ItemNo.6 雑草サラダ に ItemNo.8 骰子 を付加しようとしましたが、武具/防具/装飾以外には付加できません。

—ただの日記—






○月×日

早朝訓練。

訓練といっても基本的なことである。
剣の素振りや体力訓練。

精神集中。

大剣を頭上まで持ち上げ。

ゆっくり時間をかけて、徐々に徐々に降ろしていく。

剣先が視線の前にピタリととまるまでゆっくりと。

そして、また時間をかけて剣を持ち上げる。

繰り返す。


訓練が無駄になることはない。

タイガーも言っていた。

「タダでは止まらへん・・・
敗北から得るモノもあるハズや・・・！」

少しずつで良いのだ。

ちょっとずつ前に進むとしよう。









○月△日

突然ベルが焦った様に駆け寄ってきた。

「トラ吉さんとのコンビがまた面白い」「うまい。あと顔芸ww」「なんでもない屋（仕事無い）」「話を聞いてくださーい」「うおおおアクセル全開！ここでインド人を右に！」「アイコン少ないのになんでこんな面白いんだ」「もう色々とずるい」「くっそｗｗｗｗ」「アイコンいいなあ」「アイコン芸」「150km/h」「最初見たときはすごい力を持った人物に見えた」「毎回腹筋を部位破壊されています。」

ブロロロロロロ(60km/h)























ゴン！！(激突)

吐き出したにんじんがどくにんじんにクリティカルヒット！
打ちどころが悪かったらしく、意識を失い倒れてしまった。

すると…にんじんの目口を模した穴からもやのようなものが湧き出てきた…。
それは宙でひとかたまりに集まり、どくにんじんのような形を成していく……

にんじんの体は特に変わりなく、トートの体も同様である。
強いていえば、体の中のにんじん力が少し弱まったかもしれない………。

そうしているうちに遠くから足音が聞こえてきた。
少年が走りながらこちらに近づいてきた。

にんじんの容態を確認することなく、倒れているだけで死んでいると決めつけたらしい。
少年に精神体のにんじんは見えてないようだ。

ちなみににんじんに脈はないし呼吸をあまりしないので生存確認はしづらい。
色が濃く鮮やかで肌がなめらかなものは鮮度の良いにんじんである。
どくにんじんの斑点も色が濃いほど（いろんな意味で）質が良い。

剥き身のナイフを取り出し、刃先をトートへ向ける。
ひとっぱしの戦闘経験のあるものであれば、少年の脚が怒り以外の感情で震えていること、
またナイフは脅しであり人を刺すことはできないことがわかるだろう。