ENo.683 桐盾　焔

〜〜〜〜〜〜回想〜〜〜〜〜〜

焔「…あいたたた」

土煙と共に声がする。
靄がかかる煙の中心には3人組の女がうずくまっていた。
見てみると全員が肩やら腕やら脚やら、体を痛そうにさすっている。

焔「…そっちは大丈夫？」

プラー「なんとか…ね」

ツキ「しかしこれは…思っていたよりも辛いですね〜」

焔「…んだねぇ、次使うのは覚悟いるなー」

やがて土煙が晴れ、体の汚れを落とした3人は西のほうを見渡した。

焔「…本当に来るかねぇ」

ぼそり、と焔がつぶやく。
3人は先程までスティルフよりやや北、野盗の隠れ家にいた。
当初はその場で大立ち回りする予定だったのだが、直前になってプラーの「仕事は確実に行うべき」という猛烈なプッシュにより、とある策を実行することになった。
それは、『野盗をさんざん挑発して目の前でぶっとびオルゼを宣言して使い、街付近まで追いかけてこさせて疲れたところをぶっ叩く』という作戦…

焔「…いや、さすがに追いかけてこんやろ」

ツキ「さすがにそれは脳みそ腐りすぎじゃないでしょうか…」

と他の面子には大不評だった作戦だが、成功しても失敗してもプラーの奢りで晩飯3日分という約束で決行に至った。

プラー「盗賊もなめられちゃあ仕事にならないからね！　絶対くるさ！ああ、来るともさ！」

ちょっと冷や汗かきながら言っても説得力がない。

焔「…そもそも、さ。あたしらあそこまで行くのに3日かかってんで？」

焔「…このまま街で3日待たなあかんのとちゃう…のって、あれ？」

ふと、焔が目を細める。
それに合わせて他の二人も同じ方向を見る。すると…

お頭「待てや《ﾟДﾟ》ｺﾞﾗｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｱ!!」

お頭「この商売、舐められたら終わりなんじゃ!生きて帰さんぞﾎﾞｹｪｪｪｪ!!!!」

焔「…うっそー」

ツキ「これは…ドン引きです」

プラー「マジでよかった！来てくれてよかった！でないと　
『やーい野盗！お前のかーちゃんでーべそっ！おしーりぺーんぺんあっかんべー！！オラッ！ぶっとびオルゼぇぇぇ！』　
とかした私が報われない！」

焔「…あれもドン引きだったねぇ」

ツキ「はい…ドン引きです」

プラー「ひどいよ！仲間だろ！ああもう！さくっと野盗倒すよ！」

という具合で走ってやってきた為に疲れすぎて弱った野盗を3人で張り倒して報酬をもらったのである。

〜〜〜〜回想ここまで〜〜〜〜

焔「…次の行動指針なんだけどさ」

焔がふと話をはじめる。手には焼き鳥を持っていた。
机の上には沢山の料理が並んでいる。プラー奢りの夕飯だ。
ツキは野菜を食べながら、プラーはエールを飲みながら視線をこちらにやる。

焔「…二人はエスタの街にはまだ行っていないのよね？」

プラー「そうだね、オルゼとスティルフしか知らないな」

焔「…それじゃあ、エスタの街を目指そうか。結構な数の依頼もあったしね。
　　私も、1日しか滞在しなかったから再度行ってみたかったんだ」

ツキ「どんな街なのでしょうか…少し楽しみですね」

焔「…いい雰囲気の街だったよ。きっと気に入るわ」

話に一区切りつけ、食事を再開する。

プラー「んぐっ、んぐっ、ぷはっ！店員さーん！エールもう一杯頂戴！」

ツキ「よく飲みますねぇ、大丈夫でしょうか」

焔「…財布ならもう預かってるから問題ない。潰れるまで飲むといいよ」

半ば自棄のようにしてエールを飲み下すプラーはその10分後には酩酊状態となり最終的にリバースしなかったものの完全ダウンして焔に猫を運ぶようにして宿に連れていかれたんだとか。

翌日、買い物や他の冒険者との取引を済ませた一行はエスタへ向かって出発するのだった。

プラー「あれ、焔。棒つきキャンディー沢山もってるね。詰め合わせ？1個頂戴よ！」

焔「…これはだーめ。他の飴ちゃんならあげるよん。」

プラー「なんだよーけちー。まぁ別の貰うけどさ！」

ツキ「くすっ」

焔「…♪〜」

****(813)

シズマ(1093)

レイナ(2624)

クリム(129)の声が届いた：

クリム「諸君！！　紳士淑女の社交場…TwelveWitchesではお客様、キャスト、従業員を募集しているっ！！」

テオ(348)の声が届いた：
テオ「装飾はいかがーっすかー　伝言、木漏れ日でもうけつけてますー　おまちしてるよー」

ユミリア(1277)の声が届いた：
ユミリア「装飾とかできます！木漏れ日にて！」

校長(1383)の声が届いた：
校長「合成その他は［伝言］にて受付やっとるでー！」
ポルポリカ「あと、生徒募集中ですよ、と宣伝しておきますね。一応」

萌子(1600)の声が届いた：
萌子「苺大福みたいな女の子になりたくてー♪」

ランディ(2800)の声が届いた：
ランディ「昨日は周りに人が全然いなかったからな。今日こそは生産ができると良いのだが。」

MAP1 J12 / 山岳LV1

…野党を殺ろう

ENo.683
桐盾　焔

ENo.2656
プラシオ・コランダム

ENo.3088
十六夜　沙月

V S

Encounter!!

歩行絶壁

ジャイアントパンダ

ランドウォーム

桐盾　焔　(きりたて　ほむら)

身長156cm　　スリーサイズはB91/W62/H86（Fカップ）

斧使いの仕事人。　家族構成は　父・母・自分・弟・妹

母方が刀鍛冶をしている一族で、その技の大半を受け継いでいる。
父方は古武術を受け継いできた一族で、その技のある程度は覚えている。
長男が父の古武術を継承し、妹は鍛冶屋の手伝いと姉・兄の軽い組手相手くらいはできる程度。実家は日本という国の京都府。

羅刹という鬼の子孫。先祖に人間も混ざったりしているので血の何割かは人間であるが鬼の血のほうが濃ゆい。
角は普段は隠れていて、ここぞという時に生えるらしい(本人談)

比較的無口だが、竹を割ったような性格。クールに見えるが意外と激情家である。
自分の興味のあることについては非常に饒舌。また、職人気質だが鍛冶以外においては案外ずぼらである。
まどろっこしい事が嫌いで、白か黒かはたまたグレーなのかどこでもいいからはっきりしろ、というタイプ。

趣味は短刀作り。気に入った人物、世話になった人物には護身刀として一振り打って渡している。
得物は大戦斧。全長2m超、刃渡り1m以上、重量250kg超の斧を軽々振り回す。
父に習った武術も使えるため無手でも戦闘は可能。
どのような場所でも不思議な力で強力な炎を起こし、鍛冶を行うことができる。
(本人曰く、ただの指パッチンで火を起こしているらしい。)

セルフォリーフからの救援依頼が直接家の方に届いたのだが、母と父は共に放浪中であり、弟と妹はまだ高校生なので学校を休むなということで、焔が行くことへなった。

飴が大好きでよく舐めている。
今回セルフォリーフへ来るにあたって文化的に飴があるかわからなかったので荷物鞄に大量に詰め込んできた。
甘い飴なら何でも舐める。ちなみに関西人なので『飴ちゃん』と言う。

今週の飴ちゃん：グリーンアップル
■その他■
・突撃メッセ大歓迎
・飴ちゃんを用意すれば大抵はなんとかなります
・その他基本的に何でも許可してます。

◆アイコンNo.9はルーリ(36)様に描いて頂きました！超感激！まだ沢山あるので随時追加します。

↓でっかいプロフ絵
http://syaru-kana.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2012/01/14/2.jpg