,へ～へ～へ-、 　　　(ｙ^:^::::^:^::^:) ))) 　　　　 `～ｖ～ｖ～ｖ 日誌の近くに何故かナマコが置いてある……。 ヴィヴァーチェはどうしたものか、とナマコを見ている…。 ……一先ず、観察日記を書くことにしたようだ。 ——今日のにゃんこ—— 今までの観察結果を書いておく。 どうやら趣味嗜好は想像以上に猫に近く、また散歩が好きで頻繁に何処かに出かけているようだ。 このナマコのように何か餌（？）を獲ってきているのか、それとも誰か人に会っているのか。 ——時折魔力に似たなものを纏って帰ってくるので、魔力ある何かと接触してるのは確実だろう。 何をしているのかまでは流石に分からない。危険なことをしていなければ良いのだが…… しかし、本当に本能のままに散歩しているのか。それとも、何か目的があるのだろうか？ 魔力を感知して私の所に来たように、何か魔力を持つ者の場所に行き何かをしているのか……？ ……纏っている魔力を見る限り、この猫を弄ったとおぼしきアイツと接触してはいないようだ。 アイツの意図は分からないが、わざわざこのテリメインに送ったからには何か理由があるのだろう。 とはいえ明確な連絡手段があるわけでもなく、現状では問いただすこともできない。 ……暫くは観察しておくしかないだろう。 付記：基本行動はやはり猫のようで。時折じゃれついたりしてくる。 それはいいのだが、あの図体なのでたまにバランスを崩しそうで怖い。 （特にコートを引っ張るのはやめてほしい所だ） ……知能はあるようだし躾けるべきなのだろうかと少し考え始めた。

	穏やかな海《セルリアン》

穏やかな波、暖かい水温。太陽の光を透かし、キラキラと輝く水中に、
光とともに舞うように鮮やかな熱帯魚達が珊瑚礁に集まる海域。

この世界の窓口である探索者協会からも程近いこの場所は、
色々なところから集まってきたバカンス目的の観光客や、
これから冒険に挑もうとするものたちで賑わっている。

比較的凶暴な生物もいない、穏やかな、冬でも温暖の海である。

遺跡探索

ねこは、この世界の探索者としての一歩を踏み出した。
海底に沈む遺跡の探索——。

誰もがこの海の、この遺跡から冒険の一ページを刻み始める。
とはいえこの辺りはまだまだスタートライン。

もっとこの世界に眠る、謎や宝や未知の生物を目にしたいと願うなら、
このセルリアンの遺跡を抜け、さらなる海域を目指すといいだろう。

海はまだまだ遠く、広がっている。