はじめましてのひとばかりだけど…戦闘が楽しみだね

よろしく・・・って、あら。事典亭で見た人ね。
まあ、汗だくにならないうちに始末しましょうか。

少年少女の諸君。まずはお集まりいただきどーも。
今回の狩場・訓練場……　ただの荒れ地の様だが、レッドドラゴンはここに居る。
見付け次第、逃げられる前に首根っこ掴め。オーライ？

後、穴場をタダで教えてやンだ。ゲストだろうとサボったら承知しねェ。
埋められても文句言うなよ？

ううーん、いわゆる戦闘狂タイプでしょうか。
そういう熱苦しい方とは理解しあえそうにありませんね……。

まあ、アーシェさんの仰ることももっともです。
城内に殴りこんでいるんですから、
兵士達にとってすれば、私達も人狩りも同じですね。

でも同じだからこそ……何をしても同じ、
という感覚では私はいられません。

ともすれば本当に、ただの略奪者になってしまうのですから、
そうならないためにも、自身の行いが私利私欲を満たすためだけのものになってないか、
より一層注意をしておかなくちゃ……。

僕は現実を知っているから、
この戦いには介入していないよ。
ビブリ君は頑なに理想論者だからね。
もうここに来て２７日も経とうというのに…。

あ、韮の市！
アーシェさんもお買い上げ下さってありがとうございましたっ。

うぐっ……私のこと、よく分かってらっしゃいますね……。
確かに売りにだそうと並べた段で、
大分名残惜しくなってきたりもしましたけれど…。

でも、皆さんが提示してくれた対価がとても魅力的だったおかげで、
そんな気持ちもすっ飛んでいきましたよ！
いやぁ、楽しい市でした……。

そういえばあの時頂いた、これ……ちょっと見てみたんですけど、
やっぱりあまり見たこと無い組成みたいで。
これって、アーシェさんはどこで手に入れられたのですか？

あ……

……自分で悩んで、時間をかけて答えを探す。
やっぱり、それが一番いい方法なんですね。

誰かのようになりたいと、最初の頃にはいつも思っていました。
例えば、アーシェさんのように物事に動じない、賢い大人になりたいとか。

今でもそう思ってますけど、焦るのはやめることにしました。

……その……アーシェさんがここまで来るまでに、色んな物語を超えてきたんですね。
きっと、わたしが想像できないくらい、悲しいこととか、恐ろしいことも、たくさん。

……ごめんなさい。
世界が消えてしまうなんて、そんなこと思いもしなくて。

その方が、見つかるといいですね。せめて、それぐらい……

さて、闘技会でその鞭捌きを見せて貰うとしよう。
その鞭の防護を挫くのは、少々手古摺りそうだ…な。

他の世界でも何処も色々と工夫を計られているのですね。
とても興味深い…それにしても職人ですか。何かを志す切欠があって、
そういう道を辿られたのなら、それはそれで幸せなのかも知れません。

少なくない人達は変わることを恐れる方々も居りますものね…
でも、それではいつか綻びが生じてしまう。アーシェさんの言葉からも、それは窺い知れると言うものです

ご存知でしたとは流石ですね。研究棟や先見の塔といった箇所は、
この地に住まう私達でもあまり知らぬ地…進まれる際には、
細心の注意を払われるようお気をつけください。

此方も動きを探れないかと色々働き掛けております。何か協力出来そうな事がありましたら、気軽にお声掛けくださいね

…え、ええ！？

火に巻かれると厄介だね…援護は任せて！

・・・んー、鬱陶しいのが相手ね。
でも何時も通り・・・排除させて貰いましょうか。

よし、行くぞ！
ボクの知識でこの戦いを勝利に導く！

面白い連中だ、相手をしてやろう。

面白い連中だ、相手をしてやろう。