通名、《鷲の眼》（わしのめ）の意。
　平穏と希少な水タバコをこよなく愛する荒砂世界の占術師。
　身の丈は160cm半ば程度。目を引く真っ赤な衣。長い三つ編みは身丈よりやや余る。まとわり付く濃密な香。妖精の呪いにより、体の全てが干上がったように皮膚がひび割れている。
　代々占いを家業とする家系の出身。

　当たりもしない水源の所在を占わされる時期から極貧生活になり、傭兵を始めるも戦闘に目覚めた。普段静謐なさまも戦いとなると一転して猛々しくなる。
　不安定な荒砂の世界よりも元素の世界に希望を見出し、最終的には移住目的で参戦した——というのは当然建前、いや半分建前。

　術師だが鍛え上げた肉体と拳に炎をまとわせ殴りかかる、いわゆる肉体言語的な戦法を得意とする。もともと護身術程度で習ったものを我流で強化している。
　前述した貧乏の影響で相当の悪食。多少の毒程度はものともせず、味がわかっているのかわからない食べっぷりを見せる。特に鶏肉が好きらしい。

　誠実で賢くあろうとするが、脳の一部が筋肉で形成されているため及ばず。
　時に気まぐれ時に無自覚、素はとても大らかで愛嬌がある。
　食べ物と猫に目がなく、戦いにおいての窮地に興奮する。
　それがナスルという人間。

「力づくでは勝ち取れない未来もある。そういった時に、眼を凝らすんだ。私には、見据えなければならないものもあるって気づいたから」
「土も腐肉も、存外悪くないぞ？」

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　（おまけのPC三面図：http://t.co/52Np0gs8Cf）

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