でんせつ☆よぅへぃ　ぎらちゃんのにっき　ぼりゅぅむないんっ☆

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山岳地帯。
そこは険しいだけでなく、恐ろしい魔物が住み着いている。
翼竜…ワイバーンだ。
古来よりドラゴンというものは人に恐れられる存在である。

そして、多くの生命体のその名が与えられてきた。
ただの火を吹くトカゲから、
人語を解する知恵ある竜、
はたまた、天地創造以前から存在する古の龍。
その生態系も様々ではある、が…。
往々にして知恵をもった竜というものは強大である。
ふとすればその知識を人に与えることで敬われている竜もいるという。
メルンテーゼの翼竜は、人語を介するようだ。

………敬う気にはなれなかったが

【伝説の傭兵ギラ・第九章：期待と落胆】

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はぃ、ギラちゃんでぃす。
人の言葉話すドラゴンてぶっちゃけ超っょぃイメージだったんだけど、
思ったほどの脅威じゃなかった。
ギラちゃんが強くなった？？
でも仲間の２人も、そんなに苦戦してなかったから、
多分ギラちゃん強くなったのゎ、気のせい…。
ショック☆

皆で話あって、今度は砂漠にいこーってなった。
そしたらまたドラゴンが出てきた！

ぃぃょぃぃょ

もっともっとエンブリオ契約して、
そのうちマジで伝説の傭兵って言われるぐらぃに強くなる！
そぅすればギラちゃん、嘘っぃてることにはならなぃもんねー。

今のところまだ誰にも怪しまれてなぃ。
ギラちゃん勝ち組、ぃぇーぃ☆
でも油断はょくなぃ。

あと、砂漠で鎧脱げないのきつぃ。
モンスターとかじゃなくて、気候に殺されるかもしんなぃ。

軽い口調ではあったが、割と本気らしかった。
静かに、あなたの返答を待つ。

あっさりと信じ込んだ！

そっと差し出した

ぺこり、長躯を折り曲げるようにして深く一礼をする。