No.204 分割世界事典INDEX >>
[設立者] ENo.204 アシェラッド=ウィアド・ケーナズ

コミュニティイラスト
関連サイト『分割世界事典』の併設コミュニティです。

メルンテーゼの名所や他の分割世界群を交えながら、
ロールプレイでの異文化交流ができます。
事典に投稿されていない世界や土地の話題も歓迎です。

交流は行わずに参加のみでもOKです。
脱退、再加入もご自由にどうぞ。


『分割世界事典』
http://cetus.s366.xrea.com/if/shu1_note/shu1_note/

コミュニティに参加しなくても事典は使えます。
事典を使ってなくてもコミュニティに参加できます。

看板イラストには、
事典の内容に因んだキャラクターをお借りすることがあります。
(2週に1枚ぐらいの頻度です)

過去の看板はタイトル、もしくはイラストのリンク先から閲覧できます。



◆メニュー◆

 お品書き
 http://p.tl/SG3E
 
 律法チェス
 http://p.tl/A7fS
 
 ダーツ
 http://p.tl/65fA
 
 アームレスリング、他
 http://p.tl/Tz1J
 
 世界間通信
 http://goo.gl/g1YomS
 
 自由ノート
 http://p.tl/a/d3d5


◆ロケーション◆

(※雰囲気です。気にせず、普通に発言するだけでも構いません。)

 市街の豊穣果通りにある”ダルシャナの事典亭”。
 数年ほど前から店を構えており、圧政に堪えかね一度は閉めたものの、
 今は一揆への支持で再開している酒場のひとつです。

 石壁に木の梁、中世ヨーロッパによく見られる造りです。
 ホールは広く、薄暗い店内にはランプが灯り、
 席はテーブルとカウンターの両方が用意されています。

 食事はメルンテーゼで馴染みのメニューから、
 異世界から仕入れたレシピや酒類も用意してあります。
 自分で料理をしたり振舞いたい方は、
 台所、オーブン、かまどなどが使えます。


 (食事や飲酒のロールプレイは気ままにどうぞ。
  亭主に注文してもいいし、しなくてもよいです。)

 (店内の雰囲気は”北一ホール”で検索すると分かりやすいです。
  時々ワイワイもしつつ、普段は食事やアルコールと共に、
  周りや特定の誰かと語らうのに向いているかもしれません。)


◆ゲームの記録◆

律法チェス 【最高トータル】
         
        ENo.324 律法騎士アトラ(54点)

ダーツ    【最高得点】
 
        ENo.2200 ヴァランタン・バルデュワン(134点)


◆その他◆

 ・PL発言は激しく非推奨です。ロールプレイで楽しみましょう。

 ・コミュ主のキャラクターは全レスしません。ゆるく付き合ってやって下さい。

 ・斜に構えたやり取りも歓迎してます。
  PCは悪ぶっても、PLは他者への尊重を忘れずにお願いします。



参加者からのメッセージ

アーシェ(204) からのメッセージ >>

カウンターの付近に、二枚の素描が額に飾られている。

一枚は黒い森テロドプロイの魔女の姿絵。
もう一枚は誰かに似ているようにも見える、天使の絵である。
額に少しかかるようにして見えるサインには、PedroDomenechの名。

額の下には簡単な地図を添えて、
《No.155 Gallery Montecristo》 よりと書かれた小さな貼り紙が掲示されている。




オルガの席 >>
「《シャットリュゼ》ですね。
 レルヴォヴェールの言語は私は読めないのだけど、このラベルで合ってるかしら?」

オルガにシャットリュゼのボトルを見せながらグラスを三つ並べる。

「ワインに比べて流通が少ないのと、
 少量ずつ入荷したのもあって、店にはこれとあと一本しか無いの。
 次の入荷も分かりませんし、ボトルごと買って、余った分は持ち帰って下さっても構いませんよ。」

頷けば栓抜きと共にボトルを置き、
グラスのみの注文であれば、三人に、フィガロのグラスには少量を注ぐだろう。


レイの席 >>
「ふむ。その詩人——ウチにも来ていたかもしれんな。
 そうか、ウィトサーレと言うのか。
 一編頼んだが、素晴らしい紡ぎ手だったよ。……こんな詩を詠っていたか?」

片目の者の後見もなく、ノルンの定めし理にフレイヤの涙を賭するは何人ぞ。
汝、愚かなるオッタルが如く多くを知らざり。
知らざるによりて多くを失わんとすれども、女神が寵愛に護られん。


呟きを零すようにウィトサーレの詩を淡くなぞる。

「しかし、あの男がレイの親代わりと言うのも少し意外だな。
 若いように見えたが、結構な年嵩なのか?」
「滅びか。俺は神ってモンをあまり信じちゃいないが……
 神も人も、創造への衝動があれば破壊もまた然り、なのかもしれんな。
 カゲやエンブリオ達は持たぬものだろうかね。」

「闇豹が死に怯えなかった理由はもう聞いたのかい?
 しかし、昔の事をね……人によっちゃ、年頃なら充分あるものだから恥じる事はない。
 幼少時代は周囲より苦労を重ねて来たのかね。」


トマルクトゥスの席 >>
「いらっしゃ——その呪文は嬢ちゃんには十五年は早いぞ?!」


とりあえずビールの代わりに羊肉味のキャラメルを一粒渡す。


「よう、兄ちゃんも妹の世話に忙しそうで何よりだ。韮の市以来かね?」

「肉料理は狩猟部に使いを出せていないせいで、手頃なメニューは切らしてるんだよ。
 竜肉はまだあるが…これはダーツで高得点でも出せたらな。
 挑戦するか、知り合いに頼んでみたらどうだ。」

カウンターから乗り出すようにミルザとコロナにそう話しながら、
後に続いてやってきたユキナには、亭主も笑顔で挨拶を返す。
視線を感じたのか、給仕の女性も振り返り、そこでユキナと目があった。
「貴女は…もしかして、ユキナさん?
 アシェラッドと一緒に隊を組んでくれている——」


シア、ヴァルの席 >>
「エクエスやラージンの辺りのベリーは気候もあって質がいい。
 酸っぱいイメージを持たれることもあるようだが、北西部の木苺は甘いぞ。
 最近はここまで流通していないが……砂糖にも困らなければ、果実酒にするのもいい。」

「にしても、ヴァルは美女が好みなのか?そこの給仕はアシェラッドの姉貴さ。」

そこへ、二階から下りてきた給仕が
両手で抱えるほどの布包みを持ってヴァルの前へやってくる。

ヴァルさん。
これ、同行の追加報酬です。嵩張る状態のままで申し訳ないですが——

包みを少し開けて覗けば、ドラゴンの角であることが分かるだろう。
給仕が狩猟部で獲得したものだ。

装備や薬の材料に使えますし、売れば幾らかのお金にもなると思います。
この手の売買のルートは、貴方のほうが詳しいですしね。




卯の花腐し、ナスルの席 >>
「ベイツベルクのハーブ酒、紅茶割りだ。
 さっきは良い仕事をしてくれたから、御代はいらないよ。」

卯の花腐しにそう話しかけながら、
ソーサーと共に、大振りの耐熱グラスに入った紅茶をナスルの前に置いた。
その際、テーブルのストゥーラを興味深そうに覗き込む。


マシリーの席 >>
「リアリストなんだな。その拳で覚えるものだけを信じているのか。
 どちらにしても、見えないモノに振り回されないってのは根がしっかりしてる証拠だぜ。」

「そういや、ハロウィンも霊を迎えたり追い払ったりする類のものではあるが、
 フリントがまた催しをやるそうだぜ。
 お前さんは脅かされるより脅かすほうが得意そうだが、参加するのか?」

美味いものも食えるかもしれんと付け加えながら、
続く話には同じ様に声を立てて笑ってみせる。

「いや、だってそうだろう!
 リンテントポーゼ周辺の美女はなんというか、直球ってより神秘的じゃないか。
 お前さんは月よりもギラギラ照りつける太陽のほうが似合いだが、真っ平御免だろうな。」
「ったく、分かってねえなーー細くて胸と尻が大きいだけが美女じゃねーんだよっ。
 大事なのは色気だ、色気。
 アシェラッドとか見ろよ、あいつ二十二にもなるのに視線も笑顔も罅割れた砂地みてえにドライで」
「………(男の背後にいる)」


「………。」



「……まあ、なんだ。
 真面目な話、そういう意味ではマシリーにも色気ってのはあると思うぜ。
 でなければ、こうして酒場で人に話しかけられたりはしないだろうしな。」



リリエッタ、グレンの席 >>
「とりあえず五百グラムで焼いておいたぜ。
 ここより遥かなる果てにある島では肉体作りによく食べられていたらしいが、
 残念ながらメルンテーゼでは特にそんな事は無さそうだ。」

両手で運ぶ程の熱々の鉄板に乗った肉厚のステーキがやってきた。
ミディアムで焦げ目が付けられ、ハーブは使われているようだが、
ビーフよりも野生味を感じさせる濃い香りがする。
上にはソースで絡めたガーリックやバターなどが載っている。

「しかし桃と林檎の良いとこ取りってのは、下界に渡れば人をダメにする事には大差無さそうだぜ。
 そういやあ、もしグレンがリリエッタに勝つことがあれば——
 前にもそんな話をしたような気はするが、やっぱり飯を奢らせる事に変わりないのか?」
後からやってきた給仕が、
文字通りの色を湛えたディアブロブラッドのグラスも運んできた。
「予想を超えてか。良い言い方だな、それ。
 実力者同士が衝突しても、最後にはどちらかが勝ち、負けるんだ。
 兄さんも姿勢に出ていりゃ口だけの結果とは言われんよ。」

「過去庭は状態異常が強烈だから、
 そこを崩せれば勝機はあるのかね…それでもかなり手強いチームだと思うぜ。
 次はヘクターと一緒に参戦してるようだから、連携が楽しみだな。」

「それにしても、勝負勘か……
 俺はもう長いこと剣を取っての戦いからは退いているが、分かる気はするな。
 この戦においても勘は重要な要素になるんだろうかね?」



スィナンの席 >>
「ハハハ、すまんすまん!この手の店をやってると様々な人と会うせいでな。
 ともあれ長所にしろ短所にしろ、土地柄ってのは中々、己では自覚の及ばないところだ。
 実際、フリントとハッサレーでも気風は全く違うんじゃないか?」

「けど土地柄に関係なく、
 家族が豊かにしあう間柄で、有機的に繋がってるってのはそれだけで財産だよな。」

「って、おいおい、知らないところでヤバイ取引にも手を出してるのかよ。
 撒くなら人や馬の通る市もいいが、屋根に上がる梯子や、
 空き家の多い裏路地や地下水路もある。この街の地図は高いぜ。」

新しい商売の話には、男も興味深そうに目を光らせる。

「名付けてスィナン街道か。
 って、本人を前にすると高々と名を唱えるのはちょいと気恥ずかしい気もするが、
 後世まで人々の口に語られるのは大層な事だぜ。それがお前さんの夢なのか?」

「で、新しい商材か……その目星は今は聞かないでおくが、
 その事でブレイズバース家とは商談は進んでいるのかね。
 他で話を耳にした限り、当代も卓見に優れていそうな御仁のようだが。」


フェルハトの席 >>
「…そんなに重いのか?ちょっと抱えてみてもいいかね。参考までに。」


フェルハトが頷けば、男は両手を伸ばし、クシュを抱えようとするだろう。


「俺はずっと住んでいるから分からんが、
 エンブリオはメルンテーゼの外へ連れ出せるモンなのかね……
 もしそうなら、そうしたい者も多く居るだろうな。それか、連れていけない理由でもあるのか。」

「ああ、俺がメルンテーゼに来たのも平和に暮らす為だよ。娘は今、北方へ行っている。
 しかしお前さんにも、断ち切ると言わしめるような過去があるんだな。
 詳しくは聞かないが……本当に断ち切れたのか?」



未琴、董琉の席 >>
「それは残念だが、主催は酒で潰れるわけにはいかないのは何処も同じみたいだな。
 ま、飲めない分はウチで楽しんでいってくれると嬉しいぜ。
 感謝には感謝を。俺もよそへ遊びに行くときには、お前さんたちに酒を注いで貰いたいしな。」

催事の話には軽く肩を竦めて笑ってみせる。宣伝には深く、頷きを返した。

「ハッハ、すまんな。ついとは言え、来た客で着せ替えを想像しちまうのは失礼だったかね。
 俺相手じゃ気恥ずかしいなら、ヘスティアにでも話を振ってみてくれ。」

仕草だけで分かるのか、
未琴の居心地の悪そうな様子にそう返すが、男は気にしてないどころか楽しそうである。

「ショウジョウヒ…初めて聞く名だな、そいつは。
 韓紅は俺も知っている。東方からも艶紅は稀に流れてくるが、
 あの色は男の目もよくよく奪っていかんな。董琉もつけてるのか?」

「…って、おいおい、董琉もそう照れるなよ。
 視線は北方の酒場に行けばきっとこんなもんじゃないぜ?
 それとも、イメージ通りって辺りがかね。ラベンダーに近い紫は繊細さも持つと言われているが。」

御代わりは神蔵で良いか、と問いながら、董琉に注いで準備したグラスを差し出す。

「まったく、妖怪呼ばわりは間違ってもしないが、自らでも底知れないとは恐ろしいぜ。
 けど、例え限度はあってもお前さんなら人前でさらすような事は無いんじゃないか?
 偶には未琴と二人で部屋で飲み明かすってのも……や、それは未琴が付いていくのが大変か。」


メリッサの席 >>
「いや、その知人はマノマニエ人ではないよ。
 色々な世界に行って見聞を広げながら、土産物を買うのが趣味らしくてね。
 そいつも魔術師だから、ひょっとするとマノマニエの魔法使いも訪ねているのかもしれないが。」

「魔法でこの蝿を動かす事とか出来ないものかな……
 向こうの魔法使いは物事の効力を強めるのが主な体系のようだし、難しいかねえ。
 や、機械を魔法で操ってちょっと仕返ししてやるのも、面白そうだと思ってな。」

指でつまみあげながら、矯めつ眇めつしてその土産物を見る。

「話を聞いてもらうか……
 今まで聞いた話を合わせると、難しいところだな。
 真正面以外に道があれば良いんだが、思い当たるものはないかね?手紙を出すとか……」

「俺は大事にしてるものがあまりないからな。
 強いて言えばこの店だが、メルンテーゼがいよいよ厳しい世界になれば、
 渡り鳥のようにどこかへ飛んでいくさ。違う視点で見れば、薄情なのかもしれないが。」

「嬢ちゃんは大切にしている何かはマノマニエに残して、こっちにやってきたのか?」

不死王の娘レーネ(50) からのメッセージ >>
■店主との話
レーネ >>
……ええ。伝統とは受け継がれていくものです。
レーネ >>
……まあ、受け継ぐかどうかは自由意志に委ねられることもありますが。
伝統にも、良き伝統と悪しき伝統がありますからね。
レーネ >>
わたくしは生憎と、貴族以外の生き方を知りませんので。

……血を求める魔族、ですか。わたくしも噂には聞いたことがありますが、実際に出会ったことも、出会った知り合いもいないので詳しいことはわかりませんわね。

レーネ >>
心配するような様子に、手を振って大丈夫だ、と告げる。

レーネ >>
魂……ええ、そうですね。
貴族という器に入れられたわたくしの魂は……果たして、正しい形をしているのか?
話している内に、それが頭によぎって仕方がない。
レーネ >>
悪しき伝統……わたくしがそうであるならば、
それはひどい自己矛盾です。

……いえ、貴方に話すのは筋違い、ではありましたわね。
申し訳ない。

ヘクター(71) からのメッセージ >>
事典亭の掲示板に手書きの張り紙がされている。

【フリント収穫祭のお知らせ】

北方フリントに伝わるお祭りを楽しんでみませんか?
興味を持たれた方は家族友人お誘い合わせの上
是非仮装をしてお越しくださいませ!

※コミュNo71に詳細あり




>亭主
ヘクター >>
詳細は分からないが、確かにそう言っていた。
ヘクター >>
勿論だ。しかし‥フリントの状況や賞金首の襲撃で
逆に心配を掛けてしまっている。私がもっとしっかりしていなければ‥。
ヘクター >>
そうだな。レフィーン殿が参加されるかは分からないが、
たまにはこちらから誘ってみるか。‥にしても、流石に耳が早いな。
亭主は店があるのだろうが、良かったらアシェラッドも来てもらえると嬉しい。
ヘクター >>
うむ、だが‥それもいつまでも続くわけではない。
特に今のような事になってしまってはな。父上はそれを憂いていた。
遠征は私から申し出たが、思惑はあったのかもしれない。

難しい顔をしていたがラーメンを目の前にするとぱっと明るくなる。

ヘクター >>
随分と細い麺なのだな。乾燥させているからであろうか‥
よし、箸で食べてみよう。

箸を割り( 1D3 = 3 ( 3 ) )、麺をたまごと絡めて食べ始めた。
1D6 = 6 ( 6 )

ヘクター >>
‥‥! これは‥鶏か?他に何かがベースとなっているな。
香ばしく中々濃い目の味だ。麺の中に凝縮されていたのだろうか‥。
なるほどこれは、すぐおいしくすごくおいしい‥。

シア(87) からのメッセージ >>
>亭主
シア >>
お酒は飲む量をお酒に聞きながら飲むもんよ。
飲めるだけ飲むなんて野暮の所業だわよ。
ミカヅキ >>
普通のビールならそんなに酔わないわけだし。
先にお腹が膨れて安上がりってもんさ。

シア >>
最近だとあの伸びーるアイスが流行ったりしたよ。
ドンドゥルマだったっけね。
ソッカ……は聞いたことないなあ。
屋台で売るってことは手軽に食べられる感じ?


>リリエッタ
シア >>
お姉さん、お酒はかなり強いの?
強くない人が一気飲みするとぶっ倒れる度数なんだけどー。
無茶しないでね?
シア >>
ご飯の方はいろんな場所の料理を参考にしてるの。
しっかりお腹に溜まるご飯があるといいなーって作ってもらったんだ。
気に入ってくれたらうれしいよー。


>フェルハト
シア >>
質よりもいろんな種類が欲しいんだよ!
オシャレなバーには空き瓶がいっぱい並べてあるものだし!
個人的な経験らしい。
シア >>
あ、オリ・ジンね。
ちらっと言ったけど、ディーグルートのお土産No.1だからね!
今ならお安くしとくよー?

アトラ(324) からのメッセージ >>
女は律法騎士ニーアと名乗り、グラスに口をつけた。

ニーア >>
ええ。アトラの……そう、知り合いですね。
……やはりここにも来てたんですか。
『分割世界事典』には
書かれていないので、トルラルールの民以外には
あまり知られていないことなのですが……。
律法世界の住民は、他世界の
料理や酒……その世界独自のメニューを
口にすることが禁じられているんです。
そういったきまりと、外世界へ向かうための申請に
膨大な手間がかかることが……トルラルールの世界間旅行者が
非常に珍しい理由なわけですね。
……ま、どうでもいいことです。
私は任務を帯びた律法騎士としてここを訪れたわけではなく……
休暇を利用して観光に来たわけですから。

グラスを置き、少しだけ口許を緩める。

この水をただでいただけたことは……
アトラに感謝しないといけないかもしれませんね。

カミユ(333) からのメッセージ >>
次……は、ええと。
これを食べても入りそうだったら今、で。
お腹がいっぱいだったら次来るとき、で……

ばつの悪そうにそう答えたのち、
花みたい——私はどうだ?というその問いかけに、
二、三の瞬きをしてぽかんとオルガを見やり。

……僕あなたを……
いちばんはじめにあったとき、狼のようだと思った。
今、今は……
あなたたちの庭にあった、あの花の一輪に似ているとも思う……

言って、ぼんやりとオルガの黒髪の辺りを曖昧に眺めている。
その花が甘い過去を繰り返し見せる痲薬になることなぞ知らぬまま。

フィガロが席に着けば、わずかに緊張した手つきで、
控えめに料理の盛られた皿を押し。

……世界。オルガさんとはまた別の?

ヴィオラ(400) からのメッセージ >>
>亭主さんへ
ヴィオラ >>
青いワインですか、それは見たことがありませんね
ヴィオラ >>
中々興味深いですわ もし入荷したら是非注文させてくださいね

ヴィオラ >>
うふふ、それはちょっと評価が高過ぎますわ
ヴィオラ >>
それに、私はワインを造っている方が性に合っていますから

少し寂しそうに目を伏せる

ヴィオラ >>
えぇ、順調にもうすぐ収穫できそうですわ
うちの近所の農家も、皆豊作と聞いています
今年も盛大に収穫祭を開くことができそうですわ
ヴィオラ >>
それと、うちの工房では毎年お手伝いを募集しているのですが…
もしよければ、こちらのお店に募集の告知を貼ってもらってもいいかしら?

一枚の紙を差し出す
紙には簡単な募集要項と工房までの地図が書かれている

  — — — ■募集チラシ■ — — —

ワイン工房『Angel's Share』人員募集

ワイン造りのため、葡萄踏みの人員を募集しています
葡萄を踏んで潰すだけの簡単な作業です

 女性限定
 制服借与
 食事あり
 工房まで通勤できる方
 
 お礼に今年新作のワインを差し上げます。


連絡はワイン工房『Angel's Share』ヴィオラまで

  — — — — — — — — — —

イコ(668) からのメッセージ >>
 背を伸ばすように、緩く椅子に座りなおす

純粋、か。…これは私の勝手なイメージなのだけれど、
純粋であるからこそ…彼女は律法騎士なのかもしれないわ。
…アーシェは、アトラが気付く事で孤独になるから
そういった事を知る事がなければいいって思ったの?

…えっ、どこ?どれ?どんな人?

 僅かに椅子から腰を浮かせて指差された方を眺める
 離れた場所に見えた白い帽子に、ああと声を上げた


本当だわ!
彼女はチェスに応じてくれるかしら?

過酷な環境…はそうだったと思うわ。
その時はその日を過ごすのに精一杯だったからあまり気付けなかったけれど…今だと特にね。
紛争はなかったのだけれど、人口減少を何とかする為の移民政策に失敗しちゃったのよね。
働き手を誘致するつもりがろくでもない人間ばっかり集まっちゃって…。
……まあ、そういう私もそのろくでも無い人間の一人なのだけれど。
密入国だったし…。

…一番面倒が無いのは、ルリアンナが本当に脳筋思考で
何にも考えずに勢いだけで突っ走ってて実は裏が無いって事なんだけれど…まあ、無いわね。
…。
これは別の人にも言った事なのだけれど…
後悔する結果になるのだとしても、言わないままより私は言って後悔する方がいいって思うのよ。
あくまで私は、だけれどね。

 言って、一度席を立ち上がる
 少し待っててとアーシェに告げて向かうは、先程見えたトルラルール人…ニーアの席だ


>>ニーア

こんにちは。見たところトルラルールのひと、よね?
律法チェスの本場の人と一度お手合わせしてみたかったのだけれど…貴女のお時間はいかが?

ロウ(805) からのメッセージ >>
 亭主と共に、エルのことを目で追いながら。
 
ロウ >>
……、……大丈夫そうかな。
最初、なんだかすごく、慌てていたけれど。
 
ロウ >>
いいや。機人がヒトに利用される一方だったのは、数年前までのこと。
今はそうならないように、法が定められている。ぼくらが勝ち取った権利だ。
ロウ >>
エルの為に何かをするのは構わない。それは、ぼくの意志だからだ。
ぼくがそれを望んでいる。エルが居なければ、それは満たされない。
……そうなると、ぼくらは利用しあっているということになるのかもしれない……。
 
 >ヴァルさん・シアさん
 

 やはり恥ずかしさに顔を赤らめたままだが、
 掛けられた感謝の言葉と、振られた手に、振り返ってにこりと微笑んだ。
 何か話そうとしたのか口を開いたが、声はしない。
 
 ただ、唇は確かに、 [ o u i a i a i e ] と綴っていた。
 ……注視していれば、見えたかもしれない。

グレン(1236) からのメッセージ >>
グレン >>
ようやくルプスの成長が、他のメンバーに追い付いたからな。
今回の闘技会は楽しみだぜ。
グレン >>
もっとも、初っ端から以前戦った花屋敷との対戦。
以前も酷かったが、また酷い腕前になってやがる…。
グレン >>
リリエッタ達のPTも前回と同じ顔触れか。
グレン >>
良いぞ、そのメンバーにこそ勝ちたいのだ…!

料理を食べ続けるリリエッタを横目に

グレン >>
……勝ったらリリエッタが食べさせてくれるんだっけ?
グレン >>
良いだろう。
食べさせて貰おうじゃないか。
ついでに、羽も貰うぜッ!!

勢いよくコーラを飲み干す。

グレン >>
勝負だッ

アーシェ(1283) からのメッセージ >>
アーシェ >>
ライスワインとエール派だって言ってたけど、そこに有れば何でも飲む奴だったわね。薀蓄と知識も結構なものでね。
ただまあ、桃の缶詰とパンで作った密造酒でも満足するんじゃないかしらね・・・。

喋る携帯端末・・・ええと、意思を持った電信と事典が組み合わさった物を持ってて、それで戦況を把握して、罠を仕掛けるのが上手かったわ。特に爆発物なんかが。

アンジニティって世界から上手い具合に転送されてきた、って言ってたけど・・・今頃どこに居るんだか。
 
      一頻りコースターを弄んだ後、卓上に置きなおしてグラスを乗せる。
       ふと、何か思い出したように話し出した。
 

アーシェ >>
そう言えばそんな世界も有ったわね。ポルセンスって言ったかしら。
知己宛に手紙を頼んだ記憶が有るわ。随分、昔だけれどね。
——そこ出身の配達人に、何かのついでで良いからって頼んだから・・・本当に届いてるかは分からず仕舞いだけどね。
 
      に、しても——と店主の言葉を受けて、にやりと微笑んだ。 

アーシェ >>
そんな言葉が出てくる程度には、人を口説き慣れてる感じよね。
さっすが妻帯者、そうでなくちゃね。

でも・・・愛情があれば、どんな料理でも満足出来てしまうものよ。
幸せな調味料で誰にも悪くはしないけれど、究極かつ普遍的すぎて、鬼札みたいなものじゃない?

それに、こう旅続きだと・・・中々ご相伴に預かれないものよ、それは。
 
      少し口を尖らせるように話すと、また何時ものようにバックバーを物色し始める。 


フィガロ(1498) からのメッセージ >>
>>マスターに

マスター……誠実でフェアだね。率直で、新鮮で、風が吹くみたいな気持ち良さ。
確かに、わたしは魔術でも何でもないけれど……でも、わたしがわたしであり続けるために
様々なものの力を借りているよ。
それはこの世界のエンブリオだし—— それは、きっと少しは魔術的な力だ。
同じく視線を追う。オルガに恋人ですって、と微笑んだ。
家族という言葉はすこしわたしには難しいけれど、それが近いのかもしれない。
一緒に住んでいるから。——わたしの、信じられる、人だよ。そしてわたしを肯定する。

残念。わたしは、タカージュドールの出身。
……知ってる? わたしの世界
>>白い影に

良かった。そう、わたしたちの案山子と。
安堵が表情に覗く。マスターから供された水を一口飲んで。
後者はOuiだけれど、前者は難しい。
わたし達の庭に咲いている花、でも格別の手入れをしているわけではない。
でも、わたしたちの、花だよ。お気に召した?


>>オルガとカミユに。

花みたいなんて、嬉しい。
花は大好きだよ。今も赤いネクターの花を集めているもの。
でも君も、やわらかな光を求める可愛らしい花みたいだけれど。
オルガがカミユに投げかけた質問にはくすくすと笑いながら
どんな答えが返ってくるのか楽しみに待っているようだ。

オルガは本当にこういうところ、探すのが上手だね。
……こういう味が好き? 今度作ってみようか?
机の上のパイの欠片に手を伸ばす。
細い指と爪で器用に摘まむと、唇で薄く挟む。やがて喉が嚥下した。
……あの世界で? そうだね……ある、よ、勿論。
グランカージュによって色々出すものが違うみたい、結構楽しそうだった。
ラクレダルジャンだと、タルティーヌとか、キッシュとか、野菜を煮込んだものとか……。
魚介をオイルで煮たものもあるよ、ここにもありそうだね。

でもわたしは余り…というか全然行った事がないから。
>>ヴァルに。

そうなの? ふふ、少し残念。
試したい相手が出来たら、わたしたちの庭に来て。
たくさんあるから、また……あ、
相手の名前を呼ぼうとして、知らないことに気付いたのだろう。
唐突に声は途切れ、目が瞬く。
そうだね……ああいう場所は初めてだったし……
……わたしと? わたしは、あまり人の多いところには居ないけれど……。
少し前の夏に、クロマ・セロシアのブティックに遊びに行ったけれど、それは違う?
酷く純粋で素直な回答が返る。傾げられた小首。
舞台女優! 素敵。でもその記憶の女性はわたしじゃないな。
ああ……そういえば、マスターがさっき、わたしが何かに載っていたって。

マシリー(1588) が口を開くと、鋭い牙が見えた >>
【以下、第38回に対するお返事】
おや、私が想像してたよりも勝気な性格っぽいな!<”このグズ!”
度胸はなかった訳だが、万一やってたら二本の足で立ってられたかどうか?
正に嫌も嫌も好きのうちってヤツだねェ。ま、そう言えるのは良かった事の証さ
前向きと取れる話を聞いて、少し表情が緩む。

いや、言われたことがねェッつう訳では………
そこまで呟いた時点で、ガシガシと髪を掻き回す。
——確かに、そう、何度も言われンのは気分イイモンじゃねえ……… かな。
それなら腕っ節立つだの強そうだの言われた方が、傭兵として箔が付くか?
ともあれ、心の中で呟くのはどうぞお好きに。どうせ聞こえねェし

ん?何だい、急に—— ヴァル?エクエスの傭兵?
指定された相手をじろじろと観察し始めた。
……見てくれ”だけ”で判断していいのか?
女として見込むなら、私以外の適材なんざそこら辺に転がってると思うけど

未琴(1769) からのメッセージ >>
未琴 >>
その奥さんや娘さんとは、会う機会ってあまり無いのかしら?
日頃の感謝を伝えられたら、それはもう立派な殿方じゃないの。

……普段からツンケンしている未琴が言えるような立場ではないのだが。

そして董琉の剣術に生かされているのかどうか、という話には
未琴も少し耳を傾けて聞いているようだった。

未琴 >>
不得意な部分を克服するのも必要だけど、
得意なほうを伸ばして補うほうが効率はいいのよね。
未琴 >>
そういう意味では、
私は神楽とか儀式的なものを中心にやらせてもらってるし、
今でもずっと誇りを持って舞を踊れているし…。
未琴 >>
董琉の得意な部分、って言ったら大抵のことは出来ちゃう気がするわ。
もう!ズルイわよねっ。

そう言いながら口を尖らせるが、ズルイも何も理由は分かっている。
己の鍛錬不足を白状した手前、それ以上は言わない。


手伝いの女性が笑顔で返してくれたと同時に
視線を向けた先の”フィガロ”という女性。つられるように未琴も目で追う。

未琴 >>
そういえば結構経つけど、店内の空気がフワッと変わった感じがあったのよね。
彼女が入店したタイミングだったのね……。
私からすると、異世界のお人形のような、何だか儚い雰囲気。
未琴 >>
それはそうと…亭主さんの後ろにいたから思わず声かけちゃったわ。
あ、私は未琴よ。こっちは董琉。
私達が少し珍しい感じかしらね。貴女の出身はどの辺りなのかしら?

董琉(1770) からのメッセージ >>
未琴、あまり無茶を言うものではないよ
殿方にも、矜持や建前と言うものがある
信頼している相手だとしても、全てを言うには越え難い壁があるものさ

普段の未琴がそうだろ、とケラケラ笑う。


効率が悪いわけではないが……
無駄を取り入れて一週回って見て気付く事だってあるだろうしね
確かにこの戦場も、色んな人物が存在してて確かに混沌だな
そして、大抵そういうものは行き着く所は一つに収束する物だね

現行どころか、以前の体制から種の上に別の種が立つ様な構造だったしね
歪みに耐えられなくなっての瓦解か、それとも新しい可能性への模索か
王の行動と私たちの一揆……どちらがどちらなのだろうね

この一揆は現体制へのしがみ付きであるはずだが、
あえてそれを含まないような言を発した。


確かに、これも生かされてるうちの一つではあるかな
店主の言うとおり、調和が取れていれば隙は生まれず、
逆に歪な部分があればそこが隙になる
わざと見せられた隙も、見返せば極自然な流れの動作だったりするし難しい物だね

全てを上手く捉えるほど、まだその域には至っていない様だ。
今回の一揆は、とてもいい経験になっているそうだ。


いや……なんか語弊があるが
私は出来るだけで得意なわけではないからな?
やっていたから出来るだけだぞ

脇で不平を言う連れに半目を向ける。
やはり、知識も大事だが最も大切なのは経験と言うことだろうか。


言われた方をちらと見、賛辞には紹介ついでに小さく会釈を返す。

ありがとう
しかし、中々見慣れないと顔と言うのは目だちこそすれ判別がつき難いだろ?
それを、そうすらりと表現が出るのは感性の差だろうかね

自分にそう言うものがあまりないと自覚しているので苦笑する。

逆に言えば、私たちからも、中央側や西……他世界は尚の事見分けはつかないものだが
件の彼女は、すぐ判るね……判ってしまうといった方が正しいか
言い知れぬ儚さみたいなものが浮き上がってるような感じがするからかな……

と言った所で、
「いや、他人の事をあずかり知らぬ所であれこれ言うのは趣味が悪いな、忘れてくれ」と苦笑し
ばつが悪そうに、つまみを口に放り込んだ。

ヴァル(2200) からのメッセージ >>
>亭主
ヴァル >>
マスター、いったいどんな人生を歩んできたんだよ!
ヴァル >>
マスターの話は聞きたいけど、俺の話はしたくないなー。死んでもしたくないなー。
じゃあ、俺からはブレスベリー奢るっていうので
亭主が振ったダイスを手に取ると、自分もそれをカウンター上に転がす。 2D6 = 11 ( 6 5 )
ヴァル >>
後輩の面倒?
村にいたころは、年下のやつの面倒を見てたことはあるけど、仕事ではまだだな
ヴァル >>
踏み倒しと言うか、安く使おうとしてくるやつならわりとあるよ?
ヴァル >>
『脅す』って言っても、もっと平和的に『話し合い』で、な?

>アシェラッド
ヴァル >>
マスタアアアアアーーーッ!!ちょっと何貸しちゃってんの?!
ねえ!もっと他のやつ選ぼうよ!
ヴァル >>
ミミックから足生やすって、いくら俺でもんなヘマはしないっつーの!

>シア
ヴァル >>
んじゃ、契約成立!よろしくな!
そう言うと、右手を出して相手の握手に応じる。
ヴァル >>
にしても、職業『観光客』ってすごい肩書だな。
商人かと思ってたのに

>ユキとミルとコロ
ヴァル >>
うわあああああっ!……うわあああああああ
ヴァルは急いで顔見知り三人から隠れるように顔をそむけた。

>マシリー
ヴァル >>
俺も、出合い頭に顔面ボコボコにされるのは勘弁してほしいです
ヴァル >>
そう言ったら身も蓋もないけど、おっしゃる通り“興味本位”。
期待外れっていうより、逆に『ひどく違いが無い』ってのは嬉しい情報だよ。
仕事でかち合うことになっても無駄に面倒なことにならなくて済みそうだしね
ヴァル >>
ちょっとおっかないイメージがあったからなぁ
見えてる相手の上半身の体つきを一瞬だけ見る。
ヴァル >>
才能ねえ。俺からしたら、バザギ族自体が愛されてるそうな気がするけど。
……確かに傭兵向きっぽいな。
一揆は誰かに雇われて?
ヴァル >>
こりゃ失礼。なるほどね。
酒場でミルク頼むやつってあまり見かけないからさ

>董琉
ヴァル >>
へぇ、そんなに違うもんなの?面白そうだな〜
ヴァル >>
観光にちょうどいいなら、逆にますます行ってみたいよ!
平和でのんびりできるならいいなぁ

ナスル(2398) からのメッセージ >>

 酒を運んできた給仕の姿に知人の面影を見たのか、
 ナスルは視線を酒よりも給仕の方に留めていた。


ナスル >>
……ああ。どうも。

 ナスルは物言いたげな口を閉じた。
 実をそのまま溶かしたような、鮮やかな色が映える酒に目線を落とす。


ナスル >>
ブリギット。ちょっといいかな。
ブリギット >>
  ?

 テーブルを指先で叩くと、どこからか速やかに青い蝶が飛来する。
 ナスルが何事かをお願いすると、
 ブリギットが杯の周りを飛び交い、中身が冷気を帯びて一段と冷えた。


ナスル >>
うんうん、ありがとう。これこれ。
ブリギット >>
〜……。

>>亭主
 亭主のくすぐり発言に、コンマ3秒でナスルは手を下げた。
 その反応速度は瞬速であった。


ナスル >>
ふふふふふ。それはよくないぞファルケ殿。
全く良くない。
ナスル >>
うん。大体そんな感じ。
火の玉を投げたり——なんていう普通の使い方もできるけど。
私の場合は肉体も魔化して殴る方が、性に合うんだよね。
ナスル >>
ほら、拳なら、手応えとか、そういうのあるし。

 ナスルはおろした手を掲げ、握り込み、空を切って少しだけ前につきだした。

ナスル >>
そうそう、残った粉の状態から視る奴。あれは面白いよねえ。
星座みたいに形からいろいろ想像しちゃう。
ナスル >>
む……! うどん、取り扱っていないのか……。
確かに硬さが肝要とはよく聞く。
ナスル >>
以前、私も作って貰ったが……噛みごたえが程よく、
しかもつるつるとしていて小麦の風味が伝わってきた。
単純なようで、思った以上に難しいのだな。

 亭主の所感にナスルは大きく首肯している。
 
……うん。必要以上に恐れないようには努める。
信頼することが、一番の報恩だと考えているから。

 寛厚に微笑う口許は、どこか力なく。
 刹那、ナスルは亭主の双眼を眇めて正視する。
 が、崩された表情を見て、ふうっと息をついた。


ナスル >>
ん。真眼のお守りだね。
そう、眼で見張り、厄を退け——
——私が?
ナスル >>
そうか。背を預け合う、か……。
きっと、そうやって……互助していけば、
大勢でなくとも素晴らしい力を発揮できる。
ナスル >>
そもそも私が勇んで先陣を切ろうとするから、
そこから直さないといけないなあ。たはは。
ナスル >>
誰かのために死ぬのは怖くないけど、
私がそうされたら嫌だって思うし。

 頭で理解している以上に、心を制御するのは難しい。
 ナスルはそのようにぼやていていた。


ナスル >>
あっはははは!
ヴァルも随分と楽しそうだもんね。
『ぎゃふん』って言ってくれるかなあ?
ナスル >>
まあまあ、彼も男だねえ。
何にせよ美人に弱い気持ちはわかるよ、うんうん。
美しいものは愛でてナンボだもの。

 仰々しく腕組みをしてナスルは頷いている。

>>シア
 シアのあしらい慣れた態度に、ナスルは思わず肩をすくめる。
 軽快な口ぶりには小さく笑いをこぼしつつ、
 はてヴァランタンとのやりとりを耳に挟むと目を瞬いた。


ナスル >>
……しかし、シア殿は観光客にして冒険者か。
浪漫だねえ。随分危険な橋を渡ってそうだ。

 一寸、ナスルは顎に手をかけて思索に耽る。

ナスル >>
ああそうだ。
貴殿が訪れた別世界の——そうだな、“絶景”ってやつ。
どういうものがあるのか教えてくれないかい。

 シアーに倣うようにして、ナスルもゆっくりと酒を口に含んでいる。
 メルンテーゼ以外の別世界のことはほぼ知らないナスルにとって、
 実に関心のある事柄のようだ。


>>白い影

 並んだストゥーラは使い込まれているのか、卯の花腐しが覗けば鈍くひらめいていた。

 《天使/表》《鎖/裏》
 《劇薬/表》《枯蔦/裏》

 四方に置かれたそれらは、ナスルの指先がそれぞれ撫ぜていく。
 卯の花腐しの名乗りを聞けば、
 聞きなれない言葉の響きにどう呼べばいいか悩んでいるようだ。


ナスル >>
ウノハナクタシ……。
……んっと、ウノハナ……?
ナスル >>
そうか、宜しく、ウノハナ殿。
ナスル >>
さて、運勢だよね? 掻い摘んで言うと……。
 
金運は『良い齎しがあり』——トラブルの兆し有り、『誘惑に負けぬこと』。
恋愛運は『痛みを分かち合えば実るだろう』。
武運は『運否天賦ならず、自ら強く勝ち取りに向かうべし』。

 最後のストゥーラをなぞった所で、
 ナスルは思索気味に視線を泳がす。


ナスル >>
って所。んー、少し運が傾いているのかな……。
いや、大丈夫大丈夫。
滞ることはあれど、これから上手く行きそうな感じ。

 などとナスルが解説する傍ら。
 卯の花腐しの問いかけにサラマンダーは、
 ナスルの頭頂で顎の位置を置き換えながら視線を遣った。


サラマンダー >>
…………。
ナスル >>
ああごめん、こいつ喋らないからさ。
余程不味かったり、許容量を超える味ではなければ大丈夫。

 じゃあそれにしよう、とナスルは給仕を呼んだ。


>>ロウ
 運ばれていた二人分の料理を、ナスルは一瞥し。
 会話を傍からみていたナスルは、不意に去ろうとする少女に声をかけた。


ナスル >>
お嬢さん、私にもそれを頂けないか。
天使が盛りつけただなんて、幸運がありそうじゃないか。
……良いかな?

 居た堪れない様子なので、いきなり驚かせぬよう。
 ナスルは努めて優しい声色で、物静かに。
 わずかに首を傾げて少女の顔を窺っていた。


>>ヴァル
 続けてヴァランタンの誘いにはナスルも合点がいったように頷きながら——
 『天使の運んだ食事』に、あからさまに気を取られている様子でもあった。


ナスル >>
なるほど、そういうことか。
それなら全然構わないさ。
ルートが増えるのも願ったりかなったりだしね。
ナスル >>
すると私にもおこぼれを貰えるってことかな?
——っていうのは冗談だけど。奢ってもらってるしね。
君と、そこのお嬢さんの力になれるなら喜んで。

 手元にあった杯を掲げ、ナスルは含み笑いを一回。

ナスル >>
その話乗らせてもらおう。宜しく頼むよヴァル、シア殿。

 そこでナスルは食への意識を一旦切り、
 ヴァランタンの快諾によしきた、と意気込んで腕を伸ばす。


ナスル >>
やった!
こういう形で勝負するのもいいよね!
それじゃ、君と私の仲だ、無論手加減は要らない。

 ナスルの両目から文字通り軽い火花が散る。
 上げた口角には挑発的な様子が表れており、
 いつでもこい、と肘を机について手を差し出した。


ナスル >>
負けたら一杯奢る、これだな!
シア殿、ちょいと私の幸運の女神(味方)になっておくれ。



参加キャラクター : 92名

ENo.204 アシェラッド=ウィアド・ケーナズisana
ENo.8 天津国 九郎あんあんあんあー
ENo.17 ミラルカ・ハウダニット砂糖細工
ENo.26 メメント=M=ブラックウォーターJAKE
ENo.44 グリゴリ・ドミトリエヴィチ・ラージンパクチ
ENo.50 レーネフィア・ディ・ステラ空木
ENo.59 マリーエル=カーライルよっし
ENo.71 ヘクター・ブレイズバースmirry1p
ENo.87 シアー・スティッグcynclare
ENo.94 ローラス&ビブリオバベル折口
ENo.108 アレジッタみなたに
ENo.133 大鍋の魔女浅井
ENo.149 デュヘイル=エルフェリムラグ
ENo.157 万 橙夜なおやん
ENo.186 シセ=フライハイトきあさゆうひ
ENo.199 西の歌謡いShihune
ENo.215 レグルス=レグルス
ENo.224 フィラデルフィア・シャントリエリ水面
ENo.299 薄荷老酒ラサツバサ
ENo.300 リリエッタ古賀原
ENo.301 リリーベル・ウリムガウchiz
ENo.313 人形と少女骨軒
ENo.314 ユベール東風
ENo.324 アトラ巫女瓜
ENo.333 カミユ・ナダとぴ
ENo.362 白波の斬慈Rickar
ENo.384 エステル・オーロラオーラエルミィーネ
ENo.385 アサミ・キルマこのえ
ENo.400 ヴィオラけ〜け
ENo.403 ロロム=リムレットぺんぺんみさ
ENo.406 ハール・ミイtyta
ENo.414 YTB02-NM『MKoRobo』おとうふ屋
ENo.428 クリスタル・カレランMate
ENo.444 首無しの馬オキハラ
ENo.463 エリュテイア・ロートレックくろあ
ENo.475 卯の花腐しイオ
ENo.487 氷炎淡雪ことら
ENo.494 北里八鷹斬進
ENo.496 ヴェリンダ・エーベルヴァイン
ENo.521 シャーベット・アズライトK
ENo.550 フェルハト=クトラ太秦
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ENo.1126 作品名「七つの足と三つの顎を持った羽化」平澤
ENo.1132 スィナンisago
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ENo.1184 レミエル
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ENo.1219 放浪のウィトサーレすちょ
ENo.1223 シルヴァ・セナ・フィール竜樹
ENo.1236 グレイナード・F・ノイエンKTN
ENo.1245 カタリナ=オルカグランデpasco
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ENo.1300 アンジェリカ・エスカリオーネ番傘
ENo.1322 ケ・チェスポレカirori-roro
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ENo.1466 リードIan
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ENo.1681 ヴェイナス漁夫財団員β
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ENo.1770 宮森 董琉
ENo.1824 妖人形Yaturcrows
ENo.1840 ネイベール・フェリンアルテミス.W.F
ENo.2048 クロム・トラバルト楠木なっく
ENo.2060 レイ=クウォート斗神
ENo.2200 ヴァランタン・バルデュワン高里
ENo.2324 シェーングラス=リンテ
ENo.2395 リラヴェル・カマックプースカ
ENo.2398 ナスル=アイン単一
ENo.2487 ミケーレ・オリーツィオ三毛
ENo.2549 モノリス・モノアイズつっきー
ENo.2807 メリッサ=ピグマリオン紅豆ご飯
ENo.3013 ラピスラズリジャム