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探索78日目 基本行動の宣言を確認しました。 「対集団メッセ」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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※本日記は私(以下、PL)がアノーティの物語を完結するために書いたフィクションです。 ※本日記を書くに際して、お借りした方々に確認を取っていない部分があります。 このため、お借りした方々の偽島最終更新における日記などと、齟齬が生じる場合があります。 お借りした方々、申し訳ありません。 なお、お借りした方々は以下の通りです(敬称略)。 Eno.313 燕子花 清明 Eno.474 夕星 Eno.500 ティティアナ・サルバドール Eno.547 ドルチェメンテ Eno.1079 スレイ Eno.2324 ユーリィ・コーラル また、今期偽島において、Eno.731 Anothely(Athely)と関わってくださった皆様に感謝申し上げます。 ありがとうございました。 今後いずこかでお会いできれば、幸いと思います。 ■ ユーリィとアノーティは、潮に運ばれて、遥か北の大陸へと流れ着いた。 榊の声はいつしか聞こえなくなっていた。それだけ、島から遠ざかったということだ。 二人は泳げないが、それぞれの体重を支えられるような、浮き輪が用意されていた。 いつしか衣服も水着になっていた。 丁重に、島から追い出されたといった体である。 辿り着いた砂浜に、二人以外の姿は無かった。 共に遺跡を探索してきたドルチェやスレイとは、はぐれてしまったのだ。ユーリィの同行者も、居ない。 細やかな白砂の上に、大小の足跡が刻まれる。 「俺たちだけのようだ」 「うん……」 「どうした?」 ユーリィは浮き輪を盾にするように持ち、うつむいていた。 「えっと、お互い水着って、ちょっと、恥ずかしい」 「今までずっとそうだっただろう」 「それは水の中だったから――」 「それも、そうだ。いつまでも肌を見せ合うものじゃない」 「その言い方はもっと恥ずかしいよ!」 すまない、とアノーティは微かに笑った。 水着になる前、着ていた服は浮き輪の中に収納されている。 砂浜の向こうの草むらで、着替えることができそうだった。 アノーティのセンサーは、茂みの向こうに確かな水気を感知している。 「あの森の中で水浴びをして、服を着替えよう」 「水があるの?」 「ああ」 言って、アノーティはかがみ、ユーリィの足に手を回して、彼女を肩に座らせた。 「ちょ――ちょっと」 バランスを崩すユーリィを、アノーティがしっかりと座らせる。 「これで恥ずかしくないだろう」 「確かに恥ずかしかったけど――だからってこんな、アノーティってホント分かってないよ」 「暴れると落ちるぞ」 上の方がかなり危なっかしい――二人は森の中に入った。 程なくして、緑の中に、こんこんと清水が湧いているのが見えた。 緑の天蓋がそこだけ途切れていて、得も言われぬ風情があった。 アノーティの頭上で、ユーリィが息を呑むのが分かった。 ■ 底の浅い泉に浸かりながら、空を眺めていた。 ここがどこなのか……アノーティには分からなかった。恐らくユーリィもそうだろうと、アノーティは思った。 しかし、アノーティはどうにかして、かつて世話になった知己の下へ戻るつもりだった。 隣で顔を洗っているユーリィは、どうするのだろうか。 「ユーリィ、それは?」 彼女が手に握っている、小さな破片のことだった。 「これは……僕が持ってた錨の欠片だよ。島から流される前にさ、壊れちゃって」 「では、あの錨がユーリィの依代だったんだな」 「うん。だから、島に居た時みたいに、元気に、はしゃいだりはできないんだ。 でも、本当にアノーティって、よく分かるよね。錨が依代だなんて」 「ユーリィが、本当はどういう存在なのか、教えてくれたからだ。それに、今、元気が無いようにも見えた」 「うん――でも平気だからね。消えて無くなっちゃったりしないから。心配してくれて、ありがとう」 ああ、とアノーティは短く首肯した。 しばらく、間が空いた。 アノーティは空を見上げているだけで、ユーリィも時折、水を弄ぶだけだった。 そのとき、突然ユーリィが、音を立てて潜った。そして、きっかり十秒後に、飛び出てきた。 「アノーティ! これからどうするの」 顔を拭って、ユーリィが凛とした視線をアノーティに向けた。 アノーティは遅滞なく返事をする。 「俺は、知己の下へ行く」 ユーリィは勢い良く、喋る。 「僕も連れてって下さい! 迷惑には、ならないようにするから」 微かに笑ったアノーティは、頷いた。 それを見たユーリィが、一瞬緩みかけた頬をつねって、更に真剣な顔になった。 「それから、これが一番大事! 僕と一緒に、ずっと、ずっと一緒に居て下さい」 顔を真っ赤にしたユーリィの言葉。 アノーティは、束の間その意味を考えた。 そして、恐らくユーリィの考えている意味と、全く齟齬の無い結論に至るのだった。 「ああ。俺からも頼む」 返答を得ると、ユーリィは、ふっと糸が切れたように泉にしゃがみこんだ。 その頭を、アノーティは撫で、それから、肩を引き寄せた。 二人はしばらく、そのままだった。 ■ 問題は、あった。 ここがどこか分からないため、アノーティの知己の下へどうやって行けばよいのか、分からないのだ。 着替えを済ませた二人は、とりあえず砂浜に戻ったものの、木陰に腰を下ろしていた。 太陽は既に傾いて久しい。 夜になれば星の位置で分かるかも知れない、とアノーティは考えていたが、確証は無かった。 ユーリィは、アノーティに身体を預けて、うとうとと船を漕いでいる。 そのとき、アノーティの耳朶を微かな羽音が打った――といっても、音は遠い。 首を巡らせたアノーティには、遥か遠くに点のような人影が見えた。 遺跡を探索していたときに、別働隊として協力し合っていた清明の姿――に高確率で合致する。 彼女の背には黒色の翼があり、空を飛ぶことができる。 アノーティが身体をよじり、ユーリィが、目を覚ました。 清明の姿は徐々に明確になり、やがて、木を揺らして合図を送るアノーティの側へと降り立った。 「こんなところに流れ着いていたのか。おおよその方角しか分からなかったから、時間がかかったよ」 「俺を探していたのか」 「アノーティ達、をね。こんにちは、ユーリィ」 ユーリィが元気よく挨拶を返す。清明は朗らかに笑った。 「流されて、はぐれた人を探しているんだ。 サルバドール商会の船がティティを迎えにきていて、ついでに、島の冒険者も乗せている。乗っていかないか」 「いいんですか?」 「うん、ティティもお金を取るつもりは無い、ってさ」 ユーリィも、アノーティも文句は無かった。 清明が再び飛び立ち、地平線が焼ける頃には、巨大な帆船が二人を迎えた。 ティティアナ・サルバドール。夕星。ドルチェメンテにスレイの姿もあった。皆が再会を喜んだ。 船に乗っている他の冒険者達の中には、見覚えのある顔も、そうでない顔も、大勢あった。 改めて、あの島には数多くのものが引き寄せられていたのだと、アノーティは思った。 随分遠いところまで来た。 随分、長い間、旅をしていたように感じていた。 アノーティは自分がかつてと大きく変化したのを実感している。 変化したきっかけは恐らく、傍らに立つ小さな愛しい――少女である。 少女は、アノーティの視線に気づいて、顔を上げ、屈託なく笑った。 そのとき、戦うために生まれ、心も感情も持たなかった筈の機械化歩兵は、確かに、心の底から笑ってみせたのだ。 機械化歩兵の脳裏に、かつて自らを救った研究者の姿が束の間浮かび、そして、静かに消えた。 顔を上げると、空に星が見え始めていた。 こぼれ落ちそうな、澄んだ、溢れる星空だった。
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Message |
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眼鏡フォーエバールーク(1553)からのメッセージ: 眼鏡フォーエバールーク「色々とお世話になりました。ありがとうございました。」
今日はメッセージを送っていません。
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弓矢が好きなんです |
リズ(30)からのメッセージ: リズ「さて、77日間お疲れ様ですわ。そしてコミュに入って頂いた方々に感謝を。」
イリス(228)からのメッセージ:
エイム(450)からのメッセージ:
エイム「せめて盾弓くらい1位になりたかったですが、1位とダブルスコア付けられて最終回に強化する気力も……」
メルト(465)からのメッセージ:
ウェント(2005)の声が聞こえる:
スヴェルナとシク(2082)からのメッセージ:
「結局、使いこなせなかった得物もあるけどね・・・魔弓さんのとか。
「お暇があれば手合わせしたかった人も、ここには多かったなぁ。
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ラノベとミステリィが主食です |
アハト(61)からのメッセージ: アハト「最近、 ロウきゅーぶの「小学生は最高だぜ」という言葉がリフレインするのですが、ふと吹き出しそうになるので誰かなんとかしてください。」
アハト「SAO夏休み特別企画 『星なき夜のアリア』が期間限定だと聞いて急いで読んでました。更新日にはもう掲載期間ちょうど終わっているぐらいかな?1Fフロアボス攻略の話ですが、本筋とはちょっと違う外伝扱いになるのかな?ベータ出身者と通常プレイヤーとの確執が今まであまり触れられていなかったので、興味ある方は是非一読すべきですね。」
アハト「イリスさんの「日本の文学は死に絶えました」という言葉が名言に聞こえてしまう。」
アハト「アクセルワールドの漫画版出てましたね〜。小説は2巻まで買ったけど読んでないや。うん、いつか読むよ。」
アハト「更新終了日には間に合わなさそうですが、いよいよ電子書籍を自炊する為の環境が整いそうです。スキャナと裁断機はとりあえず通販で購入しましたので、後は電子書籍を読むためのツールですね。無難にipadにしておくべきかな。」
アハト「これで、少しは本に圧迫された空間を無くすことができそうです。とりあえず夏季休暇前に届くようにはしているので、あとは休み中にどれだけ電子書籍を作れるかが問題です。とりあえず200冊ぐらいは片付けたいところです。」
アハト「そういえば来期はコミュってあるのですかね。せっかくなので、私の電子書籍奮闘記とか語りたい気もするなぁ〜。私は、次回作も参加予定ですがもう会えない方もいらっしゃるかもしれませんし、最後に挨拶を。」
アハト「コミュに参加してくださった方々、本当にありがとうございました。コミュ主としてあまり大したこともできませんでしたが、皆様に少しでも本の情報をお届けできていたら幸いです。次回作もコミュの要素がありましたら、また似たようなコミュを作りますので、何とぞ宜しくお願いいたします。」
破戒僧ノルン(204)からのメッセージ:
破戒僧ノルン「今日で終わりか来期はここあるのかな」
腹ペコおたく少女☆ミフィリア(213)からのメッセージ:
腹ペコおたく少女☆ミフィリア「最近は小説家になろう様から出版されるものが多くて元々読んでいたものが紙媒体になったりとうれしいことが多いです。」
腹ペコおたく少女☆ミフィリア「とりあえずチキレ気味なので題名だけでも・・・ 魔法科高校の劣等生〜初年度の部〜 ログホライズン シーカー」
腹ペコおたく少女☆ミフィリア「魔法科とシーカーは最強物に分類されるのでちょっと人は選びますがどれもこれも面白いことは面白いです。」
腹ペコおたく少女☆ミフィリア「現状いろいろと読んでいる者の中にも出版交渉が来ているみたいなことを匂わせている作品があるのも楽しみです。」
腹ペコおたく少女☆ミフィリア「また、次もこのような場がありましたらそのときにはその辺の物も紹介させていただきたいです。」
イリス(228)からのメッセージ:
イリス「ええっと・・・ボクがラノベを読むようになったのは、偽島が始まってからなんだよね。
こおり(243)からのメッセージ:
アリサ(363)からのメッセージ:
アリサ「今月の電撃文庫はSAOと禁書二冊を購入。一方さん、ちょっと丸くなりす(ry キリトさんは相変わらずでございました。。。」
アリサ「またどっかで会えたらまったりとライトノベルの話をしたいですねぇ・・・・・それでは!」
“菅原家当主”レクシーダ(1574)からのメッセージ:
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清明さんを愛でる会 |
ヴェル(533)からのメッセージ: ヴェル「ぬるぽして79日結果までにガッされなかったら、六命にも引き続き清明さん登場」
ヴェル「ぬるぽ」
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空標 |
清明(313)からのメッセージ: 清明「最後は思わぬ形で終ってしまったけど、暫くの間一緒に動いてくれて有り難う それぞれ、これから先は行く道が違うだろうけれど、それぞれの道が良き道でありますように」
ティティ(500)からのメッセージ:
ティティ「…思えば何だかんだで長い付き合いになったわね。
ティティ「それでも今此処に立ってるのは皆のおかげだと思ってるわ。特に夕星のご飯がなかったらとっくにめげてたわよ、たぶん。…本当に、色々お世話になったわね」
ティティ「これから先、また何処かで道が交わるなら………その時に、また。
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機械! |
アノーティ(731)の発言: 今回の最後更新まで本コミュニティに参加くださっていた皆様、また、かつて本コミュニティに参加されていた皆様。 最初は何気なく設立したコミュニティでしたが、今まで盛り立てて下さりありがとうございました。
後半はコミュ主でありながら全く発言をしておらず、申し訳有りませんでした。
次期でお会いすることがありましたら、また、よろしくお願いいたします。
星になったパン製造機械フィルン(62)からのメッセージ:
りょこん(184)からのメッセージ:
メーサ(1318)からのメッセージ:
偽鋼のジミー・ツー(1883)の置き土産:
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NANDEMO許可! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
レンタル宣言 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
文章が好き! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
短剣と共に在り |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。 ストレートパンチ に技回数を 12 振り分けました! ハッシュ に技回数を 13 振り分けました! エキサイト に技回数を 9 振り分けました! ブロウ に技回数を 7 振り分けました!
現在の体調は いい感じ!
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上位技能 斧作製 を修得できそうでしたが脳みそがいっぱいいっぱいでした。 上位技能 魔刃 を修得できそうでしたが脳みそがいっぱいいっぱいでした。 上位技能 封弓 を修得できそうでしたが脳みそがいっぱいいっぱいでした。
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
「・・・・・・というわけでこの話はこれで終わりだッ!!
次作は9月中に公開予定だそうだから この場所はそれまでは残しておいてやる、ありがたく思うんだなッ! 宣言画面もすみかも普通に使える状態だ。
次作の情報はトップページにぼちぼち現れるらしい。 どうせ奴の気まぐれで頻度はアテにならねぇがな。
・・・さて、伝えることは伝えた。お前の夢の中にでも戻るとしよう。 ハハハッ!!しばらくは良い夢ばかりだなァおいぃッ!!」
「いやぁ実に長かったなぁ諸君。予定より1.5倍も長くなってしまった。 とりあえずお疲れ様といったところか。
そして長丁場へのお付き合い、とてもとても感謝している。 次の世界はこれほど長くならぬようにするつもりだが、 どうせ奴の気まぐれだ、アテにはならないかもしれんな。」
「そんなわけで次作も時間あったら参加しちゃえばいいと思うよーっ!! 時間あったらだからねー?そこおねーさんとの約束だぁっ!!
最後まで参加してくれてほんとありがとぉーっ!!」
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Data (第77回 第79回) |
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ENo.731 Anothely |
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* 単独行動中 * |
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[PL] 天都彼方 |
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