ねえ、君。こんにちは。
アントニアたちのことでお礼を言いたくて、捜していたんだ。
彼女たちを見ていてくれて、どうもありがとう。
わがままを言ったりして、なにか迷惑をかけなかった？

……あれ。ええと、もしかして、目が？

……それで？それがあなたの捉えたところの『今の僕の生き様』、ですか？

僕あなたがなにをしたいのかさっぱりわからない。
賞金首を名指して罵って追い回して生き様を知って、そうして笑いたかっただけですか？
あなたの言ってた『もっとうまいやり方』で賞金首を突き出す気もないのに？
だとしたら、あなたきっとずいぶん高尚なひとなんでしょうね。

……そも、あなた目隠ししているのに、なぜ僕をお尋ね者のカミユ・ナダだと言えたんです。
手配書には僕みたいな乳臭い匂いがすりつけられでもしていましたか？
なんにせよ、人違いに気をつけたほうがいいですよ。

さよなら。

おいおい囲まれてんじゃねーか。
こんな見通しの悪い道で囲まれるとは、俺達も器用だよなぁ……。

いつぞやの娘、こんなところで何をしている？
よもや貴様……迷子か？

お生憎様。

そして静寂、か

ん、久々にいい手応えだ。
やっぱこうじゃあなくちゃな。

暗闇に恐怖する気持ちもわかる。
が、無闇に刃を振るうものではない。
己の未熟を反省せぬなら、その武器は没収せざるを得ない。

さあ、行きましょう。

何でしょう？

うん？ 何か、あるようだな

こいつぁ少しは使えそうだな。頂いておこう

よし

………………。

クロウさばきを鍛えようと山ごもりしていたら、
むしろ脚力がついてしまった！
これは魔王軍の罠だ！！

おい

最近ここに来ることが多いわね。
でもまだ探索進行度は半分程度、か……
いくら険しい地形とはいえ、ここまでかかるものなの？

少し…やわらいだ…。

お、そこの可愛こちゃん！
ちょいと休憩がてら俺様とお近づきにならない？

はいはい、先行くぞ？