さて、順調にパーツが揃ってきたな。後もう少し何か使えそうなのがあればいいんだが。この先にあるかな？

道具や器具だから壊れても悲しむ必要がないですって？　それは違うわアエレア。

たとえただの道具でも、それが長年使い慣れた物であったり、何かのエピソードがまつわる品であったり……それが壊れてしまえば、人は悲しむわ。理論的に考えれば馬鹿らしいかもしれない。けれどその事実はどこにだって転がっているわ。

人の感情の一つだからよ。人は常に理論的に生きては居ないの。

血が通っていない、人間でない、生き物ですら無い。だから自分は道具や器具なのだ……。それも、違う。

貴方はまだぎこちないとはいえ、人間のように話し、人間のように思考する。そして人間のようにあたしたちと一緒に日々を過ごしている。

仮初に過ぎないかもしれない。けれどその仮初を無視して貴方を道具扱いするほど、人間は冷血にはいられないわ。少なくともあたしは絶対にできない。あたしの中には、貴方と過ごした大事な時間があり、貴方を旅を共に続ける友だと思っているから。友を道具扱いするなど愚かな真似はできない。

おかしいと貴方は思うかしら？　けれどアエレア、貴方がその姿になる以前まで必死に探していた人間と自分の違いは、まさにそこにあるとあたしは考えるわ。そうした曖昧な感情、それこそが人間なのよ。

痛覚を持たない場合、か

痛みというサインは一つのはかりに過ぎない。猫は痛みを感じないとも聞いたことがある、半信半疑だけれどね。
だから痛みぐらいじゃ、そうはならないんじゃないかな。
もし夢の存在だと言うのなら、それこそ全ての感覚がなく、現実と夢という定義をすることが不可能な段階にならないといけないのじゃないかな。
……少なくとも、「夢を見ている人」というのは自覚的というよりも現実にいる他人に観測されんじゃないかな、それなら、その人も現実のものってことになるんじゃない

なるほど、その説明は良くわかった。数多くの中からもれれば予定外になるけれど、それは本当に数多く、条件も多岐に渡る、というわけだね

うん、それには喜んで協力させてもらうよ。
実はイリスさんからも頼まれてね、いい仲間を持ってるね、アエレアさん。
いらないもの、と言うことでとりあえず人の体の元になりそうな、髪の毛とか……羽とか持ってきたんだけれど

イリスさんが言うには「ぱぁつ」の特徴を教えてもらったほうがいいみたいだ、その当たりの情報を貰ってもいいかな？

「機会がロマンを理解するのも悪くないんじゃないでしょうか。
人間心理を理解するうえで、大きいファクターだと思います。
……そうですね、破滅は、勘弁願いたいですし。」

「そうなると…むしろ僕の生活とかのほうになるんでしょうか。
その当時の人がどんな生活をしていたか、という話はあまり残ってないでしょうし。」

「そうですね、不思議な話です。この一揆には何か不思議なモノの力が働いてる…っていうのは考え過ぎかな。
かえる手段はあるんです、迎えですね。ただ、情勢が整ってないという理由で、一揆が終わるまでは来ない。といったところです。」

……このゴーレムは……
微弱な反応が観測されたはずだけど、やっぱりただの人形なのかな

わっ、動いた！？
やっぱり……私と逆なのかも

ごめんね、驚かせちゃった？
あなたに驚きという感情があるかはわからないけど……

私の名前はクリスタル・カレラン
クリスって呼んでね

私は……今の私が何者なのかはっきりと理解していない
ただ、分かっているのは……

この子はとある分割世界に存在していたシステム
なぜだか独立意志を持っちゃってね
こうして仮初の体も「表示」してるんだー

あ、あたしはクリスのエンブリオのジーンね！

うん、今ジーンが説明してくれた通り

それで……えっと……
あ、そ、そっか

ひょっとして、あなたも今回の一揆の参加者なの？

あぁ。文句無しの仕事。手際がいいもんだぜ。あんがとさんよ

目当てのエンブリオが両方居る。理想的な構成で来てくれたわね。

力は示させてもらう。そして、退きなさい。あなた達に足止めを喰らっている場合ではないのよ。

よーし、やってやろうじゃん！

この後に備えて置かないといけないかな。

久しぶりの一人旅って所かしら、ね。

邪魔すんなよ。やっちゃうよ？

仕方ない、相手をしてやるかの。

このちから、何の為と問われれば、今は王の為・・・・・

このちから、何の為と問われれば、今は王の為・・・・・

仕方ない、相手をしてやるかの。

行きましょう。……この先のはず。この先に。

えっへっへー、勝ったよっ！

ふう。何とか倒せたかな。

そうみたいね。お疲れ様。

余裕を持つ事。これが勝利の秘訣さ

行きましょう。先導するわ。

よーし、じゃぁ、次にいってみよう！！

よし、このまま進んでみようか。

はいはい、先に進もうな

何かあるわ。

あ、なんかみーっけ！らっきーだね！

おや…あれは？

使えそうだね

どうぞよろしく。互いに良い経験を積みましょう。

よーし、やってやろうじゃん！

今後の為に、得られるものがあればいいね。お相手、よろしく頼むよ。

喧嘩したいの？　いいよ

え、何？ ムッコの代わりって練習試合まで含まれるの？

…ま、しゃあねェや。いっちょ手合わせ願おうってか

流離いの商人Ｇ・Ｇがざっくばらんにお相手するぜ！

相手してさしあげるのです

面白い、今、そう思っている自分が意外だ。

まずはキミをぶっ飛ばせば良いんですね〜！