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探索78日目 基本行動の宣言を確認しました。 |
Diary |
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旅の終わりとは、一体どこを指す言葉なのだろう。 例えば自分が勇者だったのなら違ったかもしれない。 いや、もっと目的があったのなら。 目標があったのなら。 これでおわりなのか――― 「なんだか、釈然としませんわね。」 海の浮き輪―というよりは、小さなビニール製のボート―に乗って、かつて島のあったあたりを眺める。 「そうだね。まあ、仕方ないのかもしれないね。もともと、胡散臭い島ではあったわけだし…。」 グレンはそんな納得いかないタルトを宥めるように、いつもの笑み…だけどちょっと苦みを含んでそう言った。 「それで、タルト女史は、今後はどうするのかな?」 「どう…と、言われましても…。まぁ、普通に帰りますわね。島もなくなったわけですし。グレンサマには色々とお世話になりましたわ。また再会…出来ると嬉しいですわね」 「そうだね。そのときは是非…ビスケ君と一緒にタルト女史が見たいな。」 にこり、笑んでそう言う。その姿は決して嫌味などは含んでおらず、そう思ったのだろう。心から。 その笑みに対し、タルトはふいと顔をそむけた。 「おかしなことをおっしゃいますわね。グレンサマは――」 「そうかな?」 「ワタクシ、ビスケットのことなんてもう…どうでも――」 「本当は、この島に帰ってきてほしかったんじゃないのかな?」 「……別に、帰ってきてほしくありませんでしたわ。帰ってこなくて清々しておりますのよ。終わりまで帰ってこなくてヨカッタですわ。」 「タルト女史とは今日で78日目を過ごすことになるんだね。」 途中ではぐれたこともあったけど と、付け足し。 「ぬいぐるみであっても、タルト女史のことを少しは理解しているつもりなんだけどな。」 「………。」 「それにね、私はタルト女史が一人で居る姿より、ビスケット君と二人で一緒に居る姿の方が、ずっと思い出に残っているんだよ。 願わくば、次に会うときまた二人で居る姿を見ることができたら…」 「…どうしろと言うんですの?ビスケットは戻ってはきませんでしたわっ。ビスケットはワタクシのそばになんて居たくないんですのよっ」 「…私には、そんな風には見えなかったよ。ビスケット君は確かに、ちょっと気が弱いとは思ったけどね。だけど、タルト女史を嫌っているようには見えなかった。 でも、ほんの少し、気持ちを整理したかったんだと思うんだ。もう一度、よく話し合った方がいい。」 「……以前、同じことを言われましたわ。ワタクシは…結局、逃げていたのかもしれませんわね。グレンサマ…」 「何かな?」 「また、どこかでお会いできますわよね?」 「そうだね。だけど、再会するなら早い方がいいかな。私も今回の旅で…年齢を感じたから…」 別れと再会の約束の握手は、小さなぬいぐるみの手と、人間の大人の大きな手だった。 キ ン ッ 握手を終えた瞬間、二人の上空に扉が現れた。 「…空に扉とは――ね。」 「下が海ですもの。しかたありませんわ。」 開かれた扉の中は真っ暗闇。その中を淡い光がいくつも飛んでいた。 蔓状の手を変形させ伸ばし、その開いた扉の縁につかまり、ひょいと体を中に入れる。 空間から海とグレンを見下ろし、一礼をした。 「グレンサマと旅ができてよかったですわ。また、きっとお会いしましょう。」 パタンッ――扉は勢いよく閉まり、そしてまた一瞬のうちに消えてしまった。 「あ、終わったんだぁああ?お話とかとかぁああ?」 ぴょんっ と上から降るように現れたのはザッハだった。 「終わりましたわ。帰りますわよ。」 ふわふわと浮いていた光は、二人を導くように集まり、一つの道となった。 二人は光の道を歩いて…いや、早足で駆けていく。 「え?えぇえ?どうしてそんなに急いでるのぉお?」 「早く帰りたいんですのよ。」 短く答えると、タルトはさらに速度をあげた。 やがて、道の先に一つの扉が見えてきた。茶色のどこにでもありそうな扉は、二人が近づくと独りでに開いた。 その扉に向かって、ぴょーんと飛び込んだのはザッハが先だった。 「おかえり、ザッハ。それにタルトも」 飛び込んだ先に居たのは、二人の主であるレスであった。 「たっだいまぁああ!」 「……ずるい、ですわ!!ワタクシだって、抱きしめてほしかったのに…!」 そして扉まであと少し――飛び込もうと手を伸ばしたその時。 パァンッ タルトの体はナニカに弾かれた。それと同時に空間の闇…強い力に引っ張られている。 直前で扉の縁に掴まったものの、急に起こったことに焦りを隠せない。 「い、一体なんですの?体が…中にひっぱられますわ…!」 「主!?どうなっておるぜよ?」 そう発したのはマシュだった。扉は乱暴にバタバタと音を立てている。 タルトは空間の中に吸い込まれそうになり、だが扉の外の世界はその扉に近づかせないかのように強い魔力の磁場が発生していた。 「わからない…!でも、何か他の力が急に邪魔してきたみたいに感じる…。扉と空間を維持できない…!」 「タルトぉおお?!大丈夫ぅうう!?」 「ワタクシの力も…、も…持ちませんわ。少しずつ蔓の腕が…っ」 蔓状の腕が縁から離れそうになる―― 「も…ホントに、駄目です…わっ」 「タルト!!」 その手を離させまいと掴んだのは、ビスケットだった。 「び…すけっと…。あ…アナタなんで…!?」 「今はそれどころじゃないだろ。しっかり掴まれ…!」 だが、しょせんは軽いぬいぐるみの体。体をひっかけ、タルトの手を掴むも、少しずつ吸い込まれる。 「ビスケット!離しなさい。命令ですわよ!」 「その命令は聞くわけにはいかないよな。だって俺達コンビだし。」 「だって…このままじゃ、アナタまで吸い込まれますわ。わかってますの?どこの世界に飛ばされるか…わからないんですのよ?!」 「分かってる。良いじゃないか。俺、タルトと話さなきゃいけないことが山ほどあるんだ。タルトから聞きたいこともたくさんあるんだ。 絶対、離さない。俺は、俺の意思でお前と一緒に居たいんだ。タルトと一緒に旅がしたい。 場所なんて、お前が居たらどこだっていいんだ。知らない場所だろうと。」 「おぉおお!」 「なん…と…」 「……プロポーズ…っぽいね」 「……タルト?」 「ばっかじゃないですの!?今言うこと?吊り橋効果でもあると思いましたの?そういうのはね、レディはね、もっとロマンチックに言ってほしいんですのよ?」 「ご…ごめん…。いや、俺もこんなことをこんな風に言うとは…」 「ホントに。しかたありませんわね。また旅をしてさしあげますわ。」 本当に刹那のできごとだった。二人がそれから空間に飲まれたのは。 扉は、まるでガラスのように粉々になり、キラキラとした砂のようになり、そして消えてしまった。 「何処行っちゃったのぉお?」 「断定するのに時間がかかりそうだよ…。こんなことはじめてだし…」 「あの二人なら大丈夫だとは思うぜよ。ともかく、原因を………」 「―――」 to be continued ?
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Message |
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エィル(2193)からのメッセージ: エィル「可愛くて可愛くてずっと応援しておりました。今迄お疲れ様でした。」
今日はメッセージを送っていません。
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洗濯日和。 |
バジル(973)からのメッセージ: バジル「皆、ここで学んだ洗濯のたのしさは、 あちこちで興行するとともに、ひろめていきたいぞ。だから、ありがとうだ。 あの青い空と白い雲のしたで、いつでも、みんなと繋がることができそうだぞ―――」 (猛獣使いは気持ち良さそうに礼を述べると、青鰭に乗っかって洗濯物のように流されて行った!)
オウル(1441)からのメッセージ:
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レンタル宣言 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
偽島コンビニ |
イムリー(1607)からのメッセージ: フェンネル「また会う日まで。」
テオ(1254)からのメッセージ:
テオ「ま、また一から作り直しゃいいか!作るかどうかは店長次第だが、作るとなったらいつでも声かけてくれ、どの世界からでも行くからよ!そんじゃ、一足先に向こうの大陸見てくるわ。じゃな!(さぶん、と沈んでいった)」
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Main |
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技回数の振り分けが確認されませんでした、てきとーに振り分けます。 エキサイト に技回数を 13 振り分けました! ディム に技回数を 12 振り分けました! 萌えろ に技回数を 9 振り分けました! チャーム に技回数を 6 振り分けました!
現在の体調は やばい…
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【合言葉&場所チェック】 グレン(565)と一致しました! グレン(565) とパーティを結成! パーティ名: ごー☆★☆じゃす……? 【遺跡外でまったりしてます】 HP/SP/持久が全回復しました! 体調が"いい感じ"まで回復しました! 技回数が全て0になりました、技回数を振り直してください。 【成長】 能力CP が 110 増加! 戦闘CP が 108 増加! 生産CP が 23 増加! 上位CP が 83 増加! NP が 1 増加! プチノスケ の 親密 が 11 増加! プチノスケ の CP が 366 増加! カレン の 親密 が 11 増加! カレン の CP が 278 増加! マンモス の 親密 が 11 増加! マンモス の CP が 233 増加!
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
「・・・・・・というわけでこの話はこれで終わりだッ!!
次作は9月中に公開予定だそうだから この場所はそれまでは残しておいてやる、ありがたく思うんだなッ! 宣言画面もすみかも普通に使える状態だ。
次作の情報はトップページにぼちぼち現れるらしい。 どうせ奴の気まぐれで頻度はアテにならねぇがな。
・・・さて、伝えることは伝えた。お前の夢の中にでも戻るとしよう。 ハハハッ!!しばらくは良い夢ばかりだなァおいぃッ!!」
「いやぁ実に長かったなぁ諸君。予定より1.5倍も長くなってしまった。 とりあえずお疲れ様といったところか。
そして長丁場へのお付き合い、とてもとても感謝している。 次の世界はこれほど長くならぬようにするつもりだが、 どうせ奴の気まぐれだ、アテにはならないかもしれんな。」
「そんなわけで次作も時間あったら参加しちゃえばいいと思うよーっ!! 時間あったらだからねー?そこおねーさんとの約束だぁっ!!
最後まで参加してくれてほんとありがとぉーっ!!」
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Data (第77回 第79回) |
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ENo.31 ビスケット&タルト |
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ENo.565 グレン=ウェルス |
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[PL] ぎぃ。 |
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