羊族のエリック＝ロイドには、ひ弱な父親と自分とそっくりの母親、
そして自分と何もかもが正反対の可愛い弟がいた。
エリックと両親は弟が生まれる前まで、旅の劇団で暮らしていた。
両親は忙しく、エリックは劇団員やシッターに交代で育てられた。
色々な種族、様々な人間との出会いがあった。
エリックは何でも出来るように育ったが、親からはずっと離れていた。
劇団が廃業して一家が貧しい羊の村へと引っ越すと、
そこには羊族の子が何人かいた。
エリックは彼らに劇団の話をして友だちになった。
彼等は良き遊び仲間となり、一緒にどこかへ冒険に行ったり、
大人たちを困らせるような悪戯をしたり、また別に、村の手伝いをしたりした。
弟がある程度大きくなると、エリックは弟を遊びに連れていった。
弟は同じ年齢の子と遊ぼうとしなかった。
エリックは何とかそれを改善しようとしたが、無駄に終わった。

そうしているうちに、エリックとその仲間たちは村の外でも有名になり、
領主から声が掛かって戦士団に入ることとなった。
領主には、同い年の息子がいた。エリックたちは彼の良き友となった。

村では、幼いゆえに置いてきた弟と、両親がエリックの帰りを待った。

前回までのあらすじ。
協力して攻城戦に挑んだ狼戦士と悪霊だったが、貧弱なメガネにボッコボコにされた。

ここまでぶっ飛んでるキャラは好きである。

ステータスだけの付き合いだった。

ダチョウに颯爽と飛び乗り駆けてゆくマリィゴールド。

その胸中にはやっぱり何か忘れてるような何かが引っかかっていたが
今の彼女を止めるものはもはや何もなかった。













日記お借りしました（笑