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探索75日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「闘技大会」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 「応援キャラ」(通常戦)の宣言を確認しました。 「武器強化」の宣言を確認しました。 「魔石強化」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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ミシェルの剣がサンドラを貫いた瞬間、サンドラの体が強ばって周りの空気がざわりと音を立てて変わった気がした。 サンドラの体がずるりと崩れ落ちる。 その体にミシェルはなおも剣を突き立てようとする。 はっと気がついて後ろから羽交い締めにすると、まるで捕らわれた猛獣のように身を捩って暴れ出した。 「うあああああッ!」 「ぐ……おい、落ち着けって!」 「まだよっ……! アタシが殺してやる!」 ――戦いが終わったら、後ろから押さえつけていろ。 ルキフェルの意図は本当に戦いを止めさせるだけなのか。 そんなことを考えていると力負けしそうになるので深くは考えられなかった。 けれど、何かがある。 ミシェルはサンドラにマナを吸われたことにより異常な程逆上していた。自分の力が弱まったことがやはり気に入らないのだろう。 ルキフェルは倒れているサンドラに歩み寄ると手を貸して助け起こそうとした。 しかし彼女は何事も無かったかのように立ち上がる。 「うん……吸ったら分かるけどね。次の舞台に行かせてあげるわよ」 「……」 サンドラはそう言うと小さな声で呪文めいた言葉を紡ぎ始めた。 周囲の床から気が失われていくような気がして、ミシェルを押さえつける力を強めた。 「……」 「ああ、吸わせてもらったお返しくらい、しないと。……コツコツ溜めてきてよね、溜まったらまた……吸ってあげるから」 ルキフェルは目線で催促した。するとサンドラの手が輝き、何か小さな物体が出現した。 それをルキフェルに託すと、サンドラは姿をゆらりと消した。 「溜めすぎは体に毒……だから、ね」 去り際の言葉はまさに今自分達が置かれている状況そのものだった。 あいつは結局は力を求めたミシェルに取り込まれてしまった。 そのミシェルはというと、相手は消えたというのにまだ殺意が収まっていないらしく、何処かは知らないがこのままだと消えた先へまで殺しに行ったりしかねない。 ルキフェルは目を細めるとこちらに向かっていった。 「気をつけろ」 言われなくても分かっている。それを聞き終わるか終わらないかぐらいに床がふっと消えた。そのまま落下する。 落ちてゆく先をちらりと見ると、一応砂地のようであった。 万が一を考えてミシェルの頭を抱え、自分から落ちていくように空中で体勢を変える。 次いで、衝撃。 めきりと自分の体のどこかが嫌な音をたてた。かといってミシェルを手放しては命令に背いてしまう。 全く自分はいつも損な役回りだ。 ルキフェルを見ると魔力を使ってひらりと着地していた。腹立たしいことこの上ない。 「くっそ……」 「離しなさいよッ! 離せっ!」 「離せねー……いてえから暴れんな」 女を傷つけるのは性に合っていない。一応守るような体勢を取ったら端から見たら抱き合っているような体勢になっていた。 ああくそ、これが普通の可愛い女の子だったらな。 悪態をつきながらも必死に押さえ込んでいると、ルキフェルがこちらに近づいてミシェルを仰向けにした。 彼女の露出した胸元をめがけ、先程サンドラから貰い受けたものを握りしめて手を突き立てた。 ――そういや、コイツは宝玉とかをここから体内に取り込んでいたっけか。 瞬間、ミシェルの動きが止まる。ミシェルの気配が次第に小さくなっていく。 「いいか」 頭上から声がかかる。 「あんだよ」 「……私にもどうなるか分からん。この後のことは頼んだ」 見上げたルキフェルの顔は全くの無表情だった。 そのままどさりと上に倒れ込んでしまう。ミシェルも同時に意識を手放した。自分はそこでようやくルキフェルの意図に気づいた。 彼はマナと共に自分の意識をカルの深層意識に繋いで、自分と一緒にカルを引き上げるつもりなのだ。 「そんなことが出来んのかよ……」 一人取り残され小さく呟く。二人分の重石を乗せられて、何にしろひどく重かった。 ***** ぴしゃり、 今までとは違う水音がしたので顔をあげた。相変わらず表情の無い亡霊がこちらに手を伸ばしている。もう十分見飽きてしまった光景。 その隙間を縫って、見慣れた青灰色がちらりと見えた。 「……っ」 肺が押しつぶされて声にならない。ぱくぱくと口ばかりが動くがいっこうに声が届かない。 ぎり、と黒い手が体を締め付けてそれすらも出来なくなる。あの名前を呼びたいというのに。 『……ようやく』 聞き慣れた、しかし懐かしい声がする。 すると、一人、また一人と亡霊が檻から剥がされていった。亡霊は形を留めていられなくなり、やがては泡のように消えていく。 檻の前の障害物が消えて、ようやく全身が見えた。夜色の外套、青灰色の柔らかい髪。相変わらず表情の読めない顔つき。 『……』 彼は檻のように垂れ下がる岩を見て、魔力を込めた手でそれを撫でた。ぱきりという音と共にいとも簡単に檻が壊されていく。 眼前に佇む彼は自分の後ろあたりにある暗闇に静かな視線を向けた。 その視線に怯えたかのように、黒い手がずるりと拘束を解き暗闇に戻っていく。 「……ルキフェル」 何だか泣きそうな声が出てしまった。それを見たのかルキフェルは困ったような顔をした。 『泣いているのかい』 「泣いてねえよ」 『……私が、怖くないのかね』 確かに前に色々あって、大きな確執が出来ていたのは事実だった。 確かに怖いかもしれない。しかし今は、それよりも安堵の方が強かった。 ようやく助けに来てくれたのだ。 「……ばか。もう良い」 『……そうかい』 ルキフェルに支えられて檻から出る。檻の外は水が湛えられていた。足を進める度にばしゃりと水が跳ねた。 遠くには黒々とした大きな樹が見え、樹の根本には拳大くらいの小さな骸骨が沢山埋まっていた。 ルキフェルはそれを見てはっとする。 『ここは……魔界だ。正確には、お前の深層意識がミシェルが巣くったことで魔界そのもののビジュアルになっている』 それを聞いてふと思う。魔界とはこんなに暗いところなのか。 樹の向こう側には階段が見える。あの上にも魔界は続いているのだろう。 辺りを見渡しているとルキフェルが手を引っ張った。 『早くここから出ないといけない。ミシェルが抜け殻に入ってしまう』 こちらに来なさい、と言われたので素直に従う。またミシェルに体を使われるのは御免だ。 ルキフェルは軽々と自分をかつぎ上げ、そのまま大きく跳躍した。 「……元に戻るのか……」 『……そうだ』 そのままどんどん浮上していく。水中から出るような、エレベータで浮上するような気持ち悪い感覚がした。 「ルキフェル、俺……」 『すまなかった』 ルキフェルはこちらと目線を合わせようとしなかった。 ただ、その謝罪だけがすとんと胸に落ちる。真摯な謝罪だったが、何かひっかかるような気がした。 まるで二度と言葉を交わすことが出来ないような、そんな――…… ***** 「はあ……」 傷も大体癒えた。何とか立てる程度に回復し、二人を足下に寝かせて座り込む。 あとどれくらい待てばいいのだろうか。 そう思っていたら、急に隣でカルの気配がふっと戻った。同時に胸元、ちょうど手を突き立てているところから光が溢れ出す。 そのまま、ルキフェルの体が弾き飛ばされた。 その手には光る二つの宝玉があった。 カルの体は一度大きく跳ねたと思うと、ばきりばきりと嫌な音を立て始めた。 これは骨の音なのだろうか、縮んでいた体全体が元に戻るような感じだ。 宝玉を失った事により体の構造が変わり始めているというのか。 「げほっ、う……ぐっ……」 「おい!」 痙攣のように体が震え始め、口から夥しい量の血が吐き出される。 いくら丈夫であるとはいえ流石に不味い。血で窒息しないように横向きに寝かせておく。 カルの周囲はみるみる血で染まってゆく。明らかに危険な量だ。脈や呼吸も段々弱くなっていくのが分かった。 「この馬鹿、死ぬんじゃねえぞ……!」 ありったけの力を注いで回復の術をかける。カルの口が小さく動いた。 「う……げほッ、か、えし……さいよ、あた、しの……ちか……ら……」 「ミシェル!」 まだ諦めていないらしい彼女は、震える手を少しずつ動かして前進しようとする。 その先には宝玉を手にしたルキフェルがあった。ルキフェルはそれを見ると目を細める。 「……お前にはもう、渡さないよ」 そう言ってルキフェルは自分の胸元に二つの――蒼と翠の宝玉を押し込んだ。 それらは溶けるように吸収され、ルキフェルは表情を歪め膝をつく。 それを見たのか、ミシェルの気配は拡散した。悲鳴をあげていた体もひとまず落ち着いたか、カルもそのまま気を失う。 それを見てアヴァリンは回復の術を収めた。 しかし、未だ胸元を押さえているルキフェルの姿が次第にぶれ始めた。 「おい、ルキフェル?」 「……大丈夫、だ……ほう、ぎょくの、影響……副、さよう……が……」 「おい!」 声も次第に聞き取れない程甲高くなってゆく。 マイクのハウリングのように高い声をあげ、体が一瞬鈍く光ったかと思えばいつもの小動物の姿になってしまった。そのままぱたりと音もなく倒れる。 それを見届けるとアヴァリンも地面に頭から倒れた。回復に力を使いすぎたらしい。頭がぐるぐると回っているような感覚がする。 「……どうやってかえろ……」 これでカルが元に戻っていれば、計画は成功――と、いうべきなのだろうか。 そう思ううちにアヴァリンは意識を手放した。
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Message |
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メッセージはありません。
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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攻撃(など)が当たるように祈る会 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
もっと絵が上手くなりたい |
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壁役でも良いじゃないか! |
クァフ(20)からのメッセージ: クァフ「余った能力CP隠者天恵に叩き込む・・・回避の天下を・・・回避の天下を見せるときだー!」
クァフ「しかしなんだ、フシャトラヴェール持ちと戦ったがありゃやべぇ、強すぎるーーーー」
リアラ(40)からのメッセージ:
薄紅の巫女白蓮(77)が控えめに話しかけてきた:
薄紅の巫女白蓮「15000PSかけて落札した価値はあったかな、と個人的には思っています。4桁ダメージが乱れ飛ぶ昨今でどれだけ有効利用できるかはわかりませんが」
薄紅の巫女白蓮「薬箱は回復技を使うならばかなり有益ですよね・・・。手軽に回復技がパワーアップできますから」
神剣士ジョルジュ(564)は高らかに宣言した!:
祝福の癒し手ルー(949)からのメッセージ:
愛と勇気と迷惑の狩人Vel/veT.(1393)からのメッセージ:
ふれあ(1519)からのメッセージ:
アルワン「でも、狙撃手や百発百中の技能持ちの攻撃を本当に避けられるのか、という怖さもある。ほんと、島が終わるまでに理想へたどり着けるんだろうか」
こゆり(1804)からのメッセージ:
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こね屋のカケラ 2つ目 |
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レンタル宣言 |
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偽島水滸伝 |
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文章が好きなんです、下手だけど |
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脳内設定は豊富です |
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とりあえず、お絵描きが好き |
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偽島コンビニ 劇場前店 |
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偽島格闘倶楽部 |
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長編日記倶楽部 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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ヌァダ に技回数を 4 振り分けました! ラストクローバー に技回数を 4 振り分けました! サクロサンクトウェポン に技回数を 3 振り分けました! ヒーロー に技回数を 3 振り分けました! メガトンパンチ に技回数を 3 振り分けました! アスエイジ に技回数を 2 振り分けました! ストームブリンガー に技回数を 4 振り分けました! ゴヴニュの宴 に技回数を 3 振り分けました! スクトム に技回数を 3 振り分けました! デスパノラマ に技回数を 3 振り分けました! 剛毅 に技回数を 2 振り分けました! フラガラッハ に技回数を 4 振り分けました! ウェポンマスター に技回数を 2 振り分けました!
ItemNo.40 ギリギリ食料 を捨てました。
ネイリ(559)から 紫檀 を受け取りました。
スクランブルエッグ(ベーコン入り) を食べました。
【第80回更新からの闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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訓練により 流星光底 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 16 ) 訓練により 流星光底 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 17 ) 訓練により 流星光底 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 18 ) 訓練により 流星光底 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 19 ) 訓練により 投擲 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 16 ) 訓練により 投擲 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 17 ) 訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 60 ) 訓練により 体格 が 55 上昇しました!(能力CP - 115 )
上位技能 神剣 を修得できそうでしたが脳みそがいっぱいいっぱいでした。
澪華(202)から 500 PS 受け取りました。
ハル(324)から 200 PS 受け取りました。
ヒュー(90)から 銀塊 を受け取りました。
千鳥(223)から 駄岩 を受け取りました。
クラスト(492)から 駄岩 を受け取りました。
ウィル(512)から 白檀 を受け取りました。
ネイリ(559)から 霧と星のジャケット を受け取りました。
ネイリ(559)から かつての栄光 を受け取りました。
ネイリ(559)から 色の無い桜 を受け取りました。
ネイリ(559)から 紫魔法石 を受け取りました。
ネイリ(559)から 赤毛樹 を受け取りました。
ライちゃん(723)から 葵 を受け取りました。
レティ(1185)から 椰子 を受け取りました。
ラビ(1743)から 合歓木 を受け取りました。
普通の保存食 を買いました。(- 150 PS)
ユメ(1070)の所持する 普通の保存食 を料理し、 おべんとうその1 をつくりました。
澪華(202)の所持する 青魔法石 を消費して 合成用装飾、なんだよ〜☆ に効果付加し、 蒼護法LV5 の付加に成功しました。
ふろん(434)の所持する 合歓木 を消費して ビト・タヌー を強化しました。
エモ(1186)の所持する レモン石 を消費して ナイトウィング を強化しました。 B3F X-18 魔法陣〔進路〕 に移動しました!
X-19 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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Next Battle |
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B3F Y-21 / 床
通常戦が発生!
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Data (第74回 第76回) |
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ENo.41 カルハフィール・リッパー |
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ENo.559 ネイリ=エンプティ=マキシリア |
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[PL] 南京半二 |
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