……。

すまんな。
……完全にオレの油断だ。

そうですね。強い人ばっかりで、ぼく、ビックリしちゃいました！
ぼくは大きなケガがなくて、よかったなと思いますよ？

はい。でも、ぼくよりレクシーダさんの方が強いんじゃないかなって……

え？アドバイス、ですか？えーっと……確か……あ、そういえば、
実際は全て当てる必要はない。むしろ外す事、防がれる事を前提としたフェイクが大切なんだ。
けど、フェイクと悟られてはいけない。フェイクを本命と錯覚させるためには、
いかに殺気を乗せられるかが重要……とか言われました

でも、ぼくにはそういう戦い方はできないだろうから、今できる事をしろ。
できない事はそれができる仲間にやってもらえ。仲間にはできない、
ぼくにしかできない事をやる事だけに集中しろ。でも、なんて悩むヒマがあったら、
まず長所を自覚して、それをどうすれば伸ばせるかに頭を使え

なんて言われました。ぼく、その時なんだか笑っちゃって……

こちらこそ、どうもありがとうございました。

———…　はい、またお会いできる機会をたのしみにしておりますね。

…事情は知らんが、邪魔だ。
退け、貴様の都合とギャグに付きあう暇はないんでね。

菅原流槍術師範、菅原レクシーダ参ります！（大槍を構えて）

決まっている、勝つのはこのグレイナードだッ！

再び前に立つと言うなら、その時はまたお相手いたしましょう。（耳をぴこぴこさせて）

行くぞ、進める時に進むのが鉄則だ。

ん？
またオマエ達か、妙な縁だな。

菅原流槍術”師範、菅原レクシーダ参ります！（竹槍を構えて）

頑張りましょう

殺すというのは穏やかではないな。
二人とも観察対象としては余人を以て代えがたい人物だ。
観察対象に介入するのはあまり好きではないが、今回ばかりは仕方あるまい。

勝ちを盗る。