魔王直属の死霊術師を倒した私たちは、星屑の小川にやってきたのでした。
未だ恥ずかしがって大きな体を隠そうとするゴンザレスに、昨日拾った死霊。
正直異様ですよね、これ。
合流する前に起こしておきましょう、この死霊。うん。

ぺちぺちと頬を叩かせます。ルーナに

食べてくれた方が楽でいいかもしれませんね。
なんて。

……うるさい。

うるさい。

とてもうるさい。

…………。

お前もうなんと言いたいだけだろ。

そこは驚かないんですね……。
妙な方です。でもよく考えたら妙な方しかいませんでした。

国が別分かれ、王を持たぬ国……？
それは一体……？

いつの間にか主従契約を結ばされていました。

テントの中に入ってくる一人の少女。
ローブに身を包んだ彼女は、君を見てにっこりと笑った。

本人も女性であるのに、この言い草である。
君は少し不思議に思いながらも対応する事にした

さびしんガールはなぜか、そして無駄に得意げにそう言った。