わたしを拉致った男——アルマスと、パーティというものを組みました。
　手錠を持ってるおねえさんと、前世が鶏だという男も一緒です。
　前へ前へと進んでいると、あまり見慣れない場所に来て。
　そこで見た目だけは愛らしい猫と、アメーバを倒しました。

「さあゆこう仲間たちよ！　あっぼくは後ろでいいです」
「良くないのです歩くのです」

　シュの背中を武器でつつけば、軽い悲鳴が上がりました。
　また隅っこに隠れようとされても困るです。
　目の健康が害されるという意味で。



　仕事漬けだった毎日が、此処に来てくるくると目まぐるしく変わっていきます。
≪きょじんさん≫はその間も、わたしの隣でじっと黙るだけでした。