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一揆参戦 7日目! - Diary |
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この間、ユキナと中くらいのとちっこいので海に行った。 アルファは嫌だって言ったのに、無理やり、ちっこいのに連れだされてメルンテーゼの海を見た。まだエンブリオや人形たちをいじらなきゃいけないのに、アルファにはそんな暇もないのになんであいつら邪魔ばっかりするんだ。うざったい。 大体海なんか知らなくても生きていけるし、海なんか見たってしょうがないし、だって海なんか見たこと無いけど本で呼んだことはあるし、そもそもアルファの知ってる海は荒れ狂って危険だというものしか知らないし。 ……海にエンブリオがいないとも限らないと言われたので仕方なく連れだされてやった。着くまで暑くて大変だった。こんな苦労してまで見るようなものなのか。 初めて見た海はセフィラータとは違って、荒れ狂ってもいないし濁って汚くもなかった。鉛色をした水じゃなくてこう、青かった。なんであれ青いんだろう。キラキラしてる。でもエンブリオなんか居なかった。嘘つき。 さっさと帰りたかったけど、折角来たのだからと近くの貸し衣装屋で水着というのを借りた。この服じゃないと水に濡れた時困るらしい。確かに服が濡れると気持ち悪いし困る。最近服をこまめに変えるようになった。メルンテーゼに居た頃はアルファ一人だし面倒臭かったからほとんど服を変えなかった。人に言われないと気づかなかったっけ。 何の躊躇いもなくちっこいのと中くらいのが水に入っていく。けどアルファは水が怖いからユキナを引っ張ってその様子を遠巻きに見る。 「う、海。うみってく、クラゲに刺されるって……き、聞いた」 「……大丈夫よ、見たところクラゲはいないみたいだから……」 ユキナが静かな声で言うけれどアルファはやっぱり信じられなくてつま先を伸ばしてちょっと濡らしてみた。冷たい。なんかざわざわする。びっくりしてまた慌ててユキナに言った。 「と、溶けない……酸の海じゃない……?」 「アルファ、ここはメルンテーゼだから……セフィラータの海とは違うわ……」 相手の金属の腕にすがって、海を見る。そういえばユキナの腕は防水仕様だけど、海の水につけられるところまで考えてなかった気がする。気になる。そういえば海は塩が入ってる水だって。塩、塩が各部品に入ったりしたら大変だ。そう思うと居てもたっても居られず結局日陰にユキナを引っ張って腕の動作を確かめるために道具を取り出した。なんなら簡易的に耐水仕様に直すべきだ。うん、それがいい。アルファは海なんかより分解したりばらしたり直したりするほうが好きだ。 結局、ちっこいのと中くらいのが水をかけたり引っ張りこんだりするまで海には入らなかった。顔から突っ込んだ海はやっぱりしょっぱかった。 *** 夕飯時にはすこしばかり遅い時間、基礎の国のメインストリートから少し脇道にそれたところにその店はあった。 「金熊の足跡亭」と呼ばれる酒場を兼ねた食堂には、無口で大柄な金熊族のマスターとそれを補うように愛想の良い人間のウェイトレスの女性が居る。振る舞われる料理の味でも看板娘の良さでもそこそこ評判で周囲からの人気も高い店だ。 知識の塔から帰還したヘッセが「金熊の足跡亭」を訪れた時も客の入りは上々で、遅い時間にもかかわらず多くの人々がそれぞれの料理や会話を楽しんでいた。基礎の国に来て調査官になった頃からこの店に世話になっているヘッセは常連客の範疇で、慣れたようにカウンターの空いている席に座る。マスターがちらりと目を向け、ひとつ頷くとまた厨房に戻っていった。それだけで何かが交わされたような気がして余計なことがなく、居心地がいい。 と、そこに桃色の髪をした見目の良い女性が近づいてきた。注文を取りに来たこの店の看板娘ゼーレだ。 「いらっしゃい。あら、今日はキルケは一緒じゃないの?残念、来てくれたらいっぱいサービスしちゃおうって思ってたのに」 「今日は別行動。知り合いと会うからって先に帰ってきたんだよ」 「そうなの。今日は何にする?おすすめはツナとほうれん草のキッシュだけど」 「じゃあそれで、あといつもの」 はーいと返事をしたあと注文票に書き込み、くるりとゼーレが厨房へと戻る。綺麗なスタイルをした彼女が食堂のあちこちへと笑顔を振りまきつつ動くさまはそれだけで華やかさがあった。 しばらく後、いつも通りと頼んだ料理と酒(セフィラータでの飲酒可能年齢は種族ごとに差はあれど大体18歳である)が給仕されいただきますと挨拶したヘッセの横にゼーレが並んで座った。何かしら話を聞きたがる時には大抵こんな風に相手の横に座ってにっこりと笑うのだ。 「ねぇヘッセ。異世界ってどうだったの?本当にあった?行ってきたんでしょ」 異世界、という単語を出されて食事に手を付けたヘッセの指が滑りフォークが落ちた。慌てて拾い上げたあとナプキンで拭いながらゼーレに目を向ける。 「なんだよ、どっから聞いた話だそれ」 「この間お店に来てくれた調査官さんに聞いちゃったわ。丁度飲みたい時だったらしくてゼーレちゃんが勧めたらぐいぐい飲んじゃってくれて、ついでに色々と面白い話も教えてくれて」 呆れたようにヘッセが皿をつついた。 「どこの調査官だそれ……」 「さぁ?ゼーレちゃんお名前伺うの忘れちゃった!」 「知ったなら仕方ないけどさ、一応守秘義務あるんだぜそれ。ゼーレもあんまり他所に情報流すなよ」 「あら、そう。調査官の間だけの話だったのね」 わかったとは言わずに形の良い唇に指を当てて、いたずらっぽく笑って流すゼーレ。酒場という性質上もあるが、この女性にかかると飲まされた客がうっかり口を滑らせることも多々あるようだ。その情報のお陰でこれまで都市の噂から歪みの事件を突き止めるきっかけになったこともあるから、ヘッセや他の調査官・補佐官にとっても役に立っている存在ではあるが少々気まぐれで扱いづらい相手でもあった。 「で、異世界の話だっけ?行ったよ、こことはかなり違ってた」 声を出来るだけ潜めてヘッセは話をする。あれ、これって俺も守秘義務違反じゃないか、とは思ったもののどうせゼーレのことだし他の誰かからも情報を引き出そうとするだろうしそれならば自分から誤解のない話でもしておいたほうが幾分マシかと思われた。 「そうなの、どんな風に?」 「緑豊かで農耕が盛んだった。空気もうまいし風景は綺麗だし自然って初めてああいうのを指すんだなってわかった」 「……ちょっと想像がつかないけれど、そんなに違っているのね」 都市育ちの人間は好き好んで外の世界に赴こうとは思わない。ほとんどの都市の人間が目にするのは人工的に作られた木々か整備された草花程度だ。ヘッセにしたって放浪癖のお陰で外に何度か出かけることがあって自然というものが何なのかをおぼろげながら理解しているわけで、それがないゼーレにとっては思い描けないのも無理はないのだろう。 「そういや、結構人間が多かったな。勿論異種族も居ないわけではなかったけれど……見た感じ人間とすれ違うことのほうが多かった気がする」 「すごいのね、異世界って!」 ヘッセが話す内容に感嘆したようにゼーレが声を上げた。ひとしきり食事が済んだところで手を止めたヘッセが言う。 「と、今まで話したことは全部嘘。異世界なんか無いしこんな与太話は笑われるのが関の山。なんでゼーレも誰にも言うなよ、頭の可笑しい奴って思われるからさ」 へらりと笑顔で釘を刺すと、ゼーレは不満気な顔で返す。とはいえ、こんな情報を欲しがる相手もそうそうはいないだろうし嘘にしておいたほうがお互いのためだろうとヘッセは思った。 「んもう、仕方ないわね。こんなにおもしろいお話なのに誰にも話しちゃいけないなんて。それはそうと、今ってじゃあ別の世界とこの世界が繋がっている状態だから例えば別の世界の人がこっちに遊びに来たり、っていうのも可能なのかしら」 「……どういうこと?」 「異世界との繋がりはセフィラータでは滅多にもたないことなんでしょう?今は言うなれば鍵を掛けていない玄関のような感じじゃないかしら。こっちの世界に気づいた別世界の人が、例えば悪意を持ってこっちに来たりした場合どうなっちゃうのかしら、なんてゼーレちゃんは思うのだけれど」 言われてヘッセも考える。例えば仮にそういう存在が居たとしても、世界同士をつないでいる入り口はダアトにあるし、ダアトなら強固な防衛技術も揃っているはずでそう簡単にはセフィラータに押入ることは出来ないように思う。まぁかと言って技術的に詳しくもない自分にもよくはわからないのだが。 「平気なんじゃないかな。こんな辺境といえるような変わった世界に興味を持つ奴なんてそうそう居ないし、向こうに残っている奴にもあんまりここの世界のこと言いふらすなって言ってるし」 「へぇ、向こうに残っている人なんているのね。どんな人?」 あ、やばいとヘッセが慌てて言葉を濁す。どうもゼーレと居る時は口が軽くなる。それは自分も例外ではなかった。これ以上変なことを漏らさない内に退散しようと手早く食事を済ませ、会計を頼む。 「今度はキルケも連れてきてちょうだいね。一緒に来てくれたらサービスしちゃうから」 出口まで見送りに出てきてくれたゼーレがそう言い添えた。 「誘ってはみるけど、あいつ最近ちょっと落ち込んでるから手厳しいよ」 「まぁ大変!理由は何なの?それならゼーレちゃんがうんと抱きしめて慰めてあげないと!」 「さぁ……、いや俺が思うにゼーレがベタベタするからあいつ寄り付かないんじゃないかな」 苦笑して言うヘッセにそんなことないわ、とからかい混じりで笑うゼーレ。ごちそうさんと言ってからその足で近くの路面電車(トラム)の発着場へと足を向けた。そろそろ夜もふけてきた。星明りはメルンテーゼとセフィラータで違いがあるんだろうかとヘッセは空を見上げながら思った。 |
Message |
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ユキ/ミル/コロ(1519) >>
コロとアルファの間から飛びのく
アルファに向かってダッシュ
アルファ(1520) >>
ユキ/ミル/コロ(1519) からのメッセージ >>
手際よく腕を分解・点検・改良するアルファを静かに見つめている
* ヴェリンダ(496) * 紗智(1067)
No.204 分割世界事典 コミュニティに 21 件のメッセージ! No.99 長編日記倶楽部 コミュニティに 9 件のメッセージ! No.444 記憶の世界 セキサケージ コミュニティに 10 件のメッセージ! No.1112 ヾ(:3ノシヾ)ノシ コミュニティに 5 件のメッセージ! No.1519 【交流系】コロの遊び相手募集中 コミュニティに 2 件のメッセージ! No.836 原稿しろ コミュニティに 1 件のメッセージ! No.68 レンタル宣言 コミュニティに 41 件のメッセージ! |
Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
ユキ/ミル/コロ は以下を装備!
【防具】 マントLv.10( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 石のお守り( 装飾 / 20 / - / - / - ) アルファ は以下を装備!
【防具】 お仕着せの職人服( 衣 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 ドールマスターズツール( 装飾 / 20 / - / - / - ) ユキ/ミル/コロの機敏1! ユキ/ミル/コロのAGIが上昇! ユキ/ミル/コロのAGIUP! ユキ/ミル/コロのAGIが増加! アルファの機敏1! アルファのAGIが上昇! アルファの異常特性! アルファの炎上特性が上昇! アルファの凍結特性が上昇! アルファの猛毒特性が上昇! アルファの衰弱特性が上昇! アルファの混乱特性が上昇! アルファの麻痺特性が上昇! アルファの魅了特性が上昇! アルファの眠気特性が上昇! |
▼ユキ/ミル/コロの行動!
ブラックタイガーに 946 のダメージ! 2 行動の間、ユキ/ミル/コロはAGI20%強化! ▼アルファの行動!
海象Aに 273 のダメージ! 海象Aに魅了を1追加! ▼ブラックタイガーの行動!
ユキ/ミル/コロに 71 のダメージ! ユキ/ミル/コロは麻痺に抵抗! ユキ/ミル/コロに 68 のダメージ! ユキ/ミル/コロは麻痺に抵抗! ユキ/ミル/コロは攻撃を回避! ▼海象Aの行動![魅了:1]
ユキ/ミル/コロに 461 のダメージ! ( 海象Aの魅了が解消! ) ▼海象Bの行動!
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避!
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▼ユキ/ミル/コロの行動![AGI+20%:1]
Critical Hit!! ブラックタイガーに 157 のダメージ! Critical Hit!! ブラックタイガーに 159 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ブラックタイガーに 169 のダメージ! ( ユキ/ミル/コロのAGI+20%が消滅! ) ▼アルファの行動!
Critical Hit!! ブラックタイガーに 604 のダメージ! ブラックタイガーに混乱を1追加! ▼ブラックタイガーの行動![混乱:1]
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避!
( ブラックタイガーの混乱が解消! ) ▼海象Aの行動!
ユキ/ミル/コロに 598 のダメージ! ▼海象Bの行動!
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避! |
▼ユキ/ミル/コロの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ブラックタイガーに 157 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ブラックタイガーに 170 のダメージ! Critical Hit!! ブラックタイガーに 155 のダメージ! ▼ユキ/ミル/コロの連続行動!
ロケットパンチ
Critical Hit!! ブラックタイガーに 1243 のダメージ!
▼アルファの行動!
ブラックタイガーに 396 のダメージ! ブラックタイガーのHPが 100 減少! ▼ブラックタイガーの行動!
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避! ▼海象Aの行動!
ユキ/ミル/コロに 602 のダメージ! ▼海象Bの行動!
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避!
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▼ユキ/ミル/コロの行動![AGI+24%:1]
Critical Hit!! Critical Hit!! 海象Bに 609 のダメージ! ( ユキ/ミル/コロのAGI+24%が消滅! ) ▼アルファの行動!
海象Aに 408 のダメージ! 海象AのHPが 100 減少! ▼アルファの連続行動!
海象Aに 615 のダメージ! 海象Aに混乱を1追加! ▼海象Aの行動![混乱:1]
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避! ( 海象Aの混乱が解消! ) ▼海象Bの行動!
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避!
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▼ユキ/ミル/コロの行動!
海象Aに 625 のダメージ! ▼アルファの行動!
アラドファル!! Critical Hit!! 海象AのSPに 76 のダメージ! HPに 60 のダメージ! Critical Hit!! 海象Aに 820 のダメージ! 海象Aに 750 のダメージ!
▼海象Aの行動!
ユキ/ミル/コロに 179 のダメージ! ▼海象Bの行動!
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避!
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▼ユキ/ミル/コロの行動!
海象Bは攻撃を回避! ▼ユキ/ミル/コロの連続行動!
Critical Hit!! 海象Bに 759 のダメージ! 海象BのVITが低下! ▼アルファの行動!
海象Bに 596 のダメージ! 海象Bに混乱を1追加! ▼海象Bの行動![混乱:1]
ユキ/ミル/コロに 195 のダメージ! ( 海象Bの混乱が解消! ) |
▼ユキ/ミル/コロの行動!
Critical Hit!! 海象Bに 865 のダメージ! 海象BのVITが低下! ▼アルファの行動!
海象Bに 637 のダメージ! 海象Bは混乱に抵抗! ▼海象Bの行動!
ユキ/ミル/コロは攻撃を回避! |
▼ユキ/ミル/コロの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! 海象Bに 913 のダメージ!
▼アルファの行動!
Critical Hit!! 海象Bに 662 のダメージ! 海象Bに混乱を1追加! ▼アルファの連続行動!
海象Bに 283 のダメージ! 海象Bに魅了を1追加! ▼海象Bの行動![混乱:1][魅了:1]
海象Bに 627 のダメージ! ▼海象Bの連続行動!
海象Bに 186 のダメージ! ( 海象Bの混乱が解消!魅了が解消! )
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17 CP を獲得! 32 PS を獲得! アルファ(1520) は 小さな牙 を獲得! |
You can advance!! |
Main Action 2 |
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ユキ/ミル/コロ(1519) から 8 PS 受け取りました。
[魔Lv.23]ドール を成長させました!(Lv.23→24、CP-23) [魔Lv.24]ドール を成長させました!(Lv.24→25、CP-24) [魔Lv.10]フェアリー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.10]フェアリー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.10]フェアリー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.10]フェアリー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.10]フェアリー を成長させるにはCPが足りませんでした。
作製 を鍛錬しました!(Lv.5→6、PS-50) ユキ/ミル/コロ(1519) の持つ ItemNo.9 魔法石の欠片 から 青いマント という服を作製しました! 作製結果 > 青いマント( 服 / 102 / 治癒1 / - / - )
特にありません。
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 33 増加! |
Let's Ikki !! |
Next Battle |
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Area Message !! |
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