やァブルーノくん。
元気そうで何よりだねェ……

アレッ　ホフリじゃねえか！
お前今までどこ行ってたんだよ！心配したぞ！

ふふふ、どこだろうねェ……
まァでもおじさんは、ブルーノくんのことがいつも見えていたからサ。
ほら、そこの歯車の蝶からね。心配は何一つなかったんだ。

会話噛み合ってねえし……お前は相変わらず掴み所が無いのな。

……。感情表現が豊かになったね。

ああ、自覚はある。けどみなまで言うなっつの。
照れる。

お前、俺に意味深な夢を見せるだけ見せてどっかいっちまうんだもん。
……俺のこと、見てたなら知ってるだろうけど、
おかげさまでゲッシュンと腹割って話せたし
色々進展したっつーか……とりあえず、いい感じに終わったんだよ。

ありがとな、ホフリ。

……あのねェブルーノくん……
ザントマンはね、本当はああいうメッセージ性の濃い夢なんて、
意図的に見せちゃいけないし、
そのことによって人にお礼を言われたら、消滅しちゃうんだよねェ……

！？

まァ、こうなることもわかりきっていたこと……
今日は、お別れに来たようなものなんだ。
君の人生の役に立てて良かったさ。
このような偽善者のザントマンが居ることも、知っておいておくれよ。

う、嘘だろ……おいホフリ……
せっかく再会できたのにそんなのは、あんまりだ……

まあ今の全部嘘なんだけどね

……。

いつ知らせようかねェ……

ふー、無事合流できたな。
そんじゃ行くぜ。

ウロコヨ、無事デシタカ……。
ワッショイワッショイサレタ時ハドウナルカト思イマシタ。
トモアレ、進ンデイキマショウカ。

うん。また、おしゃべりしようね

ありがとう。ブルーノさんも、がんばってね！

いや……いいよ。気にさせてごめん。
僕は気にしてないし、それに……覚えておかないといけないことだから。
残ったのは僕だけだから、絶対に忘れるわけにはいかない……。

ありがとう。身内で喧嘩してる余裕なんて無かったから、
ほんとはみんなが納得できそうな話ならなんだってよかったのかもしれないけど……
でも、僕もそう思ってるよ。

そういう反応は慣れてるからいいけどさ……。
でも、上だと思われてたのは意外だったな。そんなに大人っぽい？

きっと君とはいろいろ話したからそう思われたのかもしれないけど、
下に見られることのほうが多かったから……ほら、この身長だから。

……えっ、27？　ほんとに？

あー……その、ごめん。
正直に言うと、僕と同じくらいかなーって、ずっと思ってて……。

よし、頑張ろうか。

とっとと片付けてあいつらと合流しねえと……

敵は猫一体か？
まあ楽勝だろう。

多勢ニ無勢！

はりきって！！

がんばるよっ！！！