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一揆参戦 13日目! - Diary |
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※ブラック(Eno.1596)の日記から続いています。 先にそちらをご覧になってから読むことをお勧めします。 http://ikki.x0.com/r/k/k1596.html#DIARY + + + + + + + ——ジャックが目覚めたのは、それから数日後。 目を覚ましたはいいものの、随分と衰弱していたせいもあってか夢と現を彷徨う事も多かった。 はっきりと意識を取り戻したのは一週間後。 今までぼんやりとした表情が多かったが、この辺りから浮かべる表情にも幅が出てきたように思う。 会話が出来るようになったのは更にその一週間後で、 ひと月も経つと独力で食事を摂ったり、数歩なら歩行が出来るまでに回復していた。 全くもって驚異的な回復力だ。 治療は、端的に言うと博打を極めた。 あの時刻、あの状況では医者に駆け込む訳にも行かず、 またろくな器材さえ用意することもままならなかったが、事態は一刻を争うほど深刻な状況。 俺は暫しの逡巡の後、かなり強引な手段を取った。 即ち、まともな処置も施さないまま 見当だけで弾丸を無理矢理刳り出したのである。 うっかり動脈を傷つけたら? 弾片が血管に突き刺さっていたら? そうでなくても施術中にショック死することは大いに有り得たし、 途中で敗血症を起こしたら……など、そのリスクは枚挙に暇がない。 むしろ助かる可能性など、広大な砂漠の中から一粒の砂を探し当てるのと同じくらいに困難で、 でも何もしないよりはマシだろうと、ただそんな一心だった。 そしてその結果はと言えば、どうしたことだろう。 命を落とすどころか目立った後遺症のひとつもなく、ジャックは復活してしまったのである。 今もベッドから半身を起こし、けろりとした顔で食事を頬張っている。 「運が良いだとかってレベルじゃないよな……とんでもない奇跡だよ、全く」 「んぁ?」 呆れを含めて独りごちると、スプーンを口に咥えたままのジャックが間抜けな声をがした。 「何か言ったか?」 「いや、別に」 「…ふーん」 もぐもぐと口を動かしながら、「そういやさ」とジャックが切り出す。 「毎日こんなドロドロした飯ばっかでいい加減飽きてきたンだけどよ、他のモンはねーのかよ。 例えば肉とか、肉とか、肉とか……肉とかよぉ!」 椀に満たされた粥を見て口をへの字に曲げる様は、 どう考えてもひと月前には死にかけていた人間のすることじゃない。 「食ってもいいけど、胃腸が弱ってるから吐くぞ」 「マジかよ…ちっくしょう……このままじゃ肉の味すら忘れちまいそうだぜ。肉食いてえ…肉……」 「どうしても食いたいっていうなら、明日は牛肉を煮込んでやるよ。 ただ殆ど味はつけられないから、あまり旨くはないだろうな」 “旨くはない”の言葉にジャックはあからさまにげんなりした表情を浮かべる。 するとそこではたと何かに気付いたのか、 ジャックはおもむろに椀の中身を一瞥し、次いでこちらに視線を向けた。 「なあ、これ……まさかこのメシもアンタが作ってるってことはねぇよな?」 「ん?だったら何か問題でもあるのか」 何かおかしいことでもあったろうか、と小さく首を傾げて見せれば 赤い瞳がぱちぱちと二・三度瞬きを繰り返す。 「何だよ。女の手料理じゃなくて不満だったのか?」 「いや…」 そうして暫し戸惑ったような表情を浮かべた後、その口から出てきたのは「はーっ」という溜息だった。 「…あのよぉ。アンタ、マジで何モンだ? 名探偵かと思えば医者で、次は料理人でよぉ。 その次は何になるんだ。歌手か?スーパーヒーローか?」 「俺はただの流れの賭博師だよ」 「嘘つけ」 さらりと適当に返した言葉は、にべもなく否定される。 それじゃどんな返事なら納得してくれるのだろう、と肩を竦めて見せると 不意にこちらを見る顔が真剣なものに変わった。 「……アンタ、何故俺を助けた。何が目的だ?」 「目的?」 「見返りに何が欲しいんだ。金か? それとももっと別のモノか?」 探るような目。 或いは値踏みするような、警戒心を含むそれは、初めて会った日に感じたものと同じだ。 剣呑ささえ含むようなその視線をやんわりと嗜めるように、俺は薄く笑みを浮かべて首を振った。 「別に何も要らないよ」 「はぁ? ンな訳ねぇーだろ。ンな聖人みてェな人間がいてたまるか」 「あれ? 俺ってば聖人ぽく見えない?」 「はぐらかしてんじゃねえよ」 適当に誤魔化そうとするがこれもまた一蹴されて、「参ったな」と溜息を吐く。 『何故、助けたのか』。それはこのひと月の間、ずっと自問自答を繰り返していることだ。 そしてその答えは未だ、自分の中で出されていない。 「そんなこと言われても……本当に何も要らないんだ。 俺がそうしたいからそうしただけで…要は自己満足なんだよ」 「…………」 「ただ、ジャック…あんたを助けたかったってよりは、どっちかっていうと 『誰かを助けたっていう事実が欲しかった』 のかもしれない」 「…? なんだそりゃ」 怪訝な表情でそう返されるが、それには答えずに目を伏せる。 「ああ、いやでもやっぱり違うかな…俺は、」 (俺は、何がしたかったんだろう) (それは、きっと…) 「——たぶん、もう少しだけ夢を見させてほしかったんだ」 「……ハァ?」 ぽかん、とした表情。無理もない。 かと言ってこれ以上、どう説明したものかよく分からない。 俺が苦笑いを浮かべて見せると、ジャックは暫く何かを考えていた風だったが、 やがてガシガシとその頭を掻いて、呆れ気味にこちらを見た。 「…アンタってよお、ほんっと変な奴だな」 「正体も謎なら言うことも妙なことばっかでよ……何が言いてえのかさっぱりわかりゃしねえ。 それに、俺について何も聞かねえ。素性に関してもそうだが、何があったのか、とか どうして撃たれるような目に遭ったのか、とか。普通はそれくらい訊くだろ」 「そうかな」 誰にだって聞かれたくないことの一つや二つあるだろ?と返せば、その片眉がさらに上がる。 が、やがてその口の端は大きくにやりと弧を描いた。 「まァ、でも…嫌いじゃねえな。面白ぇよ、アンタ」 そう言って空になった椀にスプーンをからんと投げ込むと、 ジャックはにんまりと笑んだまま、こちらに身を乗り出してきた。 「なあ。俺と組まねーか?」 「……え?」 「俺達なら絶対、最高のコンビになれるぜぇ?間違いねぇ! ギャンブルだって何だって、俺とアンタが組みゃあ敵無しだ」 大きな手がずいと差し出される。 「俺と来りゃ夢でも何でも、最ッ高のモンを見せてやる。退屈はさせねぇって約束してやるよ……どうだ?」 堂々として自信に満ちた表情。 その顔は断られることなど、微塵も想定していないといった風だ。 差し出した手を跳ね除けられるとは露ほども思っていないのだろう。 それはあまりにも唐突で、一方的な申し出で。 …けれど抗うにはあまりにも、魅力的な誘いのように思えて。 気付けば一も二もなく頷いている自分がいた。 「…まあ、それも悪くないかな」 「よーし、決まりだな!!」 そう答えれば破顔一笑、ジャックは嬉しそうな声をあげる。 「改めてこれから宜しく頼むぜ、ブラック!」 「ああ。頼りにしてるぜ、ジャック」 そうして俺達は拳を突き合わせると、その日から互いを『相棒』と呼び合うようになった。 + + + + + + + 「ん……」 いつの間にか眠っていたらしい。 窓の外を見れば寝ている間に雨は止んだらしく、 陽の傾きかけた空は西の端を薄いオレンジに染め始めていた。 そういえばジャックは、と思い視線を巡らせば、すぐ隣で寝息を立てていた。 その顔は幾分か赤く腫れているように見える。 冷静になった頭で先程のことを思い返せば、怪我明けなのに悪いことをした、と申し訳ない気持ちになる。 (顔色は……悪くないな) 規則正しい呼吸によって上下する胸を見てほっと息をつく。 それは夢現に思い出していた、あの頃の姿に重なった。 ——あれから三年。 自分の旅の目的を忘れたことは一度だってない。 ただもう少し、もう少しだけと言い訳を繰り返して、だらだらと今日まで来てしまった。 …先日街中で出会った、自分と同じ色の髪を持つ少女のことを思い出す。 青みがかった黒い髪。彼女は『夜の色』などと言っていたが、 それは自分が長年追い続けている女の特徴にもぴったり一致するもので、 自分がなすべきことを否が応にも想起させられた。 そう、俺はずっと目を逸していたのだ。 ジャックと過ごす日々が、あまりにも楽しかったから。 いつしか自分が本当に『ブラック=ディドスペード』という人間であるような、そんな錯覚すら覚えかけていた。 けれど…… (そろそろ潮時…かな) 窓の外から吹き込む風が、机の上の紙の束をぱらぱらと捲り上げる。 先日奪取した、《ネクター》を巡る関係者のリストだ。 (これにケリがついたら……全部終いにしよう) 俺は書類を掴むと、未だ眠っているジャックを起こさないようにそっと部屋を出た。 やるべきことはひとつ。この騒動の黒幕を突き止め、制裁すること。 ブラックジャックはいつだって『最高のコンビ』でなければならない。 その戦歴に姑息な手段で泥を塗った人間には、誅罰が与えられて然るべきだ……そうだろ? 夢はいつか醒めるもの。 どうせそれなら最後まで、最高に楽しい夢を見ていたいじゃないか。 |
Message |
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* ヴェルメリオ(407)
No.832 釣り堀 コミュニティに 18 件のメッセージ! No.1639 茶 コミュニティに 6 件のメッセージ! No.1245 メルンテーゼ狩猟部 コミュニティに 18 件のメッセージ! |
Main Action 1 |
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Battle!! |
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攻城戦を開始!
ブラック は以下を装備!
【防具】 黒いジレ( 衣 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 ヴァニタス・ヴァニタートゥム?( 装飾 / 73 / 水特性1 / - / - ) ジャック は以下を装備!
【防具】 赤いジャケット?( 服 / 59 / 防御2 / - / - ) 【装飾】 ドッグタグ?( 装飾 / 59 / 防御1 / - / - ) ブラックのINTUP! ブラックのINTが増加! ブラックのMSPUP! ブラックのMSPが 53 増加!SPが 53 上昇! ブラックのAGIUP! ブラックのAGIが増加! ブラックの活力2! ブラックのMHPが 1578 上昇!HPが 1578 上昇! ブラックの水特性1! ブラックの水特性が上昇! ジャックの攻陣! 4 行動の間、ジャックはSTR25%強化! ジャックのSTRUP! ジャックのSTRが増加! ジャックのVITUP! ジャックのVITが増加! ジャックの活力2! ジャックのMHPが 1788 上昇!HPが 1788 上昇! ジャックの防御2! ジャックのVITが上昇! ジャックのMNDが上昇! ジャックの防御1! ジャックのVITが上昇! ジャックのMNDが上昇! トキサメの活力3! トキサメのMHPが 1984 上昇!HPが 1984 上昇! トキサメの反射2! トキサメに反射を2追加! トキサメの技術2! トキサメのTECが上昇! トキサメの機敏2! トキサメのAGIが上昇! |
▼トキサメの行動![反射:2]
トキサメに反射を3追加! ▼ブラックの行動!
ブラックのINTが上昇! ブラックのAGIが上昇! ▼ジャックの行動![STR+25%:4]
トキサメに 833 のダメージ! トキサメに衰弱を1追加! トキサメは衰弱に抵抗! トキサメに衰弱を1追加! トキサメに衰弱を1追加! |
衰弱によりSPが 30 減少!MSPが 8 減少! ▼トキサメの行動![衰弱:3][反射:4]
ジャックに 142 のダメージ! ジャックに猛毒を2追加! ▼トキサメの連続行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ジャックに 174 のダメージ! ジャックは猛毒に抵抗! ▼ブラックの行動!
トキサメに 261 のダメージ! トキサメの次の連続行動が遅くなったかも! トキサメに 267 のダメージ! トキサメの次の連続行動が遅くなったかも! トキサメに 259 のダメージ! トキサメの次の連続行動が遅くなったかも! 猛毒により 604 のダメージ!MHPが 152 減少! ▼ジャックの行動![STR+25%:3][猛毒:2]
ジャックのSTR25%強化が残り 8 行動に延長! |
衰弱によりSPが 26 減少!MSPが 7 減少! ▼トキサメの行動![衰弱:2][反射:3]
ブラックに 83 のダメージ!
ブラックは麻痺に抵抗! Critical Hit!! ジャックに 43 のダメージ!
ジャックに猛毒を1追加! ジャックに 40 のダメージ!
ジャックに猛毒を1追加! ▼ブラックの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! トキサメに 1727 のダメージ! ▼ブラックの連続行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! トキサメに 1749 のダメージ! 猛毒により 634 のダメージ!MHPが 159 減少! ▼ジャックの行動![STR+25%:7][猛毒:3]
トキサメに 809 のダメージ! |
衰弱によりSPが 23 減少!MSPが 6 減少! ▼トキサメの行動![衰弱:1][反射:2]
ブラックに 371 のダメージ! ブラックは猛毒に抵抗! ( トキサメの衰弱が解消! ) ▼ブラックの行動!
フロストバイト!! トキサメに 2735 のダメージ!
トキサメに 470 のダメージ! 猛毒により 590 のダメージ!MHPが 148 減少! ▼ジャックの行動![STR+25%:6][猛毒:2]
トキサメは攻撃を回避!
▼ジャックの連続行動!
トキサメは攻撃を回避!
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18 CP を獲得! ブラック(1596) は たくあん を獲得! |
You can advance!! |
ブラック(1596) は 30 PS を獲得! ジャック(1597) は 30 PS を獲得!
指差した先には、階段がある。
とぼとぼと去っていった。
ブラック(1596) は探索により アルミ缶 を獲得! ジャック(1597) は探索により アルミ缶 を獲得! 進攻可能エリアに [城内]地下牢 が追加されました! |
Main Action 2 |
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ブラック(1596) から 100 PS 受け取りました。
[物Lv.15]キラーウルフ を成長させました!(Lv.15→16、CP-15) [物Lv.16]キラーウルフ を成長させました!(Lv.16→17、CP-16) [物Lv.17]キラーウルフ を成長させました!(Lv.17→18、CP-17) [物Lv.18]キラーウルフ を成長させました!(Lv.18→19、CP-18) [物Lv.19]キラーウルフ を成長させました!(Lv.19→20、CP-19) [物Lv.8]アルミ・カーン を成長させました!(Lv.8→9、CP-8) [物Lv.9]アルミ・カーン を成長させました!(Lv.9→10、CP-9) [物Lv.10]アルミ・カーン を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [物Lv.11]アルミ・カーン を成長させました!(Lv.11→12、CP-11)
作製 を鍛錬しました!(Lv.9→10、PS-90) ブラック(1596) の持つ ItemNo.11 網平茸 から 黒いジレⅡ という鎧を作製しました! 作製結果 > 黒いジレⅡ( 鎧 / 203 / 治癒2 / - / - ) ItemNo.16 公孫樹 から 赤いジャケットⅢ という鎧を作製しました!(PS-50) 作製結果 > 赤いジャケットⅢ( 鎧 / 223 / 火特性2 / - / - ) ItemNo.14 網平茸 から ドッグタグⅢ という装飾を作製しました!(PS-40) 作製結果 > ドッグタグⅢ( 装飾 / 203 / 体力3 / - / - ) ブラック(1596) へ依頼し、ItemNo.16 赤いジャケットⅢ に ItemNo.5 ラルフ鉱 を付加してもらいました! 付加結果 > 赤いジャケットⅢ( 鎧 / 223 / 火特性2 / 防御1 / - ) ブラック(1596) へ依頼し、ItemNo.9 シューター? に ItemNo.4 ルリアンナ材 を付加してもらいました! 付加結果 > シューター?( 大拳 / 133 / 活力2 / 技術1 / - )
カタリナ(1245) がパーティに加わりました! アール(612) がパーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 39 増加! |
Let's Ikki !! |
アール(612) は攻城エリアを選択しませんでした。 カタリナ(1245) は攻城エリアを選択しませんでした。 ブラック(1596) は [砂地]枯れた土地 【進攻度3】(好戦度+2) を選択しました! ジャック(1597) は [砂地]枯れた土地 【進攻度3】(好戦度+2) を選択しました!
不毛の大地を突き進む——— |
Next Battle |
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DUEL!! |
練習試合を開始!
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Area Message !! |
どうながねこぞく(46) >>
フイユモーヴ(158) >>
さねいま(991) >>
らいち(1006) >> 女神の園では人が少なくて営業にならないということで、護りの森へ出向いてきたララと、用心棒に付いてきたらいち……
そう言ってらいちは群がってきた敵を見て、前に出た 神楽(1179) >>
リン(1327) >>
もみじ(1539) >>
ミサッチ(1593) >>
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