【日記（29日目　第34回更新用　遅刻）】

朝起きたらあの子がいなくて、みんなで探しに行った。
自分が捜したエリアにはいなくて仕方なく帰った。　見つけたのは妖精たち、森で見つけたそうだ。

ただ…あの子は僕の顔を見るやいなや、「もう優しくしないで…」って泣きながら言ったんだ…。
これでは目的を達成できず、本末転倒である。　なんとか説得を試みた。

話を聞いたところ、どうやら力を制御できていないようだ。　あの歳では仕方ないと思うが…。
日記帳に書き込んだ瞬間に技が発動してしまったと考えるのが自然ではある。

確か…僕を含めると修行中の者は3人いる。　辛辛とテイルくんと僕。
みんなで一緒に修行すれば…そうすればなんとかなる。　そう信じてる。
妖精が師匠となり得る人まで連れてきたからね。　僕は気合い入れ直さなきゃ。
ママさんだって今は魔法主体になってるから色々教えてくれるさ。



さあ、明日から修行だよ！



ん？　ちょっと待て、テイルくんはあの子と一番イチャイチャしてるわけだが、影響は全く無い…。
もしかして…見た目以上のポテンシャルを持ってる？　こりゃ楽しみだ。

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【日記（30日目　第35回更新用）】

今まで悩んでいたことがある。　この一揆の目的についてだ。
王の討伐ばかり考えていたけれど、僕がここに来たのは政治介入のためではない。
兄弟と…兄弟と安全に楽しく暮らしたい…これが最大の目標なんだ。

よく会う男の子と話してたら思い出したんだ。　自分の求めるものを。
今度あの子に会ったらお礼を言わないとね。

あっ、相棒の話をすっかり忘れてた。　ここ実はかなり重要なんだよね。

まあ、気が楽になったところで修行修行。
近辺の平穏も取り戻さないとね。　モンスターたちも王にネクターを奪われて暴走してる可能性があるし。
力を示せば襲ってくることはないだろう。　ここに来て間もない頃にそんなことがあったし。
近辺が平和になれば兄弟を招いても問題はない。　あわよくば城を占領、ってところかな？