王城から川辺に向かう途中、背の高い草むらを見つけた。
広がっているその先に何があるのかは全く見えない。
好奇心に負け、草むらをかき分けて進むと大きな池があった。
水は暗く、底を覗いても何も見えない。とても深そうだ。

「こんなところに来るとは、なかなか物好きなやつじゃのぅ」
声のするほうを見ると、白い髪の子どもが立っていた。
残念そうに、でも少しだけ嬉しそうに笑っている。
「折角来たんじゃ、ほれ、ぬしもやってみんか？」
子どもが指をさした先には崩れかけの小屋と『ご自由にお使いください』と書かれた看板。
そして糸と針が付いた竹の棒・・・簡単な作りではあるが、釣竿のようだ。
「まぁ、暇つぶしにはなるじゃろうて」
そう言って、子どもはまた笑った。



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＜概要＞
ダイスで釣果を決めてそれに一喜一憂するだけのまったりお遊びコミュです


＜遊び方＞
9面ダイスを2回振り、その結果を見て会話するだけです。
使用するタグは＜2D9＞です（＜＞は半角に直してください）

1つ目のダイスで釣れたかどうかが決まります。
1,2,3,4,5,7,8,10,11,12…釣り上げ成功
6,9…ハズレ

2つ目のダイスで釣れたものが決まります。
1…ウナギ
2…穴あきバケツ
3…サケ
4…タイ
5…ザリガニ
6…タラ
7…イモリ
8…フグ
9…コイ
---(以下は2D12ダイス用)---
10…ブリ
11…エビ
12…ニシキゴイ

※池の中身は毎更新適当に変わります。
生態系だとか、淡水のと海水のとが混じってたりしても気にしちゃだめです。

＜お知らせ＞
14回更新より大きなウロコ所持者、20回更新よりヌシ釣り成功者は＜2D12＞のダイスを振ることができます。
（釣果リストは1〜9まで共通で、新しく10〜12のリストが増えます）
（アタリハズレも共通ですが、10〜12もアタリになるのでちょっとだけハズレの確率が減ります）

ちょっと良いものが釣れたり、変なものが釣れやすくなるかもしれません。
今までどおり＜2D9＞のダイスを振ることも可能です。



＜いろいろ＞
Q.ダイスの見方よくわかんない。
A.右の看板に書いといたんでそっち見てくりゃれ。

Q.ハズレってどういう扱い？
A.君は魚に逃げられたことにしてもいいし、アタリすら来なかったことにしてもいい。
　岸まで来た所で水草なのが見えたからとわざと糸を切り、
　あー逃したわーあの魚でかかったわー惜しかったわーなどと嘯いてもいい。
　要するに、釣れなかったという結果であれば好きに解釈するとよいよ。


Q.釣りエサってなに？あと自前の竿使っていい？
A.その辺で取れたものをてきとーに使うといいよ。ミミズとか。
　嫌だと言うひとのために貸竿の近くに練餌も置いておきます。
　自前の竿利用も構いませんとも。そういうのにこだわるロールも楽しいかもしんない。

Q.釣った魚どうしたらいい？
A.好きにするとよいよ。
　ここで食べるもよし、持ち帰って料理もよし、放流するもよしです。
　ちなみに小屋に調理器具は一通りあるようです。

Q.賞金首だけど釣りしてていい？
A.いいよ。別にどっかに突き出したりしないんでごゆるりと。
　でもここでデュエルはだめだよ。
　他の人の釣ったの奪うなんてもっての外です。

Q.魚釣るロールしなきゃダメなの？
A.ダメじゃないよ。あと毎回ダイス振る必要もないです。
　他の人が釣りしてるのを眺めてるだけでも構わないのよ。
　のんびりまったりするといい。

Q.やっちゃダメなことってあるの？
A.泳いだり釣りしてる人の邪魔はしちゃダメです。
　釣り場なんで網や銛で捕るのもダメです。手掴みもダメ。
　破ったら魚のエサな。

Q.このコミュの結果を個人結果に持ち込んでいい？
A.いいよ。
　日記に使うなり料理作製のときのネタにするなりメッセのきっかけなりご自由に。


他に質問とか提案があればここか伝言でお願いします。

勢い良く跳ね、池に飛び込んでいく。
釣り上げた場所にはウロコが散らばっているようだ。

ヌシを気にせず釣りを続行
…今度こそ釣れそうなのだが

2D9 = 17 ( 9 8 )

複数の釣り人と共に力一杯引くと、巨大な魚が水面から飛び出した！

釣り上げられた魚の持つ鱗は、以前それだけ糸にかかったものと同じく、
虹色に輝いていた。紛れも無くこの池のヌシだ。

あまりのスケールに喜ぶのも忘れ、唖然としている。
その時、手に持っていた鱗がはらはらと砕け散ってしまった。

気を大きくしたのか、大口を叩くなり次の一投を振るった。

釣果ロール： 2D9 = 10 ( 8 2 )

[釣果: 2D9 = 9 ( 2 7 ) ]

尻餅をついてきょとんとしている

手作りの竿を手放すわけにもいかず、糸を切ろうかと逡巡して周囲を見渡し、
複数の似たような竿のしなりを確認して少し呆れた表情を浮かべた。

竿を壊さぬよう立ち回りつつ、釣り上げに協力することにしたようだ——

釣れたのはサンショウウオでした。もうこれ魚じゃねぇ。

違います。

　−◇−

なぜ自分は魚が釣れないのか。そんなことを思いつつ釣りに戻る。 結果： 2D12 = 13 ( 3 10 )

2D9 = 14 ( 6 8 )

シズが手にした竿が勢い良く急に撓り、垂らしていた糸が思い切り引っ張られる。
一瞬の出来事だ。 何が起きたのか、竿を手にしていたシズにも分からなかったが、

身体ごと持っていかれそうになったところにルカが加わり、何とか持ち堪えた。
どちらか一方が竿から手を放そうものなら、力負けするのが目に見えている。
が、どうやらこの大物、他の参加者達の釣り針にも引っ掛かっているようで……。

久しく足を運んだ釣り堀に、まさかヌシが居るとは知らなんだ。
よりにもよって、そんなものを釣ることになろうとは、思いもしていなかったけれど。

銀色の魚が水面を叩き、激しく飛沫があがった。
仮面の男が釣りあげたのは中ぶりの鮭。

針を外す男の横で、すかさず極彩色の鳥が脇を広げ、威嚇を始めた。

ゆらゆら揺れる赤い体を牽制しながら、慌てて鮭を籠へと放り込む。

一投目こそうまくなかったが、鯉、そして鮭。
こいつはなかなか調子が良い……。

男は上機嫌な様子で、再び竿を持つ手をしならせた。

2D9 = 11 ( 3 8 )

▼サンショウウオを釣り上げた！

[ 2D9 = 12 ( 7 5 ) ]

釣堀に物体を放流し、見なかったことにして竿を振る。

【 2D9 = 4 ( 1 3 ) 】

　釣れたサンショウウオをまじまじと見る。当然見たことは無い。

　面白いくらい魚が釣れない少女の行く末は何処だ。
　さて一投。

　 2D12 = 11 ( 7 4 )

一投目！： 2D9 = 3 ( 2 1 )

釣り上げたサンショウウオと目が合う。
何かを訴えているかの様に口を動かしていた。

他人事の様に周囲を見回し呟く。
再び糸を垂れる。

2D9 = 16 ( 9 7 )

強打した顔を抑えながら、手の甲で顔についた土の泥を払う。
池に落とされなくて本当によかった…。小屋で借りた竿、落としちゃったけど…。
後で謝ろう…。そして前回普通に沼って言っちゃってた。もひとつごめんなさいね。

近場で歓声の声が聞こえる。
水面と鱗の光の反射で、まるで虹色に輝く巨大なぬしの姿が見えた。

間違いない。あの魚だ。
さらなる餌を求めて他の餌に食いついているのかな…？…とんだ大食い魚だ…。

あの人なら、今度は…きっと…！
背後から、精一杯の声援を投げ掛けた。

若干気落ちしながらも、イシュメールは続けて糸を垂らした。
2D9 = 7 ( 3 4 )

2D9 = 5 ( 1 4 )

とりあえず再び竿を振る。
2D9 = 15 ( 6 9 )