【どの冒険者も虚栄に渇いている】


かつてそこには・・・・・・生命が溢れていました
かつてそこには・・・・・・・・命が溢れていました
かつてそこには・・・・・・・・・・が溢れていました

荒らされ、散らされ、絞りつくされた土地にかつての栄光は残されていません。
あの時確かに感じていたはずの風の精霊【ジン】の息吹は消えてしまいました。
精霊とは自然現象の一部、自然が変われば姿を消してしまうのも当然のこと、彼らもまた、大戦の犠牲者だったのです。

ああ、彼らに会いたい、逢いたい、遭いたい・・・・・・
そして再び輪舞曲を踊りたい。
されど奏でられるのは円舞曲。
戦争・平和・革命の三拍子に疲弊して、栄華の都は枯れ果ててしまった。
さようなら私の手を引いてくれた方、さようなら私の主であった方、さようなら、さようなら、サヨウナラ・・・・・・

楽しいパーティはもう終わり、栄華は過去に過去は思い出にそして思い出にサヨウナラ

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二 ニ − ‐ ‐
三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二 ニ − ‐ ‐


灼熱地獄に飛び込んで、私はヤトモスと出会いました。
論者、私もその噂を耳にしたことがあります。
この世界総ての事情を数字で捉え、最善の方程式に組み替えてしまう錬金術士であると。
魔甲【ニブルヘイム】も隔絶たる柘榴【プロセルピナ】も否定されたのは気に入りませんが、
それが方程式の編み出した結果であるならば、私の因果はそれを超えて見せましょう。
ふふ、手始めに恍惚に沈む蜃気楼【セイレーンミスト】を魅せて差し上げます。

地下にあるたくさんの牢。
空っぽの牢屋が続く。
・・・妙な空気が漂う。

・・・何だか嫌な予感がする。
静かな地下牢を探索する———

どこからかスズメの声が聞こえてくる・・・