レイが歌わない日は続いた。

その身に内包する魔力を放出する為にも、
ハーピィにとって歌は重要なモノであるはずなのに。

レイが歌わない。それは契約しているカゲにとっては、
元々の「契約代償をもらえない」状態であった。
歌う魔力を糧の一部としていた。
特に、人型で蓄えがある現場は、「食事」はレイの歌のみでも、十分であった。

しかし、その契約違反状態に近くともカゲは主を見捨てようとはしなかった。
放っておけない、という感覚も強いが、
何より、この魔物を通して人に触れることが、カゲには代償よりも大きかったのだ。

ただ、魔力は補給せねばならない。
主を護る為にも、己を保つ為にも……

水辺のとある場所に降り立ったカゲは、そこを根城にしている巨大なそれを見上げた。

なんかすごい感動してます、彼女
撫でられると嬉しそうにして、ピンクの角がにょんにょん動く

今度一緒にお空飛んでね、みたいな言葉を言いましたが
なんかこう、上手く言えてないどころか言葉のミキサージュースでした

一方、闇豹ちゃんは…

角タッチするか、いよいよ悩んでまいりました　*パンパカパーン*

まだ考えてる！