ジョン・レポート　C-1

5/28
ムエン、兵舎を進むうちに奇妙な団体と遭遇。
あまり戦闘向きではないと思われる団体ではあるが、城内に放たれていたヒュドラをムエンとともに撃退する。
非戦闘要員の集団に見えた彼らに対しても特にムエンが襲撃の素振りを見せなかった点と、
自分がそう判断した彼らもヒュドラを退ける程度の実力を持っていることを特筆しておく。
以後、彼らの調査の要を認める。


5/30
調査の結果、先日ムエンと共闘した連中が「サーカス団」であることが判明。
そもそも隠すつもりはないらしく、堂々と宣伝を行っていたため、調査という程のものでもなかった。
王との対立をするつもりはないが、一揆の集団に紛れているようだ。

問題はそのサーカス団であるところの彼らがそれほどの戦闘力を擁していることと、ムエンが彼らを襲わなかったことである。
と言うよりも、ムエンは現段階において一度も一揆関係者とは事を交えていない。
襲ったのはアイン村の住人、野良エンブリオのみ。

この二点からするとネクターのみが行動原理に思えるが、
そうである場合同行しつつ襲われていない集団や、兵舎にある倉庫のネクターなどが襲撃されていない点は疑問である。

観測を継続する。


6/2
ムエンの進路がラズロの管轄に入る。
至急ラズロにムエンとの不干渉を通達すべし。



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