フーキが隠し通路とやらを探すためパーティを一旦離れた。
しばらくは三人で行動しなければならないがこの世界にも多少は慣れてきたのでなんとかなるだろう

フーキが離れたことにより寄り道、と言っては何だが山を登ることにした。
どうやらここの敵はかなり強いらしい、進行の足を止めて個々人の力量をアップされるには持って来いだろう。
険しい山を登る中フーキから漏れ聞いた話を思い出す。

どうやら今回フーキが案内役を頼んだのは以前あったチハヤという少女のパーティらしい
そこは顔見知りの少女ということもあって心配はしていない。

問題はその後に聞いた話だ、どうやら一揆に参加している一部のパーティが他のパーティに襲いかかっているらしい
共に王と戦う仲間が同じ仲間と戦うとは……なんとも嘆かわしことだ。
だがこちらも自分たちで手一杯、身内が手を出されない限りは見ていることしかできない。
そういった気持を悶々とさせながら歩みを進めていく。