……執事の恰好をした羊なのか、羊の恰好をした執事なのか…

稲狩、なかなか振りやすくて威力もありそうです。えっと……ありがとうございます。

何かしらの力が大地に働いているのかもね
ま、私にとっては都合がいいことだ。そんなだからこの身でも、他の連中と対等にやっていくことができているんだもの

……それなりはそれなりだよ。モブキャラの枠に収まらないくらいかな

一番大事なのは畏怖だろうね。誰だって力のないものには従いたくないだろう
力といっても単純な能力や、言葉数値にできない魅力なんてものもある
今の私にあるのはなんだろうね。少なくとも、恐怖には縁がなさそうだ

復活というか、活力の予備タンクみたいなものだと思ってる
普段の余剰な生命力を、別の媒体に保存しておくものというか
その力を破壊、攻撃の方に活かすこともできるみたいだね

あとさ、私は別にアンデッドじゃないからね？

ふーん。ま、そういうのも珍しい話じゃないんだろう
朝起きたら芋虫になっていた、なんてのよりは遥かにマシだ

そうだねえ
免疫ができるまでは苦労する人もいそうだなぁ

エンブリオから血清かぁ
その発想はなかったよ
ちょっと考える価値はあるかもね

確かにどこかに所属できれば安心感も違うだろうね

でも、そうなると自由な動きもできなくなるから、一長一短かな
私たちはどちらかといえば勝手に動けたほうが都合がいいしねー

正攻法じゃなければ暗殺でもするのが手段ではあるかな
一応できそうな人間には心当たりないわけじゃないし……

でも、それもちょっと違う気はするよね
さすがにそれじゃぁ、決着ついたとはいえないだろうし、収拾もつかなくなっちゃいそうだ

…技構成を殆ど変えていなかったから、その分安定し始めていたのやも知れんな…。
自分の体力が減る技も極力避けていたし……今回思い切って設定を変えてみた分、分からなくなったな…。
今の所、目先で覚えられるSP回復技は物理シツジのティータイム位か。 ギフトはどうなるんだろうな…。

確かに刀は浪漫なのかも知れないな…。
槍は無骨……そうか？ 俺は槍も嫌いではないが…。
使う者によっては、舞うように戦う……華があって、俺は好きだが。

…ん、いや……捜している人物は、どうやらこの世界には居なさそうなんだ。
此処には他の世界から来た奴が大勢居るから、もしかしたらそのままそいつの居る世界の情報が入るやも…
と思ってな、依頼者に許可を取って一揆に参加するついでに、情報が無いか探りを入れている状態だな…。

…取り敢えず、この似顔絵の人物を捜しているんだが……何処かで見たりはしなかったか…？
これだけ人が居ると、一人位は知っているやも知れんが…手間を考えると無駄だろうな…。

愛着では無く、慣れや戦略的観点でその武器を使う…か。
いや、本気で取りかかる以上は本気を出すのが筋だろう、道理だ。

……む、その服は…そうか。 ラーフィーが以前言っていたように、作って貰った物を自分で調整した物だな。
不思議な宝玉だな…。 どちらかと言うと、ベースよりデザインで輝いている気もするが……
きっと、ラーフィーはこう言ったセンスも良いのだな…。

……畏怖すべき対象をお化け扱いして、子供を躾ける……嗚呼、覚えがある。
俺の世界では、嘘を吐いていると閻魔大王…地獄の王に舌を引き抜かれるとか、色々あった筈だ。
恐らく、このように脅す教育法はどこにでもあるのだろうな…。

…まぁ、もし俺が武器であったとしたら、変な奴には使われたくないからな…。
そう考えると、意思があるのならば使用者を選んだとして、何ら不思議は無い…と思うな、うん…。
最終的に、武器を活かすも殺すも、その使用者による…と言う訳だろうか。
だとしたら、上手く扱われているラーフィーの武器は幸せ者だな。

………何と言うか、その……現役時代に色々な事があったのだな、ラーフィーには…。
話が奇妙と言うか、不思議と言うか……何となく落ち着かない話だったな。

ディアブロスの喰槍…ヒトを喰らい続け、何処から現れ何処へ消え往くかも分からない…。
武器と呼ばれても、武器に非ざる存在……考える程、謎でしか無いな…。

……そうだ、装備しなければ意味が無い…と言うので、ふと思い出したのだが…
これはこれで装備する物では無いから、ある意味武器の話からは逸脱するが…まぁ、口直し程度に聞き流してやってくれ。

俺の知り合いが体験した話になるのだが…俺の知り合いの友人には、何と言うか…物凄く音痴な奴が居てな。
音楽的センスが、とにかく壊滅的だったそうだ。 …しかも、本人にはそう言った自覚が全く無かった。

そして厄介な事に、その超絶音痴は音楽が好きで、よく自分で騒音公害を垂れ流しては周りを苦しめたらしい。
歌だけなら、まだ壮絶な音痴で済むレベルだったが…そいつがいつも手に持っている物が悪かった。
そいつは弾き語り用にフィドルを持ち歩いていて、その音と歌が合わさると、正に終焉の響きとなったそうだ。

その演奏とも言い難い音の暴力は、放っておくと周囲のガラス窓等が割れる程の威力だったそうだ。
…知っているか？ ガラスを割る程の周波数の音を聞き続けていると、ヒトの脳はやがて破壊されるそうだ。
それ故に、その人物に付いた愛称はそう…『歩く音響兵器』だったか。
その事があって周りの人間は、そいつが楽器を構えよう物なら、力ずくでも中断させた……そんな逸話が残っている。

本来武器では無い物も、使用者と状況によっては武器になってしまうと言う、物にとっては不本意な話だったな。
……うん、武器とは程遠い話の上に、装備しなければ意味が無い…と言う話から逸れた物だったな…。
取り敢えず、今回の話の箸直し程度の小噺だった…と言う事で、ここは一つ。

キャンキャンキャ〜ン！

それじゃ、やろう。言っておくけど、負けるとしてもただじゃ負けてあげないからね？

……では、始めるか…。

技の編成をギフト収得用に組み直したから、どこまでやれるか不安だが…な。

それじゃあ、始めよっか

多岐野祥子、いざ、参ります！

あァ？なに、ニーサン。何か用？

あァ？なに、ニーサン。何か用？

あァ？なに、ニーサン。何か用？

お引き取りください・・・

毎回この程度なら…問題ないんだけどね。

…さて、では焼いて喰えるか試してみるか？
シツジは頭が羊だから、これはジンギスカンになるのか…。

いや待てカヅチ、早まるな！ 焼いたら契約出来ないだろう…！

え、突っ込むのはそこなのか…？

…と言うより、このネタを引っ張るのは止めないか？

それじゃあ、始めよっか

うまくいきましたね！

どうやら先へ行けるみたいだね。進んでみる？

さて、この先は何があるのだろうな？

あとは行くのみ

では、行きましょうか。

なんだろうこれ。良いものなのかな？

…ん、これは……悪くないな…。

俺の手伝いをしてくれたのか…？
よしよし、小さいのに偉いな、お前は…。

値打ちものかな

これはいいものですね。

それじゃ、やろう。言っておくけど、負けるとしてもただじゃ負けてあげないからね？

……取り敢えず…宜しく頼む。

それじゃあ、始めよっか

多岐野祥子、いざ、参ります！

襲う　来る　容赦　しない

ここで勝てないようでは、ということだ。

……面倒

薙疾！一番槍、突貫っ！