そう言って仔犬は箱をカパッと開く。

・・・中には、形容し難きチョコの様なモノが収まっていた。

酷く歪で冒涜的な形状のそれは、見ているだけで嫌悪と吐き気を催す程である。
食物にあるまじき幻覚的極彩色が、その前衛芸術の如き禍々しさに狂気をも添えている。
これを見た者は、例えば何かの死骸や、群れ集まる蟲の集団のような、おぞましい何かを連想するだろう。

視界に収めるだけで精神的不安を覚えるそのチョコは、更に妙な芳香を放っている。
・・・・否、芳香と言うのは正確ではない。これは最早"瘴気"とさえ呼べるモノだ。
墓場の臭いとも鉄の錆びた臭いとも、腐った卵の臭いともヒトの死骸の臭いとも言えない。
しかしその全てを混ぜ合わせたかのような余りに凄惨な香りが辺りに広がる。

"おぞましい"と言う言葉にさえ美点を感じる程の、見る者に根源的恐怖を与える物体だ。

材料は辛うじてカカオのようだ。

　アイコンタクトで会話する二人

可愛らしく思う心を抑え込む

そして雑巾絞りという言葉にビビる

ジリジリと距離を詰めていく、
特に抵抗されなければ小脇に抱えられて思う存分モフりつくれさてしまうだろう。

妖精たちはすごく適当に話してるのであんまり本気に相手すると疲れるだけかもしれない。
そもそもダッシュウッドごっこというのがよくわからない。

主に性癖に左右される。