あのルークさんの技が当たらない…！？
正直信じられなかった。　どういうことなんだ…。
全員全体的に技が当たっていなかった…そしてあちらはフルヒット。
やはり封殺に頼りすぎるのも考えものか…。

ああ、これは闘技の話。　自分は今後立ち回りを変更する。

練習試合は完全に自分のミス。
アラドファルにも頼りすぎていた。　あれだけ撃たれてもまだ動けるとは…。
やはり自分の理想のように低コストの動きも意識するとああなるのではないだろうか？
そうなると連打すべきだったのはティンダー。　彼の技を無駄にしてしまった…。
まず「困ったらこれ！」ってのをなくしたほうがいい。　悪い癖が付きすぎている。

攻城に関しては同行者さんがいなければ死んでいただろう。
敵も狙い撃ちをすることがあるようだ。　偶然かもしれないが。
次は自分の技の都合もあって気楽にやれるのが幸いか。

今回の取得物に関してはルークさんたちがここまで来ているとのことで、早速渡しておこう。

自分はしばらく補助と回復を活かして活動していこうか。
1人の場合は山にこもり、ティンダーを活かした削りでの稼ぎを狙う。
ほかにもやることはあるが、少々後回しとなる。

しかし、この服装で山にいるのは違和感があるかもしれない。
個人的には素晴らしい服だと思うのだが。
せっかく作っていただいたのだし、着こなしていかないと。
次に服を作ってもらうなら作業着になるのかな？



…ところで…少年を殺そうという馬鹿げたことを考える輩は実在するのか…？
今日の帰り道であったことを綴っていく。



「くっ…またか…！」
軍師妖精に連れられてやってきた、よくわからない場所。
だが、そこで目にしたのは血まみれで倒れている少年。　無論この子の血だ。
軍師は彼をこちらに引き込む予定を立てていたのだが、重傷の状態で発見するとは思っていなかったらしい。
家に連れて帰り、急いで手当てを開始。
みんなが協力してくれたおかげでなんとか一命を取り留めたが、
しばらくは精神状態が不安定だろう。

消えない傷はあっても、緩和できる傷はあるはず。
神様、あなたがいらっしゃるのならどうか彼に救いを。

念のため、今夜彼の隣で天使とママさんが寝ることとなった。
こんな凄惨な事件が起きたんだ、彼らの護衛は必須だ。