〜　日曜チキレ劇場　〜
【　けっこんしてよ！ギュス子さん　】

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☆登場人物紹介☆

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お知らせ。

今週お送りする予定でした、【　第２６話　『　そして、レッサー　』　】は、
出演者欠席の為、一部内容を変更してお送りいたします。

【　第２６話　『　お花見ウォーズ（始動編）　』　】




扉を開けたら、そこには別世界が広がっていました。

ここは、冥土喫茶 『有楽飯庵』（うらめしあん）。異次元の扉で何処からでも行ける、憩いの妖怪メイド喫茶店です。
料理自慢のオーナーと、かわいい２人のメイドさんがいつでもお客様をお待ちしております。


さて。季節は春です。

えっ、一揆世界ではまだ２６日しか経過していないって？　いいえ。そういうのは脇に置いといて、季節は春なんです。


春と言えばお花見。お花見と言えば宴会。
そんなわけで、我らがメイド喫茶うらめしあんも今日はお花見会場に臨時出展中なのでありました。



「おねーちゃーん。こっちおつまみ追加ね〜。」

辺り一面に広がる桜並木と、埋め尽くされるように広げられたブルーシート。
天候や気温にも恵まれて、一帯はまさに春爛漫という言葉がぴったりの様相でありました。

メルンテーゼにもお花見会場があるのか？　そもそも一揆してる最中にお花見してる余裕があるのか？
そんな愚問は考えるだけ無駄というものです。お花見を楽しむ気持ちは世界共通、国境も世界線も越えるということなのであります。

普段は喫茶店内で営業しているうらめしあんも今日はお花見会場に場所を移しての営業です。
メニューも宴会仕様に変更し酒類取扱も解禁しているので、今日はメイド喫茶ならぬ、メイド居酒屋といったところでしょうか。


好天のおかげか開店当初から客の入りは上々、スタッフもフル回転でサービスにあたっています。


メンバーもレギュラーのギュス子さん猫ちゃんだけでは到底手が足りないので、アルバイトさんも全員招集。
ちまりちゃんとアルナイルさんが応援に駆け付けてくれています。そして。

今日は特別ゲストとして伊吹山の虎鬼妖怪、ヤツハさんまで駆り出されていたのでありました。

伊吹山の虎鬼一家。その名は妖怪界隈ではわりと名の知れた大妖怪のファミリーであります。

妖怪社会というのは、未だに実力主義というか力が強いものが上という風潮がある社会であるため、
弱い妖怪は外部の脅威から身を守るために集団を形成するケースがわりと一般的です。

一人の実力者、頭領を中心とした集団形成は、人間世界でいうところの任侠一家に近いことから、同様に一家と呼ばれており、
集団の規模がそのまま勢力の強さとなるのも人間世界のそれとほぼ変わりありません。

で、伊吹山の一家というと組織としては結構な規模であり、その御息女となればその位の高さも言わずもがなであります。


そんな偉い妖怪の娘さんが、なんと今はメイド服に身を包んで生ビールを注いでいる。日本であればありえない光景なのでした。


が。

こっちの世界ではそういうのも割とアリなんじゃないかな？ってことで働いてもらうことになったようでありました。

和気あいあいとした空気の中、お店の売上も順調に伸びているようです。

まあそれもそのはずでしょう。スタッフの女性陣が軒並みレベルが高いですから。

妖怪喫茶の名の通り、メンバー全員（ハルさんを除いて）みんな人外の特徴があるものの、
一般客からは単にコスプレの一環のようにしか映っておらず、それほど違和感がない、それどころか返ってウケもよい模様です。



しかし。

このまま好評の内に終わりそうな雰囲気の中、それを良しとしない者がいました。

花見席の片隅で、生ビール片手にひっそりとおつまみを楽しむ一人の男性の姿。




終始トラブルのない宴会の席なんてあり得ないでしょう。もう少しオトナなトラブルがあってこそ・・・盛りあがるというものですよ・・・。




彼は一体何者なのか。もしかしてどこかで見かけた顔なのか。ひょっとすると悪の幹部ではないのか・・・。

様々な思惑を巻き込みながら宴会の席はさらに盛り上がっていくのでありました。

つづく。


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どこからともなく音が響く・・・。

デレデデーデデデデーデデデデー♪

HEAVEN OR HELL!!
DUEL THE FIRST

LET'S LOCK!!