ブランチマンとか言ったか。
あのいけ好かないおっさんの頭を整えられた花壇のごとくカットしてくれよう。
それにしても、どこが王の下へと通じる道なのか分からないが、城が見えてきたということはここを突き進むのもありか？
だが、慎重になるに越したことはないだろう。もう少し様々な方面から少しずつ攻めてみるか。攻城に役立つ素材も拾えるかもしれないしな。

最近、平行世界の話をよく聞く。
この世界とは別に存在していて、同じように時間も進んでいる。
自発的にせよ偶然にせよ、一揆参加者にも少なからずこの平行世界からの来訪者がいるようだ。
別の世界でも時の流れがいうところはなんとも興味深い。
空間的に隔絶された世界とはいえ、時間的に繋がっているのなら、もしかしたら別の世界ではなく同じ世界と考えた方が良いのかもしれないな。

そういえば、ピィカが釣り掘にやってきた。
あの体では、逆に池に引きずりこまれるんじゃないか？
もしそうなりそうだったら、私が手伝ってやらないとな。
注意して見張ることにしよう。

ティンバーとは別行動を取ってしばらく経つが、うまくやっているだろうか。
まぁ、傭兵をやっているくらいだし、年の割にしっかりしたやつだ。きっとあいつなら一人でもうまくやるだろう。

黒妖は、どうやら他のエンブリオに興味が尽きないらしい。
ピィカとも仲が良いし、ルークのエンブリオとも最近親睦を深めているようだ。
これまで他者と隔絶されて生きてきた分、関わりを持ちたいと思っているのかもしれない。きっと、これは良い傾向だな。

しかし、何もかも順調な時こそ最大の注意を払わなければいけない。
……おっと、要らぬ世話は焼かない方が言いか。悪いクセだ。
お節介はほどほどに、だな。

＞ルーク

問答無用にポチを撫で回す。
＞ピィカ