■エクソシストの断片記録XXⅡ

・聖遺物の子は色々脱線してたが治癒の力の方に興味を戻したらしい。
　あのキョンシー…いや死者ベースの彼が攻撃的でなかった性なのだろうか。
　見た目的には攻撃タイプに見えたが今の所はそんな風に見えない。
　どこかエンブリオ達の保護者的立ち位置の性格上の性なのだろうか？

・死者のベースの彼で思い出したが彼が小さな子を連れてきた。
　子と言っても多分女性ぐらいの年齢の顔立ちには見えるが年齢が不明だ。
　女性の年齢を高く見積もると失礼と同時に大変な大変になるケースもある。
　本の彼女も実年齢の事を言うと怒るのでそうしておいたほうがいいだろう。

・小さな子は裁縫や料理等に興味のあるタイプのようだ。
　来た時がヴァレンタイン近くだったのでチョコレートを手土産に頂いた。
　皆でありがたく頂いたが美味だった。
　手持ちのワインともあってとても有意義な時間が過ごせた
　…欲を言えばチョコ以外が欲しかったがそれは贅沢な悩みだろう。

・一揆の方は悪魔とヒュドラとブラウニーとの戦い。
　治癒力の高い上に苦手属性持ちだったが意外と自分達のペースに持ち込めた。
　正直、見積もった以上に被害は少な上に聖遺物の子が頑張ってくれた。
　たしかに自分達と比べると微量な力かもしれないが。
　とはいえ小さき力も活路を見出すには大事なものだ。

・そういえば縁あって少しの期間2人程増えて一揆に進行することになった。
　一人は純剣士系、もう一人は少々癖のある槍使い。
　普段ツレばかりとしか一緒に戦わないのでいい機会だ。
　他の人の戦い方を見てなにか自分の力に生かせないか考えてみよう。
　…ただ、魔法型と物理型で大きな壁があるといえばあるのだが。

・次は竜と大地の生き物と宝石コレクションしている敵らしい。
　いつもより多めの敵だが今回は自分達も人数的に多い。
　余計な心配はせず自分に与えられた仕事をしっかりこなすだけだ。

（綺麗な所作で腰に下げた鞘から長剣を抜き放ち、片手で構えを取る）

（綺麗な挙動で長剣を鞘に収め）

（ソクさんに）

（ぶつぶつ言いながらも、その後真顔で慎重に対象に極々絞った小声で囁くように）

[>土人形のような機械が三拍子のリズムを刻んでいる。