水の中、慣れ親しんだその視界。ぴおは自分の口から零れ、溢れる気泡を朧な意識で眺めていました。
ふわーり、ふわり。何かから逃れるように光のほうへ。あー、あー。ごぼぼ、と言葉が水に濁って。
陽がさえぎられたのか、目の前が暗くなる、意識が沈む……

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　ぴおはしあわせだった。おとうさんとおかあさんはとてもなかがよくて、ともだちといっしょにめいっぱいそとであそんで。
ぴおがわらって、みんながわらう。なかまはずれはだれもいない。
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「おとうさん、おかあさん！　ただいま！！」
　わたしのお家は三人家族。背の高く体格の良い、研究者には見えないとよく言われる健啖な父。
細身で身軽、海の幸や川の幸を獲って家計を助ける母。
　悪戯娘のぴおでありましたが、二人の事を尊敬して言う事をよく聞きました。
普段から友達と連れ立って、健康に子供らしく外で色んな遊びをして過ごします。
中でもぴおは元気いっぱい、男の子も引き連れて皆の中心で笑っています。
明るく輝く金髪と、好奇心に溢れた目を輝かせて。

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　ぴおはふあんだった。おかあさんのあしがわるくなって、おとうさんはそれをなおしたくて。なんだかちょっぴり、はなれちゃった？
みんながわらって、ぴおはわらわなかった。なかまはずれはだれもいない？
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　母の足が動かなくなった。ぴおには原因は分からなかったけれど、母は諦めたように微笑んでいた。
いつかこうなることだったと。もう二度と動くことは無いんだって。
わたしには母の気持ちは分からなかったけれど、足が動かないなら動かないなりに母を助けようと思った。
父は、必ず君の足を取り戻すと母に宣言して様々な手法を探り始めた。
これが悪夢の始まりだった。

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　ぴおは、ぴおは。いえからにげだした。けんかをするりょうしん、ちからなくわらうおかあさんとげきこうするおとうさん。
かならずなおる、かならずなおせる。どんなことをしても。でもでも、それはほんとにしあわせです？
はげましてくれるおともだちはもういません。
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　並木道、から少し外れた森の中。息を大きく吸って吐き出す。澄んだ空気と木々の涼やかさが気分を更に沈ませた。
小鳥の囀りが鬱陶しい、下生えが足元を絡め取る。重い足取りで曇り空を引きずって私は久々に家へと戻る。
　どうせ、何も変わっていない。私が帰っても雰囲気が悪くなるだけだ。
きっと色んな歯車が悪い方に噛みあってしまっただけなのだと思う。
私がもう少し明るければ、父がもう少し諦めが良ければ、そして母が我慢しなければ。
　木々が開けて、一軒の家が見える。赤い屋根の、家族三人が住んでいた小さな私の生家。
一番古い記憶は、優しい木の匂い。誘われるようにふっと、母が元気だった頃に花が咲いていた花壇を思い出した。
ただいま、と小さな声で帰れば言い争い……否、一方的に母に言い募る父の声が聞こえる。
こうすれば大丈夫、ああしてみたらどうだろう？　そんなことやったって無駄なのに。
　物理的に動かなくなった足を暗示で動かそうだなんて、出来るはずがないんだ。奇跡なんて無い。
なおも声を大きくする父の声に、私が爆発した。
「もうやめて！！」
　しん、と。一瞬おいて鳥達が驚いたのか、忙しないはばたきの音が聞こえた。音が戻ってくれば、父と母が折り重なるようにくずおれている。
何の冗談か、本当にやめてしまった。二人は動かない。どうしたのだろう？　さっきまで声を出して、息をしてやりとりしていたのに？
　怖くなった。逃げるように走り出した。黒い何かが私を追ってくるように感じていた。
あれはなんだ？　後ろを気にしながら、足が向いたのは母がかかりつけにしているお医者様のところだった。
外科医、だったと思う。それでも医者だろう、私よりはなんだって分かるはずだ。
　お医者様の家に併設された診療所に着けば、休診日。しかし、母の事はよく知ってもらっている。
時々ここで仕事を手伝う事もあった。中にさえいればきっと対応してもらえる。
「先生！」
　息を切らして叫んだ声は随分大きく聞こえた。診療所にも響き渡ったはず。欠伸でもしながら、半目の先生が出てくるまでに呼吸を整え……はたして彼は出てこなかった。
「先生？」
　そうっと、呼びかける。返事は無い。嫌な予感が追って来る、私を捕まえに。
勝手に中に踏み込んだ。鍵なんてものはこの集落には無い。抜き足、差し足、意味も無く。気付いてもらわなきゃならないのに。
「先生……いらっしゃいますか？」
　一回りした自宅から、診療所へ。先生は眠っていた。いつも仕事をしている机で、死んだように。
息をしている。生きている。反応は無い。
震えが二度、三度。先生も、やめてしまった。何を？　何で？
　外に飛び出せば、しんとした世界。みんなみんなやめてしまった？　私のせい？　そんなはずはないのに。
足元を見れば、黒。雑草が力を失い、萎れている。それは追ってきたんじゃない、私がそうしたんだ。私が走ってきた道だけが静寂に満ちている。
逃げなきゃ。逃がさなきゃ。人の居ない方に。混乱した頭で私はどこへともなく走り出した。
　そしてそれは逃げた先で明確になった。王様が独占してから立てられた、花畑の見張りの兵士が、私が近づいたら昏倒したのだ。
息はある、死んではいない。どうなったのかは分からない。やがて雨が降り出した。ぽつぽつと降るそれが、何故か私の黒を押し留めた。
　涙と混じった水の中、首だけ枯れずに残った一輪の花。どうせ、すぐに枯れるけど。もぎ取って歩き出した。
歩く、歩く、足は川へと向かっていた。水の中、海にでも流れてしまおう。そうすればいい。雨はいずれ止んでしまうから。とまってしまうから。

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　もう間違えません。これはぴおの記憶でした。わたしはわかっても、『私』、が考えていた事は良く分かりません。

でもでも、これを思い出せればきっと何がどうなってるのかも分かるはずです。
もう一度潜ってみましょう、記憶の湖の中に。

１８歳に使う表現じゃないけど

ピオさんが可愛らしいから上手くイメージが結べないけど、といい

いいのか。

自分が食べている鳥が行かに下ごしらえされてるか、思い知るのであった。

声が震えています。あんなのがやっぱり闊歩してるんですねこの世界（農場をまだ知らない）

こっちもノリノリで尻尾でくすぐり攻撃。
もふもふ抱かれながらめいっぱいじゃれあっちゃう

正面から抱きつかれる姿勢で尻尾いじられつつ、こっちからも軽く抱き返すように。

　
嬉しそうにチョコパイを頬ばった。

前向きというか、願望というか…あるといいですね

性格の違いが如実に出ていた。ＰＫは倒すもの！

一揆参加者に果たしてどれだけの数、紳士がいるのかは疑問である。
相手がそれを気にしているようには見えないが。

あえて多くは語るまい。

体重や体系には、あまり頓着していなかったようだった。

喧嘩がなければそれが一番。家族仲はいいに越したことはないです。

結構厄介なタイプのようです。

約数分をかけてこたつの説明をしました。とにかく温くていいものらしいですよ。

殺人鬼は一応鬼にカテゴライズされるのかしら？とちょっぴり思ってみたり。

冬場に泳ぐのは、寒さに弱く風邪をひきやすいねこみみしっぽびとには無理な相談でした。
ここまで水に強いと、水の精霊の加護でもあるんじゃないかと勘ぐってしまっているようです。

人間用の帽子は耳が押さえつけられて痛いのです。
でも、前向きに検討しているようですね。

苦笑しながらぴおさんに同意して

ぴおさんが回している鉛筆と自分が持ってる鉛筆を交互にみつつ。

言われたとおりに回してみるのでした。

コクコクと頷いて同意します

トテトテぴおさんの後に続いてぴおさんの隣にちょこんと座ります。