カナリ高イトコロマデ来マシタネ。
ココラデオ弁当ニデモシマスカ？

あー虫！　私はなんでもってわけじゃないけど、よく食べたよ！
うにうにしてるやつが好きかな！

友達……私も、友達っていうのは最近、なんとなくわかったよ。
前の世界にいたときはねえ、一緒に戦う人と、命令する人、あと敵、しかいなかったから。戦友ならわかるんだけれどね

コイビトっていうのは、なんか、あんまりわからないんだけれど……。
どういう人のことを指すの？

恥ずかしくないよ！　私もね、みんなに感謝してるんだよ。私はね、みんながいてくれたから、私の過去に向き合えたの。だからみんなのことが私は好き

そうか、気に入ってくれたか。俺も女将に直接交渉した甲斐があったってもんだ。

改めて思うがブルーノよぉ…
星瀬は礼儀正しいし、ボスは元気で前線離れても尚力を貸してくれる
お前さんほんっとうにエンブリオに恵まれてんだなあ。

ああ、別に俺の刺青達がどうこうってわけじゃねーんだけどさ
うちの仲間や組員が契約してるやつらはどうもじゃじゃ馬ばかりで…
こんな風に実体化して一緒に卓囲めるなんて羨ましくてよ

なあこいつらとハチミッツァンと、あのワニ以外にはどんな…
って…悪ィ悪ィ、まずは酒だよな。

言い出しっぺが客人に杯持たせたまま喋くってたら世話ねえや。
ほーう、そのグラスを差し出すとは…やるじゃねえの。

それだったら、竜舌蘭酒（テキーラ）の方がいいか。
ほれ、どぉんぞ。塩とライムはお前さんの手前にあるからな。

せっかくなら同じ酒のがいいか。酌返し、頼む。
でも、俺はちょっとで…良いからな？

……いや、僕のほうこそ、ごめん。
せっかく君がそう言ってくれたのに、ひどいことを言って。
こんなこと、言っちゃいけないのに……。

……ありがとう。
一緒に追放された友人たちがみんないなくなって、誰にも話せなかったんだ。

僕も目や鼻の感覚が全然違うから最初はくらくらしたし、
尻尾なんてもう何度ドアに挟んだかわからない。
この手だって、ペンを持ってまともに字を書けるようになるまで、結構時間が掛かったんだ。

……確かにつらかったけど、君だってつらいだろう。
君は僕と違って、元に戻らないことを選んだんだ。
さっきも言ったけど、そのつらさをこれからも背負い続けるなんて、
もし僕が“獣になる”ことがなかったとしても、僕は考えにくいと思う……。

でも、「君のほうが」とも、勿論「僕のほうが」とも言うつもりも無いよ。
他の人と比べられるものじゃない。つらいのは一緒だ。

それに、慣れるってことは、元々はそうじゃなかったってことでもあるから……
そこだけ、それさえ忘れなければ、
自分は本当はこんな姿じゃない、って、信じていられる気もする……。

まるで兄上みたいだな、ブルーノ殿は！
うちの姉上も私を甘やかしすぎるし、
ついつい調子に乗ってしまうもの。

ブルーノ殿は兄弟とか居るのかい？
私は姉と弟がいるから、すごい賑やか……っていうか、
うるさい家なんだよね。

あはは、本心なら良かった。半分冗談だよ。
本当に嫌だったらとっくに言ってたもんね。
ごめんごめん。あははは！

いやあ、そうなんだけど……。
肥満にはならないにしても、食い過ぎたあまり、
筋肉がつきすぎて肉団子になるぞみたいなことを言われて……。

だから暫くは量を控えた方がいいんだろう……。
肉より草を食べることにするよ……。

サラマンダー、まあ元は。
今はフェアリーさ。妖精なのに精霊より体が大きいだなんて、
おかしい話だろ。ブルーノ殿も同じ匂いがするけど、居るの？

そうなんだ……。
それでも無茶は良くないよ、って私が言えた身分じゃないけどさ。
私はブルーノ殿の料理をまだまだ食べたいんだから、気張っておくれな。

爪や牙は得物がなくなった時の代わりになるんじゃないかな。
いざ得物がない時は、普通の人間なら容易く落とされるからね。
そう考えるとお得じゃない？

私の爪はたまに目潰しになるし！

でしょ！　だけどね——ブルーノ殿も立派な体をしている！
そんな大槌振り回してるからにはと思うんだが。
服の上からでもわかる！　わかるよ！　いいよ！

猫はねー。丸っこいだけじゃなくて、
気まぐれだけどたまーに人に懐いてくる気まぐれさがいいんだ。
寒い時は一緒にくっついて寝てくれるし……。

顔潰れなのに魅力的なんだよねえ。
うちのは餌を勝手に食うのが玉に瑕だけど……。

私の猫も何でも食うから大丈夫なんだろうなあ。
ただどんどん図体がでかくなっていくから心配だ……。
そっちもお腹膨らまないように気をつけてね。

よし、頑張ろうか。

いくぜ

夏草ヤ
兵ドモガ
夢ノアト……

はりきって！！

がんばるよっ！！！

ほら、星瀬も気合入れて行くぞ！

ええ、尽力しましょう……
素敵なステージですね、ここ。

僕の歌声……響かせましょう