は、ルカに対してそう妙な印象を抱いた、という訳でもなさそうだ。
続く彼の言葉を聞けば、不思議そうにそう漏らした。
少し表情を険しくして、ぽつりと独り言のように言う。 この一揆の影響は、やはり大きい。 巻き込まれた、と言うからには、きっと帰ることもできないのだろうし。
その言葉に、ウルヘアも同意するように鳴いた。 視線はそのまま、またシズに向けられて、
コトカは通訳めいたようなことをしていた。
巻き込まれたとはいえ、この場に居るのに、エンブリオと契約していないのは、些か無謀にも思えた。
まだ言葉を続けようとしたが、イェジが彼らに問うた言葉の、返事を待った。
* 偽(185) * さっくん(576) * アール(612) * アリシア(860) * ルクリ(1255) * トム(1741)
No.5 タンポポ荘 コミュニティに 33 件のメッセージ! No.68 レンタル宣言 コミュニティに 52 件のメッセージ! No.90 何DEMO★許可! with 絵文すきっ コミュニティに 29 件のメッセージ! No.547 こえであそぼう コミュニティに 6 件のメッセージ! No.832 釣り堀 コミュニティに 40 件のメッセージ! No.986 ラジオ歓迎! コミュニティに 8 件のメッセージ! No.1408 突撃メッセ委員会 コミュニティに 58 件のメッセージ! |
Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
アリシア は以下を装備!
【防具】 ちょっと丈夫そうな上着( 衣 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 うさちゃんスカーフ( 装飾 / 20 / - / - / - ) ルカ は以下を装備!
【防具】 動きやすそうな服(おさがり)( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 チョーカー( 装飾 / 20 / - / 体力1 / - ) ルカの物攻1! ルカのSTRが上昇! ルカの体力1! ルカのMSPが 50 上昇!SPが 50 回復! |
▼アリシアの行動!
兵士AのSPに 64 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! 兵士AのSPに 73 のダメージ! Critical Hit!! 兵士AのSPに 70 のダメージ! ▼ルカの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! 兵士Bに 1919 のダメージ! 兵士Bは麻痺に抵抗! ▼兵士Aの行動!
ルカに 116 のダメージ! ▼兵士Bの行動!
ルカに 116 のダメージ! ルカは攻撃を回避! |
▼アリシアの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! 兵士AのSPに 27 のダメージ! HPに 450 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! 兵士Aに 670 のダメージ!
Critical Hit!! 兵士Aに 730 のダメージ! ▼ルカの行動!
Critical Hit!! 兵士Bに 1672 のダメージ!
▼兵士Aの行動!
ルカに 121 のダメージ! ▼兵士Bの行動!
ルカに 181 のダメージ!
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▼アリシアの行動!
2 行動の間、アリシアはAGI50%強化! Critical Hit!! 兵士Aに 788 のダメージ! ▼ルカの行動!
Critical Hit!! 兵士Aに 1591 のダメージ!
▼兵士Aの行動!
ルカに 111 のダメージ!
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15 CP を獲得! 30 PS を獲得! |
You can advance!! |
Main Action 2 |
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特にありません。
[物Lv.19]サラマンダー を成長させました!(Lv.19→20、CP-19) [物Lv.20]サラマンダー を成長させました!(Lv.20→21、CP-20) [物Lv.21]サラマンダー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.21]サラマンダー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.21]サラマンダー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.21]サラマンダー を成長させるにはCPが足りませんでした。
アリシア(860) の持つ ItemNo.8 うさちゃんピストル に ItemNo.7 蒲公英 を付加しました! 付加結果 > うさちゃんピストル( 魔銃 / 73 / 混乱1 / 機敏1 / - )
アリシア(860) がパーティから離脱しました! 現在のパーティから離脱し、ひとりになりました! 花冠(986) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました! フィン(985) がパーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 32 増加! |
Let's Ikki !! |
Next Battle |
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DUEL!! |
Character Data |
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